言葉の遅れ

2歳過ぎても「パパ、ママ、バイバイしか話せない…何が原因?

お友達がお喋り出来るのに我が子の言葉がいつまでも増えないのは気になるものです。今回は2歳児のママからの相談です。未だに「パパ、ママ、バイバイ」しか話せず、自分の育て方が悪かったのではと悩んでいます。言葉が出るのが遅いのは何が原因なのでしょうか。専門家に聞いてみました。

2歳児のママからの相談:「言葉が出るのが遅い」

子どもが2歳3ヶ月になりましたが、言葉をほとんど話さないので心配です。言える言葉はママとパパとバイバイだけです。同じぐらいの年のお友達はもう普通に話しています。「何故喋らないのか」と義父母に言われるたびに心配になります。また、私の育て方が悪いと言われ、とても落ち込んでしまいます。子どもをあまり公園などに連れて行って遊ばせていないからでしょうか。そのままにしていても話せるようになりますか。(40代・女性)

個人差大きい言葉の発達。育て方とは無関係

個人差が大きい言葉の発達ですが、育て方で大きな影響を受けることはないようです。

お子さんの言葉の発達は目に見えてわかりやすいため不安になりますよね。言葉を発することに限らず、コミュニケーションはきちんと取れていますか。一般的には、2~3歳にかけて「ママ バイバイ」などの2語文から「ママ これ ちょうだい」などの3語文を話すようになります。(看護師)
基本的には2歳半くらいまで様子を見ます。言葉の発達が遅咲きの子どももたくさんいます。質問者さんの場合、少ない言語でもコミュニケーションが取れているように感じます。それはお母さんの関わり方がとても上手だからでしょう。決して親のせいで言語が遅れるということはありませんので安心して下さい。(看護師)
お子さんは、日常生活で大人と意思疎通することは出来ているでしょうか。2歳3ヶ月で単語が3つ出てきており、「お外行こう」と声をかけると玄関の方へ行ったり、「これお父さんにどうぞしてきて」等の簡単な指示に従うことができたり、ある程度会話の内容が理解出来ていれば、特別に問題視する必要はないと思います。(看護師)
言葉の発達は非常に個人差が大きく、お母さんの育て方が悪いわけではありません。なるべくたくさんの経験をさせた方が良い刺激になりますが、公園などに遊びに連れて行っていないことが言葉が遅い直接の原因とは考えにくいです。(看護師)

「会話」と「相互コミュニケーション」が重要

言葉の発達に大事なのは「会話」と「相互コミュニケーション」のようです。

2~3歳は言葉の発達の個人差が大きいです。お子さんは今はまだインプット(理解)の時期と考えましょう。お母さんの言葉や指示を理解しているなら心配はいりません。絵本やごっこ遊び等、相互作用する遊びをたくさん取り入れると良いでしょう。テレビや携帯電話などの一方的で受動的なツールは言葉の発達を妨げる可能性があります。(看護師)
指示した物を持ってくる・絵本の内容に喜ぶ等、言葉を理解している様子があれば、知能や視聴覚機能に問題はないでしょう。反対に、指示したことを理解していない・目が合わない・表情に変化がない・一つのことに執着する等、生活上で気になることがあれば、発達障害が隠れている可能性があります。子どもの様子をしっかり観察してあげましょう。(看護師)
言葉を自然に引き出すためには「会話」と「相互コミュニケーション」が重要です。お母さんが子どもの要求に敏感で、言葉で伝えなくても欲求に応えていると、子どもは言葉を話す必要性を感じなくなります。何か要求しているようであれば、まずは子どもからの発信を待ち、上手く表現出来ない場合は「お水が欲しいの?」等、言葉で代弁してあげると良いでしょう。(看護師)
私の娘も3歳直前まで言葉がほとんど話せませんでしたが、ある時から一度聞いた言葉をそのまま吸収し応用出来るくらい急激に言葉が伸び始めました。3歳頃から話し始める子もいますし、言語能力は個人差が大きいので、今は他の子と比べず、ゆっくり成長を待ってあげましょう。(看護師)
2歳頃になると、周りの友だちと比べて成長の違いがわかりやすくなります。しかし、必ず子どもは何かを伝えようとしています。今は方法を手探りで学んでいる途中です。言葉で伝えなくてもお母さんがちゃんと理解してくれるから安心しているのではないでしょうか。もしそれでも不安なら「療育」を受けてみることをお勧めします。(看護師)
療育は、必ずしも障害が確定している子どもだけが受けるものではありません。療育によって言語の発達が気にならなくなった例はたくさんあります。子どもがきちんと伝えることが出来たらたくさん褒めてあげて下さい。(看護師)
遅咲き型といって、2~3歳過ぎに急速に言葉が増えていくお子さんもいます。周りのお友達が上手にお喋りをしていると焦りも感じてしまうと思いますが、実際に言葉として発音していなくても、お子さんの中でどんどん認識している言葉が蓄積されている時期です。たくさん話しかけてあげましょう。(看護師)
言葉を話すことを意識させるためお子さんの好きなものの名前などをゆっくりはっきり発音する機会も作ってあげましょう。お母さんの口元を見て真似するかもしれません。私の子どももお喋りが遅い方でしたが、「パ・ン・ダ」と区切って話しかけると、同じように真似をして発音するようになり、そのうちに続けて話せるようになりました。勿論、お子様にも個性があり、色々試してもお話ししてくれない場合もあると思います。(看護師)
目安として3歳までに2語文が出ない場合は保健所や医療機関に相談して下さい。心配なら早めに相談して全く問題ありません。義理のご両親が心配されているようなので、実際に医師や保健師に相談した結果を伝えると納得や安心をされると思います。乳幼児期は成長発達の個人差が大きい時期です。何でも早ければ良いというわけではありません。お子様のペースでの成長を温かく見守ってあげて下さい。(看護師)

言葉は出ていなくてもコミュニケーションが取れているようであれば、焦らず、気長に待ってあげるのが良いようです。心配なら早めに専門機関で相談するのが良いとの声がありました。


2018/10/15

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)