皮膚トラブル

肌が弱い息子…虫よけ対策はどうすれば?

好奇心旺盛な子どもは、もちろん虫にも興味を強くもつことでしょう。成長過程においても好ましいことと言えます。今回は、1歳児のママからの相談です。息子さんは肌がデリケートなようで、気付かないうちに、水泡や皮膚かぶれの症状を引き起こしているようです。医師には虫が原因と言われているそうですが、防虫対策と害虫の知識を学ばせたいようです。では、専門家のアドバイスを見ていきましょう。

1歳児のママからの相談:「子どもに適した虫よけ方法と教育」

先日子どもの肌にぷつぷつと水ぶくれができたため、皮膚科に連れて行くと「何かわからないけれども、虫でしょう」ということでした。息子は肌が弱いため防虫スプレーなどかけることができません。防虫グッズや防虫シールなどもすぐにとってしまいます。わからないものに興味が湧く時期ですし、虫なども自分で触りに行ってしまいます。肌に虫がついても払うなどの行為がまだわかっていないのかできません。虫は危ないかもしれない、触ってはいけないということをどのように教えていけばよいでしょうか。(29歳・女性)

1歳児はなんでも触ってみたいお年頃

注意しても1歳児のお子様が一度で理解するのはなかなか難しいようです。

興味が湧いているものをだめだと伝えるのは難しいですよね。1歳では、まだ虫を触ると水ぶくれができてしまったりするということを理解することは難しいでしょう。年齢を重ねれば徐々に理解できてくると思いますが、今の年齢の息子さんに、自分で虫を避けたり払ったりする行為を求めても難しいと思います。(看護師)
1歳のお子さんは、ダメなことや危ないことを言葉で伝えても、一度ではなかなか理解できないことでしょう。触っても大丈夫な虫、触ってはいけない虫がいるのもわかりにくいですね。何でも触ってみたい、好奇心旺盛なお年頃です。(看護師)
物心が付くまで、どの虫が危険な害虫かを理解することは確かに難しいことと思います。しかし、今後のためにも、学ばせることは必要です。ですが、実際に触れたり、そばに近づいたりすることは危険が生じる可能性もあるため、必ずしも得策とは言えない場合もあるでしょう。(看護師)

状況に応じた虫よけ対策と安全な教育方法

なんでも「ダメ!」と言って、お子様の行動を制限することは簡単です。しかし、危険なものを理解するには状況に応じて体験させることも重要です。虫よけ対策としては、お肌のデリケートな子どもにも安心して使用できる商品もあるようです。

お母様も大変だとは思いますが、今の時期はできるだけ外では虫がついたら払ってあげる、触ろうとしたら他の興味があるものに気をそらしてあげるなどして対応するとよいでしょう。また、オーガニックの虫除け剤や、服にかけるタイプの虫除けスプレーがあったりするため、肌がデリケートな息子さんも気にせず使用できる商品を探してみることも良いと思います。(看護師)
だんごむしなど触っても大丈夫な虫を充分に触らせてあげ、「他の虫はやめようね」など 声をかけてあげるのもひとつの方法でしょう。生き物を触った後には、手を洗う習慣も身につけたいものです。反対に、触らない方がよい虫を触ろうとした時には、いつもより少し低い声で「イタイイタイだよ」や「チクチクするよ」など、ダメなことを短い言葉で分かりやすいように声かけしてあげるとだんだんわかってきたりします。首を横にふるなど、ジェスチャーを交えて真剣な目で伝えましょう。触ると即危険が及ぶ虫を触ろうとした時には、手を取ったり抱き上げたりして、他へ気をそらせることも必要です。 虫に刺される可能性のあるような場所で遊ぶ時は、上下長袖の服を着せることや、服に貼るタイプの虫除けシールを息子さんから目につきにくい、手が届かない場所に貼るなどしてしっかり予防をしてあげてください。(看護師)
デリケートな肌にはハーブなど天然由来のものを使った防虫がよいかもしれません。アロマの虫よけは手作りもできますが、乳幼児に使ってはいけないとされているアロマもあります。赤ちゃんにも使えると謳われている商品を選んで使うようにし、赤みやかゆみが出ていないか注意してあげましょう。言葉の理解が進めば大人の注意も理解でき、痛いからダメということもわかってきます。(看護師)
大人がそばにいて、ジェスチャーで怖がる様子を見せて行くのも一つの方法かと思います。他にも、子ども向けの毒虫特集や昆虫特集などの映像を見ながら教えて行くのはどうでしょうか。レンタルDVDやインターネット配信動画などを一緒にくり返し見るのも安全に学ぶには良いかもしれません。(看護師)
虫刺されによる皮膚かぶれや予防には、建物周辺の草刈りや不要な水たまりをなくすためにバケツや空き缶など片づけることなどの方法も有効です。(看護師)

お子様が虫に興味を持つことは、健全な発育を目指す上で、より良い影響をもたらすきっかけとも言えます。興味が持てるということは学びに繋がり、やがて成長を促すことでしょう。「危ない」と単純に教えることは簡単です。「見せない・近づかせない・除外する」を大人が行えば済むことです。しかし、「見て・聞いて・触れてみて」体験することは、教育上とても大切なことです。やがて自立するための力になることでしょう。子どもにはバランスよい教育を提供したいものです。


2018/10/25

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