出生前検査

胎児ドックの結果は確実なものなのでしょうか?

胎児ドックを受けることができる病院が増えています。 具体的にどのような病気を見つけることができるのか、確実に異常がわかる検査なのか質問がありました。直接、医療機関には聞きにくい質問です。看護師さんに回答していただきました。

妊婦さんからの質問:「胎児ドックを受けましたが、結果は信頼できますか?」

2人目を妊娠しています。現在、妊娠34週目です。 今回の妊娠は一人目の時に出産した産婦人科ではなく胎児ドックをやっている産婦人科で出産することにしました。理由としては、主人が私よりも10歳以上年上なのでダウン症など色々と胎児に影響が出てくるのではないかと不安になったからです。胎児ドックは、妊娠中に4回やりました。しかし、胎児ドックだけでは、全ての胎児の病気を見つけることはできないとお医者さんに言われました。 少し癖のあるお医者さんで質問しずらかったのでここで質問させてください。 胎児ドックでは、見つけられない病気とは例えばどのような病気なのでしょうか?(31歳 女性)

リスクの高さを判断するのが胎児ドッグです。

胎児ドックで異常があったからといって、障害があるとは必ずしも限りません。 あくまで、異常の可能性を示す検査になります。 初めの検査として利用されており、異常があれば、さらに確率の高い検査を受ける流れになります。

胎児ドックでは、胎児の染色体異常や遺伝子異常の可能性について調べます。超音波・血液検査などで異常のリスクを検査し、異常があればさらに羊水や絨毛を採取して確定的検査が行われますが、100%全ての異常が見つかるわけではありません。確定的検査でなければ、あくまでリスクの高さを判断するものであり、胎児の異常を確定する検査ではないということです。(看護師)
一般的に胎児ドックはスクリーニング検査です。確定診断ではありません。この検査で異常があれば、出生前診断と言われる絨毛検査や羊水検査などのより確定的な診断をします。出生前診断は胎児ドックよりは精度は上がりますが100%ではありません。検査で異常がないからといって何も異常がないとは限りません。医師の言う「全ての病気を見つけることはできない」というのはそういうことだと思います。(看護師)

出産前には分からない障害の種類もあります。

視覚や聴覚の障害は生まれてから判明することがほとんどです。よって、胎児ドッグでは見つけることが難しいです。

100%正しい結果がでるわけではないということを医師は言いたかったのではないでしょうか。検査で陰性でも、産まれてみたら障害があった事例もあります。また、出生後でないとわからない疾患もあります。視覚障害や聴覚障害、発達障害などは生まれてからしばらくして発覚することが多い疾患です。これを聞いたらより不安になってしまうかもしれませんが、残りの妊娠生活を穏やかに過ごされることを願っております。(看護師)

このように胎児ドックの結果は確実とはいえませんが、羊水検査などでも100%異常が分かることはありません。また、大きくなってから障害が判明することもあります。生まれてくる前は心配でしょうが、あらかじめ、どのような検査を行うか決めた方が気持ちも楽になるのかもしれません。


2018/10/08

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