虫・動物のトラブル

セミのおしっこが目に入っても害はない?

セミは夏の風物詩、子どもは捕まえようと夢中になります。今回は4歳児のママからの相談です。セミは逃げる時におしっこを飛ばしますが、お子様の目によく入ってしまうそうです。セミのおしっこの成分についての知識と、人体への影響についての質問がありました。専門家からの回答を見ていきましょう。

4歳児のママからの相談:「セミのおしっこが目に入った場合の影響について」

うちの息子は虫が大好きで、夏になると必ずセミ捕りに毎日のように出かけます。するとセミのおしっこが目に入るということがよくあります。対処として、水道のお水で目を洗うのですが、野外にある水道で目を洗うことに抵抗があります。いつも大丈夫かな?と思いながら洗っています。ネットなどで調べると、セミのおしっこは、ほとんどが樹液なので問題ないという記述を目にします。セミのおしっこは、目に入っても本当に問題ないのでしょうか?(38歳・女性)

セミのおしっこには基本的に毒性はない

セミのおしっこは人体への影響はないようですが、バイ菌や雑菌が付着している可能性はありそうです。また、水道水で目を洗うのは適切ではないという意見がありました。

息子さんはセミ捕りを楽しんでいらっしゃるのですね。おっしゃる通り、セミは栄養を樹液から摂っており、セミの体内で栄養が摂取され、ろ過されると尿はほぼ水のような成分になっているため人体には無害です。水道水で目を洗っているとのことですが、眼科医によっては水で目を洗うことを推奨していません。(看護師)
一般的に、特に対策の必要性は無いとされています。ですが、おしっこと聞けば気になるのも当然かと思います。通常、セミのおしっこには特に毒性はなく、成分的には、ほぼ水と言われています。(看護師)
セミの体表面にバイ菌や雑菌が付着している可能性は残るでしょう。飛び散る際に混入する場合もあるかもしれません。また、水道水での洗浄は、塩素や他の成分も入っているため、一般的に目を洗うことには適さないとされています。(看護師)

人間の自浄作用を利用しよう

セミのおしっこが目に入っても、それほど影響はないようです。人間には自浄作用があるため涙やまばたきで十分という意見のほか、万が一の対策としては、眼科受診か医薬品がお勧めとのことでした。

目を洗うことで目の表面の大切な成分まで洗い流してしまい、逆に細菌やアレルギーの原因となる成分が目の表面に付着しやすくなることもあるため、むやみに目を洗うこともあまり良くないでしょう。もともと人間の目には、自浄作用が備わっていて、涙やまばたきで目に入ったものを追い出そうとする力があるため、洗わずにそのままにしていてもまず問題はないでしょう。心配せずにセミ捕りを楽しんでくださいね。(看護師)
タオルに水を含ませてやさしくぬぐってあげる程度で大丈夫です。目が充血する、目やにが多く出る、目を痛がる等は目に炎症が起きている、異物が入っているなどが考えられますので、眼科を受診してください。(看護師)
お子さんが嫌がらなければ、薬局で販売している防腐剤不使用の人工涙液型の目薬や、目の洗浄液を使用するのはいかかでしょうか。人工涙液型の目薬には涙に近い成分が、洗浄液には角膜修復成分と保護成分が配合されているため使用してみても問題ないものと言えるでしょう。ただし、過度の使用は避け、必要な時に最低限使用することが望ましいといえます。洗眼は専用のカップを使用し、家族間での共用は避けます。また防腐剤不使用の場合、とくに使用期限を守って使い切りましょう。(看護師)

お子様が元気に遊んでいる姿を見ると、何にも代えがたい喜びを感じることでしょう。しかし、ケガや病気については誰もが気になるところです。一般的には様子見で問題ないことでも、万が一の対策はしておきたいものです。今回のセミのおしっこについては、目の洗浄液や人工涙液の目薬を準備しておくのもひとつの方法でしょう。


2018/10/31

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