不妊の悩み

自然に妊娠したいが、良い方法はありますか?

不妊治療までは考えていなくても、妊娠を望んでいる人は多いです。
そのような人はどんな方法を試していけばよいのでしょうか。
そんな結婚3年目の人からの相談に、看護師さんからアドバイスをもらいました。

相談者さんからの相談:「妊娠するためにタイミング法をしていますが、まだ妊娠しません。」

結婚して3年経ちました。その間、子どもが欲しいと思い病院へ行きましたし、検査も一通り受けております。人工授精以上の高度な治療は受ける予定は今のところないので一般的な検査のみでしたが、異常はありませんでした。タイミング法は何度か試しましたが、着床すらしたことがありません。毎月定期的に来る生理にがっかりしてしまいます。私のような人はたくさんいると思います。高度な治療を受ければまた違うのかもしれませんが、金銭面も含め夫婦でそこまでしたくないからです。でも子どもはほしい。正直矛盾はしていると思います。できることはしておきたいと思い、体を整えるということをしたいと思うのですが、何をすればいいのかわかりません。(30代・女性)

タイミング法をもう少し続けてみましょう。

タイミング法に加えて、基礎体温なども記録していくと妊娠の可能性が高くなります。
また、食事もバランスを意識してできる範囲で気を付けてみましょう。
そして、いつ妊娠してもいいように、特に葉酸を多めに摂ることを意識しましょう。なぜかというと、妊娠する4週間前から妊娠12週まで、普段の食事に加えて葉酸を400μg多く摂ると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発生リスクを減らせるからです。サプリメントから摂る葉酸が奨励されています。

人工授精の予定がないのでしたら、タイミング法を続けるしかないと思います。基礎体温と排卵検査薬を併用すると、より確実に排卵日が予測できます。妊娠しやすい時期は、排卵2日前・前日・当日・翌日の順です。バランスのとれた食事をして、葉酸のサプリメントを摂りましょう。また、充分に睡眠をとってストレスをためないようにし、好きな事で気分転換するのもいいですね。(看護師)

もし、不妊治療を行う気持ちがあるなら、早めに行動をしましょう。

原因不明の不妊症の人もそんなに珍しくはありません。
ただ、本気で妊娠したいと考えている方の場合は、早めに検査などを行いましょう。
年齢も大きな原因ですが、万が一、子宮の病気などが見つかった場合、しばらくは治療優先になり、妊活を始めるまでに時間がかかるためです。
また、妊娠前に済ませる風疹などの予防接種についても、治療を始める前にチェックしておくことをおすすめします。風疹の予防接種を受けると、2ヶ月間は避妊が必要です。

高度な治療(人工授精など)を実施しても、妊娠できない場合が多くあります。早め早めにやっていただくのが最善になります。また、一般的な検査ではなく、精密検査をしてみると卵管や子宮に原因が見つかることもあります。後はストレスを溜めないことが一番だと思います。(看護師)
自分の住んでいる地域で、不妊治療の助成を行っているかなどを調べてみるのも良いと思います。例えば、政府では、特定不妊治療支援事業として、体外受精の費用に助成金を支給しています。また、自治体によって人工授精の費用に助成金を支給しているところもあります。どちらも年齢や収入などの制限が設けられていますので、自分たちに合う条件かどうか調べてみるといいですね。(看護師)

このように、タイミング方法だけでなく、基礎体温なども併用すると妊活の効果が上がります。 また、本気で妊娠を希望するなら、助成金のことなども調べて早めに受診して相談することをお勧めします。

参考文献:
神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について 厚生労働省 (2000年)
日本人の食事摂取基準 2015年版 


2018/09/27

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