帝王切開

自然分娩の途中で帝王切開を選択することは可能ですか?

出産を間近に控えたママにとっては、これから迎える出産がどのように進むのか、トラブル時の対処はどうするのか知っておきたいところです。今回は妊娠41週のママから、自然分娩でお産が進まない場合に、帝王切開への切り替えが可能か知りたいとの相談です。専門家は何と答えているでしょうか。

ママからの相談:「自然分娩の途中で帝王切開に切り替えることは可能ですか?」

一般的に分娩と言えば自然分娩ですが、自然分娩時になかなか赤ちゃんが下がって来なかったり、赤ちゃんが下がってきても子宮口が開かなかった際には内服の陣痛促進剤やバルーン、点滴の陣痛促進剤を使用するかと思いますが、その状態で1~2日かけてもお産が進まなかった際には、帝王切開を選択することは可能なのでしょうか?妊婦が自然陣痛でも陣痛促進剤による陣痛であっても陣痛に苦しんで疲れきっていて帝王切開を希望しても、病院としては自然分娩にするものなのでしょうか?(30代・女性)

本人が帝王切開を希望することはできますが、医師の判断で決まります。

自然分娩でも分娩に時間がかかる場合など、状況によっては医師が判断して帝王切開への切り替えは可能とのことです。

緊急帝王切開になるには色々な原因がありますが、陣痛が始まっても、胎児が下りてこなかったり・子宮口の開きが悪い場合・バルーンや陣痛促進剤を使っても分娩が進行しない場合・破水しても分娩が進行しない場合などは緊急帝王切開になります。分娩に時間がかかると母子共に危険な状態になる可能性がありますから、必要なときは医師が判断します。ご本人が希望をすることは可能ですが、医師が必要と判断しない場合は帝王切開はできません。なぜかと言うと、日本は保険制度があるため、手術をするには正当な理由と診断名が必要です。帝王切開は、母子にリスクがあって(病名がついて)行われますので、保険が適応されます。(看護師)

自然分娩を推奨している医師もいるので事前相談が必要です。

分娩が長引いて最終的に帝王切開になった事例はたくさんありますが、医師によっては自然分娩を推奨している場合もあるので、事前に相談するようアドバイスをいただきました。

多胎妊娠・高齢出産・逆子・妊娠高血圧症などで自然分娩が困難と判断されれば事前に帝王切開が予定されます。長時間、陣痛に苦しんで結局、帝王切開になった事例もたくさんあります。必ず自然分娩というわけではありませんが、なるべく自然分娩をという方針の医師もいますから、事前に相談されるといいでしょう。現在は、リスクを考えて多胎妊娠や逆子は帝王切開をするという流れになっています。その他は、状態をみて必要時に医師が判断します(看護師)

分娩がうまく進まない場合は帝王切開になる可能性が高いです。

何日か陣痛促進剤を使っても分娩が進まない場合は、帝王切開に切り替える可能性が高いとのこと。

母体と胎児に問題がなく自然陣痛で分娩進行がなければ陣痛促進剤を使用する可能性が高いです。何日か促進剤を使用しても有効陣痛とならず、分娩進行がない場合は分娩停止や分娩遷延という状態といえます。分娩停止や分娩遷延は帝王切開術の適応(帝王切開する理由)となりますので、何日か促進剤を使用して自然分娩を試みても分娩が進行せず、母体も疲れてきている場合は帝王切開にて出産となる可能性は大いにありえます。(看護師)

事前に帝王切開になる条件を病院に確認する必要があります。

妊婦さんが希望しても、必ずしも帝王切開になるとは限らないとのことです。事前にどのような場合に帝王切開になるのか医療機関に確認しておくと良いとのアドバイスをいただきました。

分娩停止や分娩遷延の判断をするのは最終的には担当医師です。そのため、妊婦が帝王切開を希望したからといっても必ずしも帝王切開となるとは言い切れません。また、帝王切開に関して出産される医療機関の方針や適応基準もあるかと思いますので心配でしたら事前にどういった場合に帝王切開となるのか確認しておくと良いです。(看護師)

帝王切開への切り替えが可能かどうかは、医師や医療機関の方針によって異なるようです。安心して出産ができるよう、事前に確認をしておくと良いですね。


2018/11/04

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