授乳の基礎

体力の限界が…夜間授乳を終わらせる方法はないの?

赤ちゃんの夜間授乳の間隔がなかなか開かないことに悩むママからの相談です。産院の方針で、ミルクは与えずに母乳のみで育てていることから体力の限界を感じています。専門家はどのように答えているのでしょうか。

生後2ヶ月の赤ちゃんを育てるママからの相談:「夜間授乳が辛い」

子どもの夜間授乳が辛いです。子どもは日中は3時間程授乳間隔が開く時間が出てきたのですが、夜間は1時間半で起きてしまったり、ひどい時は30分間でまた泣き出すことがあります。
産院の方針でお腹が空いて泣いてもミルクは与えず、母乳を吸わせるようにと言われているため、母乳は少量しか出ておらず、明らかに足りないのにミルクにも頼れません。母にも助けてもらっていないため一人で対応していますが、もう体力の限界が近づいているように思います。寝られるときに寝て家事は後回しと言いますが、実家ではない人は本当にそんなことをしたら家が回らなくなります。
いつまでも夜間授乳するわけではないことは分かっていますが、いつまで続くかわからない先の見えない生活が辛いです。夜間授乳を終わらせる方法はないでしょうか。(30代・女性)

疲労やストレスから母乳の分泌が減っている可能性も

母乳はミルクに比べて消化が早く、生後間もない赤ちゃんへの授乳は1~3時間が生理的範囲とのことです。ただし、30分間隔というのは母乳が足りていない可能性があり、母乳の分泌不足は疲労やストレスが原因として考えられるようです。

授乳間隔には個人差がとても大きいです。一般的に、母乳の消化速度は約1時間半から2時間、ミルクの消化速度は約3時間とされています。母乳の消化時間はミルクより早いのです。 そのため、いったん授乳が終了しても次の授乳が始まるまでは1時間程度の場合があるといえ、1~3時間ごとの授乳は生理的範囲といえます。ただ、質問に書かれているように、赤ちゃんが授乳後30分で泣くとなると、確かに母乳が足りていない可能性はありえます。(看護師)
母乳育児に体力の限界を感じておられることから、母乳育児に強いストレス・疲労を感じていると思います。ストレス・疲労は母乳の分泌を悪くしますので負の連鎖に陥ってる状態といえます。(看護師)

体力を回復させるためにもミルクを活用しましょう

体力を回復させることを優先して、ミルクを足してみるようアドバイスがありました。

産院の方針でミルクを足せないとのことですが、子育てをしているのは産院ではなく貴方自身です。夜間授乳を全くしないというのは、現在の月齢の赤ちゃんを育てていく上では無理ですが、どうしても辛ければ夜間のみミルクに切り替えてみてはいかがでしょうか。ミルクを足して3時間はママもしっかりと睡眠を取って休むことで、心身ともずいぶん余裕がうまれると思います。赤ちゃんにミルクを与えることは、悪いことではありませんよ。(看護師)
毎回、ミルクを足すのはやめておいて、まずは夜間辛いときに足してみましょう。量は体重等にもよりますが、20~40ccでいいと思います。(看護師)
それでも、ミルクを自分で判断して飲ませるのが怖いときは、素直に自分の通っている産院に「母乳だけで育てるのが辛いのでミルクをあげたい」と相談しましょう。(看護師)

産後間もない赤ちゃんの育児と家事を一人でこなし、夜は夜間授乳で休むことができないとなると、心身ともに疲弊することと思います。夜だけでもまとまった休養が取れるように母乳のみでなくミルクを活用してみましょう。


2018/09/29

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