産後の腰痛

産後のぎっくり腰、かかるべき診療科と授乳時の工夫は?

出産による身体のダメージが回復しないまま家事や育児をすることで、産後はぎっくり腰になりやすいようです。今回は、2人目出産後にぎっくり腰を繰り返しているママから、授乳の工夫とかかるべき診療科を教えて欲しいとの相談です。専門家たちは何て答えているでしょうか。

ママからの相談:「産後のぎっくり腰、かかるべき診療科や授乳の工夫を教えて。」

2人目を出産してから計4回、ぎっくり腰に悩まされています。1、2回目は3日ほどで良くなり、3回目は神経ブロック注射を打ってもらいました。そして4回目の現在、腰を悪くしてから1週間経っても良くなる兆しがありません。まだ下の子は授乳があり、寝る前と深夜の授乳が苦痛です。座ったままの姿勢で11kgある子供を抱いているのがつらいです。
断乳をしようにも、下の子はおっぱいがないと寝ませんし、腰が痛いので抱っこしての寝かしつけは無理です。上の子は兄弟が起きていると眠れないので八方塞がりです。私自身、欲しがるうちは母乳を与えたいという願いもあり自然な卒乳ができればと思っています。世の中のお母さんたちは、こういった状況をどうやって乗り越えているのでしょうか?整体院で電気治療をしたり整形外科で痛み止めをもらっていますが、かかるべき診療科があれば教えてください。(30代・女性)

まずは整形外科を受診して、落ち着いたら整骨院での治療も。

ぎっくり腰では、まず整形外科を受診し、症状が落ち着いたら整骨院などで治療を行うとのことです。

ぎっくり腰はまず整形外科になります。整骨院などでマッサージ・電気治療・針治療などを行う方もいます。ぎっくり腰は激しい痛みを伴いますが、骨・神経・筋肉などには異常は見られず、原因は未だはっきりされていません。予防としては重い物を持たない・長時間同じ姿勢をとらない・急に姿勢を変えない・腰を冷やさないなどがあります。(看護師)

ぎっくり腰の後は安静ではなく、できる範囲で動くことが大切。

以前はぎっくり腰の場合、安静にするよう指導されていましたが、最近はできる範囲で動いて日常生活を続けることが勧められているとのことです。

以前はぎっくり腰は安静が優先されていましたが、最近はできる範囲で動き、日常生活を続けることが勧められています。子育て中のママには難しい部分もありますが、お子さんを抱っこするとき、コルセットで腰を固定したり、添い寝の時はクッションなどで楽な姿勢をとるようにしてください。普段から、腰痛体操やストレッチなども行ってください。(看護師)

添い乳で身体の負担を軽減することができます。

腰痛時の授乳の工夫として、添い乳やフットボール抱きの体勢で授乳すると身体の負担を軽減できるとのアドバイスをいただきました。

寝る前と深夜の授乳に関してですが、夜の授乳時は添い乳をされてはどうでしょうか。添い乳はママも横になりながら授乳ができるので身体の負担が少なく赤ちゃんと一緒に休息・睡眠をとることができます。赤ちゃんもママのぬくもりを感じて安心して眠ることができます。しかし、痛い場所によっては添い乳の姿勢の方が辛い場合があります。(看護師)
フットボール抱きで授乳してみてはいかがでしょうか。ママの横にクッションなどを積み上げて、赤ちゃんをそこに寝かせるようにします。フットボールを抱えるように赤ちゃんの頭をおっぱいの方に向けて支え、授乳します。赤ちゃんの体重はクッションにかかるので、ママは少し楽かもしれません。(看護師)

長引く腰痛は他の病気が原因の場合もあるとのこと。

腰痛が長引くようであれば、他の病気が原因になっている場合も考えられるので、総合診療科での診察も考慮すると良いとのことです。

腰痛に関しては、腎臓や膵臓の炎症、尿管結石、婦人科の病気(子宮、卵巣)、大動脈瘤、腫瘍など、内臓疾患からくる腰痛や、腰椎々間板ヘルニアが原因でおこる坐骨神経痛なども考えられます。腰痛で受診されるのであれば一般的には整形外科ですが、今回腰痛が長引きつつあるのでもし他科に行かれるのであれば総合診療科で多角的に診察してもらい、本当にぎっくり腰なのか確認しても良いかもしれません。(看護師)

産後、なかなか休めないママにとって腰痛はとても辛いものです。授乳の工夫と適切な診療科への受診で1日も早く痛みが改善されるといいですね。

参考サイト:なるほど健康 腰痛 – トヨタ記念病院

2018/11/28

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