会陰切開の傷

長引く会陰裂傷の痛み…いつまで続くの?

長引く会陰裂傷の痛みに悩む女性からの相談です。出産時に会陰切開が間に合わず、大きく裂けてしまい肛門まで縫合する必要がありました。産後半年が経過しても未だに痛みがあり、このまま治らないのではと不安に感じています。専門家はどのように答えているのでしょうか。

産後6ヶ月の女性からの相談:「痛みが長引いています」

出産する時に、会陰切開が間に合わず大きく裂けてしまいました。そのため肛門の方まで縫合する必要があるぐらいひどい傷跡になってしまったようです。もう半年たつのに、いまだに縫合した部分がひきつれたような感じで痛みがあります。
いつになったら、この痛みから完全に解放されるのか、もしかしてこのままなのではと不安になったりしています。
会陰切開の後はこんなに痛みが長引くものなのでしょうか。ママ友たちはみんな、もうすっかり傷が治っていて痛みは無いと言っているので、私だけ何か問題があるのか、考えるだけでもぞっとしてしまいます。これは正常なことなのですしょうか?(30代・女性)

会陰神経への侵襲が大きいと痛みが長引く可能性も

会陰裂傷は、傷が大きいほど会陰周囲の神経への侵襲が大きくなるため、強い痛みを感じたり痛みが長引いたりする可能性があるとのことです。

肛門や腸まで裂けてしまうと、Ⅲ度もしくはⅣ度の会陰裂傷といわれる分類になります。(看護師)
傷が大きいほど会陰周囲の神経への侵襲が大きいことからより強い痛みを感じると言われています。肛門まで裂けたとのことで、会陰裂傷がママ友さんたちより大きいので痛みも長引いている可能性があります。(看護師)

会陰裂傷の痛みは平均3.2週間で改善

会陰裂傷の痛みは、個人差はあるものの平均3.2週間で改善し、半年経過後も痛むケースは少ないようです。処置した部分に異変が起きていないかを確認するためにも一度病院で診てもらうようアドバイスがありました。

会陰裂傷の痛みは肛門まで傷が及んだ人でも、平均3.2週間で改善してきたという研究データがあります。産後半年経過してもまだ強い痛みがあるようでしたら、一度産婦人科を受診して傷の治り具合を見ていただいた方が安心できると思います。(看護師)
傷が治りにくいだけなのか、処置した部分に何か異変があるのかを確認してもらうのが一番良いです。(看護師)
会陰裂傷の疼痛に対しては、鎮痛薬を使用するのが一番効果的と言われているので、受診することがあれば鎮痛薬を処方してもらうと良いです。(看護師)

会陰裂傷の痛みは、長引くと不安に感じることと思います。疼痛に対しては鎮痛薬を処方してもらえるようなので、お早めに適切な処置を施してもらいましょう。

参考文献 :
エビデンスをもとに答える 妊産婦・授乳婦の疑問92 南江党 出版


2018/09/28

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