不妊の原因

妊活中の夫婦生活が苦痛…どうすれば?

今回は妊活を始めて1年になる女性からの相談です。妊活は新しい命を迎える大切な営みの一つですが、積極的な妊活をする一方で悩みやストレスが多くなっているようです。問題解決のため専門家からの意見を集めました。

妊活1年目、女性からの相談:「妊活中、夫婦生活の憂鬱感」

妊活を始めて1年が経とうとしています。タイミング法をするようになって3周期目くらいから夫婦生活を苦痛に思うようになりました。排卵日前後に2回タイミングを取るようにしていますが、それ以外の日に夫に求められても、排卵や受精卵に影響してしまうのではないかと心配してしまいます。それに、HCG注射を打ってからはホルモンバランスも崩れ体調が優れません。このような憂鬱な気持ちや夫を拒絶してしまう気持ちは、妊活中のあるあるなのでしょうか?(35歳・女性)

妊活中での夫婦生活のすれ違いはよくある

性別によって、妊活時の意識にズレが生じることもあるようです。

なかなか結果が出ずお辛いですね。妊活をするご夫婦で、相談者のように女性が先に治療を開始している場合にはその影響が身体に出て辛い思いをしていたり、なかなか妊娠しないことで女性が自分自身を責めてしまったりすることが多く、ときには、鬱のようになってしまうこともあります。女性は、男性に対してなかなか協力的になってくれていないように感じたり、男性側の治療がない場合には体に影響がないことで自分自身のこととして捉えていないと感じてしまうことがあるでしょう。このように、身体や立場の違いから男性に不満を抱き、拒絶してしまう女性もいるようです。互いに意識のズレがあるとストレスもたまり妊活も足踏みしてしまうでしょう。どうすれば意識のズレを解消できるのかパートナーと良く話し合ってみましょう。(看護師)
ご相談内容を拝見すると、夜の夫婦生活に作業感が出ているようにも感じられます。夜の営みは癒される場であり、お互いを気遣い合う場面でもあります。(看護師)
本来は排卵日の前後数日のうちにタイミングを多くもつ方が妊娠の確率が高まるのですが、「排卵日」という極めて限定的なタイミングにお互い気持ちを合わせなくてはいけないというプレッシャーの方が大きくなっているのではないしょうか。メンタルは身体に大きく影響するため、男性ではプレッシャーから勃起や射精がうまくいかなかったり、女性も身体の不調や抑うつ感を抱えてしまったりする場合もあります。うまくいかないことへの不安は主治医にも伝えて、効果的なタイミング法についての正しい知識や薬の副作用についての話を一緒に聞くと良いでしょう。(助産師)

夫婦円満でこそ意味のある妊活

張り詰めた緊張感をほぐすため、一度お休みしてみるのも良いでしょう。

一度妊活のことを忘れてご夫婦2人で旅行に行ったりデートをしてみたり、リフレッシュできるイベントを設けてみてはいかがでしょうか。夫婦の関係もより良くなり、楽しんでその後の妊活に臨めることもあるため、1年間頑張っていらっしゃった質問者様もご褒美に一度お休みしてみてはいかがでしょうか。(看護師)
今は1年間頑張ってこられたことを労って、少し治療を休んでみられることもひとつの方法のように思います。リラックスすること、ストレスを溜めないことも妊活の大切なポイントです。肩の力を抜いてみましょう。肩の力が抜けてプレッシャーから解放されたときに授かったという話もよくあります。(看護師)
普段の生活にも、気を遣いすぎている方もいます。楽しい食事を心がけ、外食や旅行先でグルメを味わうのも一つの方法です。気分が晴れストレスも軽減されることと思います。今回のご相談者様の日々のご苦労は、大変なものと存じますが、一旦妊活はお休みし、夜の生活も昼の日常も肩の力を抜いて、まずは普段の生活を楽しんでみてください。(看護師)

妊娠には体調管理が大事ですが、精神面は体調にも大きく影響します。また、妊活によって夫婦関係の悪化や精神障害を併発してしまえば、幸せを迎えようとする出産や育児も円滑とはいかないでしょう。一度妊活を休憩し、夫婦でリフレッシュしたり、不安を打ち明けて効果的なタイミング法など正しい知識を主治医にたずねたりすることをお勧めします。


2018/11/18

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