産後の生活

産後ママに大切にしてほしい、3つの“す”

産前産後の女性にとって、大切なことはたくさんあると思います。
プレママさんだったら、栄養のある食事を摂る、けがをしないようにする、など。
産後ママさんだったら、赤ちゃんがこれからどういう風に成長していくかを調べたり、赤ちゃんの体調に気をつけたり。
おなかの中や、生まれたばかりの赤ちゃんのことを気にかけることも大切ですが、今日はママ自身にとって大切な、3つの“す”についてお話してみようと思います。

①産後ママに大切な、1つめの“す” ~水分~

産後のあなた、お水、ちゃんと飲んでいますか?
百歩譲って、お茶やコーヒーといった【水分】でもかまいません。
あなたは昨日、何mlの水分を飲みましたか?

・・・これ、即答できるママさん、少ないのではないでしょうか?

ちなみに私は、昨日1750mlのお水(ミネラルウォーター)を飲みました。
もちろん、それを覚えているわけではなく、スマートフォンの中にアプリを入れて、記録をしているのでわかるというだけなのですが。
(アプリは、スマートフォンで「水分補給 アプリ」と検索すると出てきます。
体重管理など、そのほかの機能も一緒についているものもありますし、水分補給に特化したものもあります。有料無料がありますので、お好きなものを試してみるといいと思います。)
でも、こんなふうに意識して水が飲めるようになったのも、今や息子が小学生になっているからだ、とは思います。
産後のママは忙しく、赤ちゃんの母乳やミルクの回数や量はチェックしていても、自分の飲んだ量はなかなか気にすることができません。

しかし、産後の体は、母乳だったらもちろん(おっぱいは血液ですからね^^)、仮に100%ミルクの人でも、ホルモンのバランスなどで汗をかきやすくなっていたりするので、明らかに普段より水分不足になっています。
水分不足になると、便秘になったり、母乳が出にくくなったり、肌荒れにつながったりと、あまり良いことがありません。

何より一番問題なのが、産後ママは「自分が水分不足になっている」ということに気が付く機会が奪われやすい!ということなのです。
(おっぱいはどれくらい出たかわかりにくいですし、忙しいママはしょっちゅうトイレに行きたくなると不便だな、と思って無意識に飲む量を減らしたりしてしまうこともあります。)

■水分を取り入れるためのポイント

・赤ちゃんに授乳するときに、自分も水をコップ1杯飲むことをセットにする。(できれば常温がおすすめです)
・寝室やリビングに、ペットボトルとコップを置いておいて、ふと気が付いた時に飲めるようにする。

ちょっとした工夫をして、「とにかく水を体に入れる」ということを気をつけてみてください。
もしかしたら、悩んでいた体のトラブルが、いつの間にか解決していた!なんてこともあるかもしれません。

②産後ママに大切な、2つめの“す” ~睡眠~

これは、言うは易し、行うは難し、の産後最たるものではないでしょうか。
言われて寝れたらやってるよ!という多くの産後ママのご意見が聞こえそうです(汗)。
ほんとうにそうなのですが、それでも声を大にして、「産後ママはとにかく寝てください」と私は言い続けます。

妊娠後期から、短時間感覚の授乳に備えて、体が浅い睡眠を繰り返すようになってきます。 赤ちゃんが生まれればもちろん、リアルに授乳、おむつ替え、夜泣き等で、全くもって深く眠れません!
そして、育児にはお休みがないので、週末寝だめ、のように睡眠負債のリカバリはできないのです。
しかし、睡眠が不足すると、人間の体は確実に機能ダウンし、気持ちにも悪影響が出ます。

深い睡眠、がどれくらいの時間、頻度で満たされるのかは、個人個人の性質によります。 ですが、どのママにも共通する現象として、水分と同じように、「自分が思っているより足りていない」というのが産後ママの現実なのです。

極端な話ですが、母乳のママで授乳時間が気になる方は、搾乳したものを誰かに預けるなどをしてでも、「時々、深い睡眠をとる」ということを目指してほしいのです。
完全に赤ちゃんと離れるのが難しい状況(心境)なのであれば、赤ちゃんと一緒に整体院や託児付きマッサージに行くなどもありです。

睡眠時間の長さ、というよりも、「脳を休ませる」ということを最優先に考えてみてください。
上質な睡眠であれば、1時間程度でも、びっくりするくらい体やストレスが改善します。

③産後ママに大切な、3つめの“す” ~好きなことをする~

3つめは、物理的なことではなく、産後女性の気持ちに関わる部分です。
子育てをしながら、自分の好きなことをする、というのは、難しいと感じている方も多いと思います。
確かに、子どもと離れてとか、遠くに行かないとできないとか、時間のかかることは、産後すぐには難しいかもしれません。
ただ、一日に一つ、本当にちょっとしたことでも、「好きだ」と感じることをする。
それだけで、赤ちゃんが中心の産後の世界に、自分の世界が生まれます。


・お気に入りのチョコレートを、1かけらだけ食べる
・朝、窓を開けて、ベランダに出て、風に吹かれる
・好きな歌を、イヤホンでもいいから、1曲だけ聴く

そんなちょっとした、時間にしたら数分のことでもいいのです。
自分が自分であること、自分の好きなもの、心がホットするもの、ワクワクするものを感じ続ける。
これから長く続く子育ての中で、その時間の積み重ねは、必ずママにとっての力になります。

水分(すいぶん)
睡眠(すいみん)
好きなことをする(すきなことをする)

この3つの“す”以外にも、まだまだやってもらえるといいな、ママの体と心が快適になるだろうな、ということはあります。

けれども、忙しく、今までとは違うことがいっぱいの「産後生活」。
まずは3つ、生活の中で、そういえばだいじなんだな、と思い出しながら、日々を過ごしてみませんか?


2018/10/29

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

出張・訪問産後ケアサービスオーナー・保育士熊野 薫