卵胞ホルモン

妊活のホルモン剤に副作用があるってホント?

妊活ではホルモン剤を中心に使用しますが、妊活が長引くとその分ホルモン剤も多量に使用していることになります。
今回の相談者さんは1年弱ホルモン剤を飲んでいるようですが、長引くと逆に妊娠しづらくなるという話を聞き心配になっているようです。また、身体への影響も気になっているようです。 この回答を看護師さんに説明してもらいます。

妊活中の女性からの質問:「妊活のホルモン剤の副作用はあるの?」

妊活中です。人工授精や体外受精で使うホルモン剤について不安に思い質問させていただきます。私は今人工授精段階で、クロミッドやHCG注射など続いて何か月も使用していますが、よくずっと使い続けると逆に妊娠しづらくなると聞いたことがあります。今のところ、子宮の内膜が薄くなったりとかはないようですが、1年弱薬を飲み続けています。 先生に質問するのも悪い気がしてなかなか聞けません。こんなに飲み続けて問題はないのでしょうか?少しお休みしたほうが体には良いのでしょうか?(30代 女性)

ホルモン剤で子宮内膜が薄くなるという副作用はありません。

ホルモン剤は使い続けても妊娠しにくくなることはありません。
自己判断でやめたりせずにまずは医師に質問しましょう。気になることは何でも聞いた方が、心配やストレスが減って妊娠に結びつくこともあります。

排卵誘発に使用するホルモン剤は、脳に働きかけ、女性ホルモンの分泌を促進するための薬です。長期に使用すると子宮内膜が薄くなり、妊娠しにくくなるという説もありますが、数週間で戻るため過度な心配はいらないと言われており、私が探した文献にはそのような副作用はありませんでした。症状や薬によって使用期間は異なりますし、薬の反応は個人で様々です。副作用がなければ長期に使用する場合もあります。遠慮なさらず、不安なことは主治医に相談した方がいいと思います。(看護師)

ホルモン剤は卵巣に負担をかけることがあります。

妊活で使用するホルモン剤は、排卵に影響する ものなので、長時間続けていると卵巣に負担がかかることがあります。症状がない場合でも、不安に思っていることがあるなら医師に相談しましょう。

排卵誘発剤は、卵巣を刺激して排卵を促すものになります。内膜が薄くなることはありません。妊娠がしづらくなるより、排卵誘発の薬を使用している場合には卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクが上昇します。卵巣を刺激し続けるので卵巣に負担がかかって腫れたり痛みを伴ったりするものです。そのような症状が現れた場合、中止することもあります。妊活はストレスや不安をなくしたほうがいいです。お金や時間もかかりますし、妊娠ができる可能性を考慮すると早めに相談をしたほうが両方にとって得です。(看護師)

このように妊活中に使うホルモン剤には妊娠しにくくなるような副作用はありません。 しかし、体調が悪くなったりする場合は医師に相談しましょう。


2018/12/04

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