子供の年齢別の悩み

2018/09/17

注意してもお友達に砂をかけてしまう2歳児…どう対処すればいい?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

注意してもお友達に砂をかけてしまう2歳児…どう対処すればいい?

2歳になると魔のイヤイヤ期に突入し、頭を悩ませるママも多いのではないでしょうか。今回の相談者さんもその一人です。2歳の息子が砂場でお友達に砂をかけてしまい、叱っても全く言うことを聞かないと悩んでいます。こんな時どのように対処すれば良いのでしょうか。専門家に聞いてみました。

2歳児のママからの相談:「公園でお友達に砂をかけてしまう」

天気の良い日には息子と近くの公園に行っています。砂場遊びが大好きでほとんど砂場で遊んでいますが、他の子どもがやってくると砂をかけてしまうので困っています。その場で叱っても全く言う事をきいてくれません。砂をかけられた子とお母さんには私が謝っていますが、息子は砂場を独り占めしたくて砂をかけることをやめません。私の叱り方が緩いからなのでしょうか。叩いてでもやめさせるべきなのでしょうか。(20代・女性)

感情コントロールがまだ出来ない2歳児。大事なのは「共感」

2歳はまだ感情コントロールが出来ないようです。子どもの気持ちに共感を示しながら話してあげるのが良いとのアドバイスが寄せられました。

天気の良い日は公園に連れて行ってあげているのですね。お子さんはとても楽しみにしているのではないでしょうか。叱り方が悪いわけでも、お子さんが悪いわけでもありません。しかし、命に関わるような危険な行動に出た時はしっかりと叱ることも必要です。(看護師)
2歳といえば脳の機能が未熟なため、自分の気持ちを上手くコントロール出来ません。言葉だけで自分の気持ちを表現することも難しく、今は砂をかける等の攻撃的な行為でしか意思表示が出来ないのでしょう。(看護師)
2歳はイヤイヤ期が始まり、思い通りにいかないと泣いたり癇癪を起こしたり、対応に一番困る時期です。それは自分の感情や欲求をコントロールする前頭葉が未熟だからです。独り占めしたいのに共有しなければいけない状況で欲求を行動で現す場合もありますし、お友達に興味があるのに近づき方がわからずに意地悪をしてしまう場合もあります。(看護師)
イヤイヤ期に大切なことは「共感」です。子どもの行動の意味や感情にも共感の姿勢を見せることが大切です。子どもが泣いたり癇癪を起こしたりしている時に話しても理解出来ません。子どもが落ち着いて親の言葉を聞く状態になったら、感情のままに怒るのではなく、真剣な顔でお話してあげましょう。(看護師)

なぜ嫌か「理由」を聞いて。ママ相手に貸し借りの練習を

なぜ嫌なのか理由を聞いてあげて、ママと一緒に貸し借りの練習を始めるのが良いとの声もありました。

子どもが砂をかけてしまう理由を聞いてみたことはありますか。「怒らないからこっそり教えて」と特別に話したくなる環境を作ると、すんなり教えてくれることがあります。砂をかけたくなってしまう思いを受け止め、公園に行く前に約束を一つだけしてみましょう。最初から砂をかけないようになるのは難しいので、回数が減ったり何か他に我慢出来たり、小さな変化を見つけて褒めてあげましょう。(看護師)
怒鳴ったり叩いたりすると、子どもにとっては「恐怖」しか残らず、なぜしてはいけないのか、どうするべきだったのかを理解出来ません。砂や物を投げた時は一旦その行為を制止し、場所を変えて叱ってあげると良いでしょう。(看護師)
2~3歳は保育園や公共の場での遊びから社会性を養う時期です。お友達と一緒に遊ぶ時はどうしたら良いか、自分が欲しいものがある時はどうしたら良いかを、経験や葛藤、親の対応から学んでいきます。子どもには砂や物を投げることはいけない「理由」を伝えましょう。普段から「ダメ」「しなさい」など命令口調で怒ってしまうと、本当にダメなことは何か、なぜダメなのかを理解出来なくなるので注意しましょう。(看護師)
2歳の子どもは、自分という存在がはっきりとわかるようになり、親の言うことと自分のやりたいことが違うということがよくわかってきます。また、2歳は一人遊びや平行遊び、傍観遊び等、お友達と一緒に遊んでいるように見えますが、ほとんどが単独で成り立っている遊びです。これからお友だちとルールを作って遊ぶようになり、今ちょうど学んでいるところです。(看護師)
1歳頃から自我が芽生え、個人差はありますが自己主張や独占欲も強くなります。お子さんが砂遊びが大好きで砂場を独り占めしたいという気持ちも、成長の過程で起こる自然なことです。その場で注意されているようですが、砂場以外の普段の生活の中で物の貸し借り等は出来ますか。まずはお子様に公園や支援センター等の遊具やおもちゃはお友達みんなで使うものだとわかってもらいましょう。(看護師)
お母さんが相手になって、あまり執着が強くないおもちゃの貸し借りをすることから練習してみて下さい。「一緒に遊ぼう」「貸して」「どうぞ」等の言葉と意味を繰り返し教え、場所や物を他人と共有する経験をたくさんさせてあげて下さい。この時、「貸して」と言われたら必ず貸さないといけない訳ではなく、嫌な時は「待って」「あとで」等、言葉を使って一時的に拒否する方法も教えてあげて下さい。(看護師)
自分自身が大好きな場所やおもちゃで満足するまで十分に遊んだ経験が少ないと、他人に物を貸しても良いと思える余裕や優しい気持ちは生まれにくいです。独り占めしたくなるくらい大好きな砂場で、他のお友達と一緒に遊べるようになるまでは時間がかかるかもしれませんが、子どもは経験の中で学んでいきます。長い目で見て、根気強く伝え続けて下さい。(看護師)

子どもは十分に遊んだ経験がないとお友達に譲ることが出来ないようです。また叩いて叱ると子どもにとっては恐怖しか残らず、なぜ叱られたのかを理解出来ないままになってしまうので控えた方が良いとの意見もありました。


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