不妊治療のタイミング

妊活(タイミング法)における年齢の影響はありますか?

妊活中のママにとって、妊娠できる確率がどのくらいなのかは気になるところです。今回は妊活を始めたママから、タイミング法のみで妊娠できる確率は年齢によってどのくらい違うのか知りたいとの相談です。専門家は何と答えているでしょうか?

ママからの相談:「年齢によって、タイミング法のみの妊娠確率はどのくらい違うの?」

最近夫婦で妊活を始めました。 すでに子どもはいるのですが、保育園の優先順位の関係や年齢的なことも考えて、すぐに子どもが欲しい状況です。 上の子は20代半ばで妊娠したこともあり、妊娠できないことで悩んだことはありませんでしたが、今は30代に入り妊娠する力が落ちているのではないかと不安になっています。
子どもにも習い事でお金がかかり始めた時期なので、妊活にかけられる費用も多くはないためタイミング法でできたらいいと思っています。 25歳で妊活した人と30歳で始めた人とではタイミング法のみで妊娠できる確率はどのくらいなのでしょうか。(30代・女性)

タイミング法による妊娠率は20代後半から低下します。

タイミング法による妊娠率の調査によると、20代後半から妊娠率が低下するとのこと。タイミング法を試みなければもっと妊娠率は下がる結果に。

おっしゃる通り年齢を重ねると自然妊娠率は低下していきます。日本のある医療研究センターのタイミング法による妊娠率の調査によると、19~26歳がピークで50%・27~34歳では約40%・35~39歳では約30%で、20代の後半から妊娠率は低くなるという結果が出ています。これはタイミング法による妊娠率で、タイミング法を試みなければもっと低い結果になります。(看護師)

2人目不妊の可能性。不妊外来で相談だけでもした方がいい。

1人目の出産後、一定の夫婦生活を送っていても1年以上妊娠に至らない場合は、2人目不妊とのこと。不妊外来で相談だけでもした方がいいとのアドバイスを頂きました。

女性側だけでなく、男性も30歳を過ぎると精子の奇形・運動率低下・数の減少などのリスクが高まります。日本産科婦人科学会では、1人目の出産後、生理が再開し一定の夫婦生活を送っていても1年以上、妊娠に至らない場合は2人目不妊と定義しており、不妊治療の対象になります。費用の問題もあると思いますが、一度、不妊外来で相談だけでもした方がいいと思います。(看護師)

1年適切なタイミング法で妊娠しなければ受診を。

20代半ばと30歳でのタイミング法の妊娠確率はそれほど変わらないとのこと。1年適切なタイミング法で妊娠しなければ、何らかの原因がある可能性が高いので受診をした方がよいとアドバイスを頂きました。

25歳と30歳ともに適切なタイミング法のみで1年以内に妊娠できる確率は、約90%とされています。逆に排卵時期に適切にタイミングをとっても1年以内に妊娠しなければ、2年目にタイミング法で妊娠できる可能性は10%以下となります。そのため、1年適切なタイミング法で妊娠しなければ何らかの原因がある可能性が高いので受診をお勧めします。(看護師)

妊活期間が半年でも婦人科に受診したほうがいいケースも。

早い段階で受診をしたほうがよいとされる場合もあります。

女性の年齢が38歳を超える場合は半年間妊娠しなければ不妊を疑って病院へ行った方が良いでしょう。女性の年齢が35歳未満でも、月経不順の人やクラミジアに感染したことのある人は、半年で受診するのがよいかもしれません。(看護師)

基礎体温をつけて、可能なら排卵検査薬を使用して。

適切なタイミング法を行うためには、基礎体温をつけて、可能であれば排卵検査薬を使用すると良いとアドバイスを頂きました。

タイミング法を行うのであれば、排卵時期には毎日~2日毎にタイミングを取る事、基礎体温をつけること、可能であれば排卵検査薬を使用すると、タイミングをより取りやすくなりますので活用してみるのも手です。30代でも前半であれば20代と妊孕性には大きな差はないので、旦那様と協力し合ってタイミングを取ってみましょう。赤ちゃんを授かることを願ってます。(看護師)
まとめ

2人目不妊、タイミング法ともに正しい知識を身に着け、受診も含めてベストな方法をとることが、赤ちゃんを授かることへの第一歩になるようです。

参考文献 :
辰巳 賢一最新 不妊治療がよくわかる本 日本文芸社 2011年 発行
成田 収不妊治療 体外受精のすすめ 南山堂 2015年 発行


2018/11/02

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