産後の身体の悩み・トラブル

2018/09/26

妊娠中の肋骨周辺の痛み、産後も治らない…なぜ?治るの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中の肋骨周辺の痛み、産後も治らない…なぜ?治るの?

妊娠中から肋骨周辺に痛みがあり、産後の現在も改善しないという相談が寄せられました。肋骨の変形も気になっているようです。原因は何か、改善するのかについて、専門家は何と答えているでしょうか。

0歳児のママからの相談:「脇腹の痛み、変化について」

お腹が大きくなる8ヶ月頃から胃の両脇のあばら骨のあたりに痛みが出てきました。出産後には治ると思っていましたが現在も改善しません。痛むのは骨ではなく骨に隣接している筋肉?のように感じます。また、一番下のあばら骨が外側に変形したように思います。洋服を着ていても骨がわかるほど出っぱってしまいました。身長が低くやせ形で骨盤も狭いので、お腹が前にでるしかなかったのか、ものすごく大きなお腹になったことが原因でしょうか。あばら骨が変形することはありますか。そしてこの痛みは落ち着くのでしょうか。(20代・女性)

肋骨骨折や肋間神経痛が考えられる

肋骨周辺の痛みの原因として、肋骨の骨折やヒビ、肋間神経痛が考えられるようです。妊娠によるカルシウムの欠乏や大きくなった子宮による刺激、心的要因などとの関連が指摘されています。

妊娠中から産後に肋骨周囲が痛くなる主な原因は、肋骨骨折(ヒビを含む)や肋間神経痛が考えられます。妊娠中は、鉄分やカルシウムが胎児に優先的に送られるため、妊婦さんは貧血だけでなくカルシウム欠乏が起こりやすくなります。そのため、少しの刺激(咳や転倒など)により骨折することもありますし、稀に胎児に蹴られて骨折するケースもあります。(看護師)
子宮が大きくなるにつれ、肋間に沿って走る神経(肋間神経)に刺激を与え、肋間神経痛を引き起こす可能性があります。出産したあとにも肋間神経痛が続く場合があります。また、肋間神経痛は、心的要因(ストレス・不安など)によっても起こる可能性がありますので、育児によるストレスや疲労が原因となる場合もあります。(看護師)
弱った骨が長期に渡って圧迫されれば変形することも考えられます。(看護師)

改善なければ整形外科受診の検討を

日常生活の注意点とともに、症状が改善しなければ早めに受診するようアドバイスがありました。

肋骨は固定するのが難しいので、万が一骨折していれば治療に時間がかかります。赤ちゃんを抱っこするときは同じ方向ばかりにならないようにし、重い物を抱えないようにしてください。日頃から軽いストレッチや運動で筋肉をほぐしてください。時間も経過しているようですし、痛みが改善しないようでしたら、早めに病院を受診した方がよいでしょう。(看護師)
骨折の場合は胸部コルセットの着用、肋間神経痛の場合は薬物療法が必要となることがありますので、症状が改善しなければ整形外科を受診するようにしましょう。(看護師)

妊娠中から産後にかけての肋骨周辺の痛みの原因としては、肋骨骨折や肋間神経痛が考えられるようです。産後は、赤ちゃんを抱っこするときに同じ方向ばかりにならない・軽いストレッチをして筋肉をほぐすなど痛みをやわらげる工夫をすることも大切のようです。そして症状が改善しない場合は、早めに整形外科を受診することが勧められています。


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