思春期・反抗期

思春期の子どもを持つ親が絶賛した思春期コーチングのプロが教える大切な事

ある日突然、むっつりした顔で何を聞いても答えてくれない息子。
「え!どうしたの?病気なの?」と思ってしまうほど…。
「あんなに可愛かった息子の笑顔はもう見られないの!?」 思春期&反抗期を迎えたお子さんを持つママならそう思ってしまうこともあるでしょう。
ある日突然始まり、ある日突然終わるということもあるようですが、やっぱり悩んでしまいますよね。小さいお子さんをもつママさんへ、近い将来やってくるであろう子どもの思春期に立ち向かうべく、コーチングのプロから思春期の子どもとの付き合い方について、聞いてみました。

とりあえずおさらい、思春期とは?

思春期とは自分自身や家族、友達など自分を取り巻くものに対していろいろと考え・悩みを持つことです。そして同時期に心の成長に伴い、とくに家族に対して反抗的な態度をとる反抗期も始まります。
はじまる時期や程度はそれぞれですが、早くて小学4年生から中学生くらいの間に迎えるようです。

コーチングコミュニケーションとは?

コミュニケーションとは

人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。(大辞林より)

コーチングとは

相手の自発的な行動を促進するコミュニケーション技術。
人の目標や目的を明らかにし、その実現に向けた自発的な行動を引き出し、達成をサポートする一連のコミュニケーション・プロセスのこと

コーチングの構造について

話しながら、自分の言葉で気づいたり、納得する。
例えば、話し手(クライアント:子供)が話し、聴き手(コーチ:親)から質問や承認・提案することで、話し手と聴き手の間に安心感が生まれ、信頼関係が築かれます。
例えば学校から帰宅したお子さんが「ただいまー!今日も楽しかった~」という返答に「お帰りなさい~」といった感じで、「言葉のキャッチボールのボールは1つ」が正解です。でも、実際のところ私は「何が楽しかったの?テストは戻ってきた?プリントもらってきた?」とたくさん返球していました。(汗)
まずは子どもの話を全て聞き入り、話し終えて空っぽになった子どもに質問をするとよいそうです。

聴くスキル(信頼と安心)~答えは相手の中にある~

相手に話をさせるスキルのこと。聴き方は「あ・い・う・え・お」


「あい」づち:上手なあいづちで、聴かれている安心感が生まれる 「へ~、そうなんだ?」
「う」ながす:上手なうながしのことばで、真実に辿り着く 「それで?」など
「え」がお:表情・姿勢・呼吸・目線・距離など、聴くときの環境はとっても重要⇒心で聴く
「対面は緊張」を生み、「サザエさんの円卓は理想的な環境」だそうです。また、人間は何を考えているのか表情ではわからないので「真顔」が一番怖いそうです。
「お」うむ返し:相手の話のキーワードをつかむ、感情をつかむ 「猫を見つけて可愛かったんだね」

きちんとお子さんの顔を見てお話を聞いてあげていますか?料理しながら、テレビやスマホを見ながら相手をしたりしていませんか?好きな人の言葉は安心感や信頼感を感じ、逆に嫌いな人の言葉は信頼感を感じないそうです。確かに…です。

承認のスキル(自己肯定感を育む)

承認のスキルは先進国の中で、日本が一番低いそうです。


行動承認:やった事柄、結果だけを褒める。←出来事に付随する
存在承認:存在そのものを認める。その状態をありのまま認める。やろうとしたことに価値を置く。その結果を出そうと努力した事を認める。⇒コーチングではこちらを意識的に用いる

人は望む人になる「ピグマリオン効果(信じたことを実現させようとする力)」~親が使う言葉は大事です~

人は自分の信じたこと(信念)を無意識で実現させようとする。
例えば、目を閉じてください。左手にジューシーなレモン、右手には梅干しが乗っています。口の中が酸っぱい感じになってきますよね。

ネガポジ変換

例えば、お子さんの「落ち着きのない」点に困っているとします。しかし「落ち着きのない」というネガティブな言葉を、ポジティブな言葉に置き換えると「元気がいい」「フットワークが軽い」「好奇心が旺盛」と表現されます。人は他人より勝っていたいものです。だから欠けている部分(ネガティブ)にすぐ目が行ってしまうそうです。そんな考えそのものを変換することが大切なのですね。
ネガポ辞典 ネガポ辞典政策委員会、主婦の友社」が出版されているので、ぜひご参考に!

ご存じの方も多い「コーチング」、ぜひ子育てにも活かしたいですね。
魔のイヤイヤ期でお困りのママが多いと思いますが、子育ては始まったばかり。子どもの反抗は、お子さんが順調に成長している証でもありますね。これからやってくるであろう、さらなる大波を上手に乗り切るために、大先輩ママたちの知恵も授かりつつ、先手先手の子育てで、毎日の育児を楽しく、子どもと一緒に成長していきたいものですね。

今回のコーチング講師の先生はどんな方?

Pro-Supporters 代表 石川りつこ先生
http://pro-supporters.com/profile/
子育てと平行してコーチングを学ばれて独立し、現在では企業研修や大学のキャリア講座幼稚園や小中学校での保護者対象のコーチング講座など、幅広くご活躍中です。

石川先生より一言

日々の子育て、お疲れ様です!天使のように可愛い乳幼児期を過ごしている皆様には、いささか不安をあおるレポートだったかもしれません。が、それまでに信頼関係が出来ていれば、なんてことはないので、どうぞ、毎日を謳歌し、楽しんで頂きたいです。
日々、楽しめていますか?あっという間に成長してしまう彼らの「今」を、十分に味わってください!
「お母さん」という人は、家庭の太陽です。母が笑っていれば、その家庭は明るくなる、と私は信じています。今ではうるさいくらいにおしゃべりをする彼らが、思春期を迎えて言葉少なになったり、表情を変えなくなっても、いつも笑顔でいる私達につられて表情を変える?!かもしれません。今しか味わえない「今日」を、楽しみましょうね!


2018/11/16

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ石川 りつこ