友達とのトラブル

3歳児の喧嘩、親は口を出すべき?子どもだけで解決させるべき?

小さい子どものお友達関係はなかなかうまくいかないこともあります。今回は3歳の女の子のママからの相談です。お友達と喧嘩ばかりしている女の子ですが、どこまで親が口を出すべきかわからないといいます。専門家からはどんなアドバイスが寄せられたでしょうか。

3歳児のママからの相談:「幼稚園での喧嘩について」

最近、幼稚園のお友達と喧嘩ばかりしているようです。幼稚園の先生から連絡があり、子どもには注意をしているのですが、一向にうまくやっていける気配がありません。娘が言うには、お友達が娘の嫌がる事をしてきて言い合いになり、喧嘩になってしまうようです。こういう場合、親はどこまで首を突っ込むべきか悩んでいます。子どもの喧嘩は子ども同士で解決させるべきなのでしょうか。それとも双方の親も交えて親子でしっかり話し合いをした方が良いのでしょうか。(30代・女性)

3歳は人間関係が広がり「社会性」を育む時期

3歳になるとお友達関係も広がり、喧嘩を通して社会性が育まれる時期でもあるようです。

特定のお友達とだけ喧嘩になるのでしょうか。子どもにも相性があります。3歳は親や祖父母との関係から、保育園・幼稚園に入園することによって先生・同年代の友達など人間関係が広がり「社会性」が育まれる重要な時期です。喧嘩をすることは悪いことではなく、その時の感情を整理し、状況を解決することで社会性が育ちます。(看護師)
喧嘩をした時に「喧嘩は駄目でしょ」「仲良くしなさい」等と喧嘩は良くないと伝えるのではなく、その時の気持ちや状況を一緒に整理してあげましょう。一方的に問い詰めたり反対にお子さんの味方をしたりせず、何が起きてどう思ったか、どう行動したかを整理してあげましょう。言語が発達した子でも、3歳では気持ちを上手く整理し表現し、消化することは出来ません。代弁して一緒に解決策を考えてあげることが大切です。(看護師)
個人差はありますが、3歳は語彙力が増え、言葉で表現する力も成長している時期です。しかし、ある程度の会話が成立するようになっても、完璧に自分の気持ちを表現したり、相手の発言を聞いて気持ちを理解出来たりするわけではありません。また、自己主張が強い時期でもあり、お互い自分の主張を通したくて3歳児同士で喧嘩が起こるのはごく自然なことです。(看護師)
自己主張をすることや、自分の主張が通らなくて泣いたり怒ったり、友達と喧嘩をすることは決して悪いことではありません。そのようなことを通して少しずつ人との関わり方を学び、社会性を身に着けていくのです。(看護師)

嫌な気持ちを受け止めて。出来たことを褒めて

子どもの嫌な思いをまず受け止めてあげるのが良いようです。

3歳になると子どもの遊び方は「一人遊び」から「ルール遊び」へ変化します。集団の中で生活するようになり、自分の思い通りにならないと喧嘩してしまうこともあります。大人と同じように子どもにも苦手な相手がいます。その一方で何かのきっかけで仲が悪かった子とも仲良く遊び出すこともあります。子ども達だけで解決出来れば良いですが、危険なら大人が助けてあげて下さい。(看護師)
まずはお子さんが嫌な気持ちをしている事実を受け止めてあげましょう。喧嘩になっても手を出さなかったり、最後は仲直り出来たり、出来ていることが必ずあるはずです。それを褒めてあげて下さい。小さなことでも出来ていることが少しずつ増えていくことが成長に繋がります。子どもの「出来た!」という気持ちが喧嘩の折り合いをつける原動力になります。(看護師)
もし喧嘩がエスカレートし、相手の子どもが一方的に叩く等、対応が酷いにも関わらず、相手の親が対応してくれていない場合、またはお子さんに問題があって謝罪したい時などは、親同士の話し合いが必要な場合もあります。しかし親同士の話し合いはトラブルに発展する可能性もあり、なるべく幼稚園で解決することが望ましいとされています。(看護師)
親が介入すると親同士の信頼関係、幼稚園との信頼関係への影響も考慮する必要があります。3歳は喧嘩をしながら成長するものと考え、親の介入はなるべく避け、喧嘩になった時は幼稚園の先生に状況の把握と解決をお願いするのが良いでしょう。(看護師)
なかなか解決しない場合は一人で悩まず、幼稚園の先生と連絡を取り合いながら進めて下さい。お子さんがお友達のせいであまりにもストレスを受けているようなら先生に伝えて対応を相談しましょう。(看護師)
まだまだ社会性が未熟な3歳児の喧嘩には必要に応じて大人が介入することも必要だと思います。まずは幼稚園の先生としっかりお話をして、どのような状況で喧嘩が起きているか整理してみて下さい。母親はいつでも我が子の味方であるべきですが、3歳児の言うことが全て正しいとは限りません。先生の話とお子さんの話を照合した上で、喧嘩にならないためにはどうすべきか、お子さんと話してみて下さい。(看護師)
お子さんと話した内容は先生にも伝えておくと喧嘩が起きた時にスムーズに対応してもらえるかもしれません。それでも喧嘩が収まらない場合、幼稚園の先生に相手の親御さんとお話する機会を持つべきか相談してみて下さい。園の方針や親御さんの考え方も様々なので、相手の親御さんに直接声をかけるより、幼稚園の先生に間に入ってもらう方が良いと思います。(看護師)
親が悩んでいる間にも子どもはどんどん成長します。気が付いたらお友達と仲良くなっていたということも十分あり得ます。まずは先生とお子さんと十分話して長い目で見守ってあげて下さい。(看護師)

喧嘩の時に何が起きてどう思ったのか、どう行動したかを親子で一緒に考えて整理してあげるのが良いようです。解決に手間取るようなら幼稚園や保育園の先生と連携を取りながら進めるのが良いとのアドバイスもありました。


2018/10/03

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