アトピー性皮膚炎

アトピーで掻きむしる息子、かゆみをやわらげる方法は?

アトピーで寝る前に全身を掻きむしる5歳児について相談がありました。かゆみをやわらげる方法について、専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

5歳児のママからの相談:「アトピーのかゆみについて」

息子がアトピーで夜眠る前に特にかゆいようで、全身を掻きむしります。血が出ても掻くのを止められません。暑いと夜中も何回か起きて掻きむしっています。お医者さんから処方された塗り薬を塗っていますが、効果があるのかどうかよくわかりません。「掻かないで」と言ってもなかなか難しいようです。かゆみを和らげるために本人ができること、また、周りの人間ができることが何かあれば教えてほしいです。どうぞよろしくお願いします。(40代・女性)

温度や寝具を工夫してみよう

寝室の温度や寝具の素材など、かゆみを少しでも抑える方法について、いくつかアドバイスがありました。

暑い環境だとかゆみは強くなりますので、寝室は涼しくなるように温度調整をする必要があります。また、凍傷に注意が必要ですが、濡れたタオルや保冷材などでかゆい部分を冷やすとかゆみを感じにくくなり次第に治まることがあります。(看護師)
また、寝具の素材が合わない場合もあります。化学繊維の含まれた寝具は軽く涼しく感じますが、それが皮膚に触れることで刺激になる可能性があります。また、寝具の清潔を保つことも大切ですので、頻繁に洗濯ができる寝具を選択するようにしましょう。(看護師)
肌を傷つけないように軽くたたいたりさすったりして、お子様が少しでもかゆみを紛らわす方法を探ってみてください。ある程度かゆみが治まってきたら、一緒にお話ししたり、音楽を聴いたりして眠くなるまで気を紛らわすのにつきあってあげてくださいね。(看護師)
どうしても掻いてしまう場合もあると思いますので、なるべく肌への負担が少なくて済むよう、あらかじめ爪を短く切り、やすりなどを使い爪の先をなめらかにしておくと良いでしょう。(看護師)

病院と連携してきちんと治療を

かゆみを抑える工夫とともに、きちんと治療を継続することも大切だとアドバイスされています。

アトピー性皮膚炎の症状を改善させるためには、薬物療法と保湿が重要です。皮膚の炎症が強い場合にはステロイド剤の塗布が必要となりますし、皮膚のバリア機能を維持するために保湿は継続しなければなりません。工夫をしてみても痒みが強い場合は、もう一度専門医に相談するか、他の病院のセカンドオピニオンを受けるようにしましょう。(看護師)
病院から塗り薬を処方されているようですが、抗ヒスタミン薬というかゆみ止めの飲み薬があるのはご存知でしょうか?効果には個人差がありますが、お子様とご家族がかゆみでつらい思いをされているのであれば、試してみて良いと思います。副作用として強い眠気が出ることがありますが、眠る前であれば問題ないと思いますので、一度医師に相談してみてください。(看護師)

寝室を涼しくする、患部を冷やす、化学繊維の含まれる寝具を使わない、などかゆみをやわらげる方法をいくつか教えていただきました。日常での工夫とともに、病院での治療もきちんと続ける必要があるため、専門医とよいコミュニケーションをとり、よりよい治療を受けられるようにするとよいようです。


2018/10/14

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