入浴

お風呂を嫌がる子ども。どう対処したらいいの?

お風呂は毎日の日課ですから嫌がられると困ってしまいますよね。今回は3歳児の子どもがいるママさんからの相談です。3人のお子さんがいるそうですが、1番下の娘さんだけがお風呂に入るのを、激しく嫌がることがあるそうです。普段は大人しく、その大きな相違にも不安を感じています。専門家からはどんなアドバイスが寄せられたでしょうか。見ていきましょう。

3歳児のお風呂嫌いを悩むママさんからの相談

子どもが3人いますが、1番下の娘だけお風呂嫌いになってしまい悩んでいます。入るように促すと泣き叫んで暴れだします。普段は大人しくていい子なのに、何故か水を怖がるんです。水を怖がる理由も特に思い浮かばず最初は叱っていましたが、泣き方が尋常ではないため放っておいた時もあります。ですが放っておくと、平気で3日以上入らないんです。上の2人は全くこういう事がなかったので、今後どうしていけばいいのか分かりません。少しずつでもいいので、改善方法があれば教えて頂けたらと思います。(38歳・女性)

お風呂が嫌いな理由を子どもに聞いてみよう

お風呂嫌いの理由はさまざまです。特に小さいお子様は、まだうまく意思を伝えることが出来ませんし、自分がなぜイヤなのかわからないこともあるので、原因を理解することは、なかなか難しいでしょう。「イヤなんだね」と子どもの気持ちを代弁すると、自分の気持ちをわかってもらえたと、気持ちの切り替えがしやすくなることも。

なぜお風呂が嫌なのかお風呂以外の時間、機嫌がよい時に、一度話してみてはいかがでしょうか。ひとつずつ尋ねてみて、あてはまるものがあればそれを改善していけば徐々に克服できると思われます。(看護師)
まずは理由を探ってみてください。お湯の温度、シャンプーボトルや洗面器等お風呂にあるもののデザイン、シャワーの勢いや水の音など1つ1つお母様から具体的に質問してみると良いと思います。もしお風呂が嫌な理由がわかれば、その嫌なことが解決できるよう努めてみてください。(看護師)
お風呂を嫌がる理由は様々にあります。シャワーが怖い、水がかかることが嫌い、シャンプーが目に入って痛い、こすられるのが痛いなど理由はたくさんあります。3人のお子さまがいらっしゃることで、お忙しいことと思いますが、少し長い期間ようすを観察することが必要かと思われます。自分の思いを安心して表現できることは、自分が大事にされているという思いにつながっていくので、根気強く子どもの気持ちに寄り添っていけるとよいですね。(看護師)
嫌がるのはお風呂の時だけですか?プールや海、川での水遊びも嫌がりますか?洗面所で顔を洗うことは嫌がりますか?お風呂の何が嫌なのか、水が苦手なのか、濡れる感覚が苦手なのか、お風呂場に置いてあるもので苦手なものがあるのか…子どもの世界は案外聞いてみないとわからないことがたくさんあります。感覚が過敏なタイプでしたら、身体が濡れたり泡が苦手だったりすることもあります。(看護師)
1~3歳頃の子どもは、自分の気持ちをどうコントロールできるかを「イヤイヤ」という形で表現しながら学んでいる時期です。それまで大丈夫だったものをある日突然嫌がるようになるといったことは珍しくありません。お風呂自体のことでなく、まったく別のことが原因ということもありますが、子どもは些細なことにもよく気がついたりこだわったりしますので、お子様の場合も何か理由があってお風呂を嫌がるようになった可能性もあります。(看護師)
3歳のお子様から細かく理由を聞き出すことは難しいと思いますが、お子様は、お風呂が嫌な理由をまだうまく伝えられない場合もあります。理由も思いつかないのに泣き叫び暴れられると叱ってしまいたくなるお気持ちはわかりますが、ただでさえ嫌なお風呂であるのに、毎回お母さんにも怒られるとなると、お子様の中でのお風呂に対するイメージが悪くなってしまう可能性があります。(看護師)
落ち着ける場所に移動して、イヤだったことを声掛けして抱きしめてあげたりして気持ちがおさまるのを待ちます。落ち着いたら「お風呂に入った後、好きなテレビが見られる」など、先にある楽しい見通しを伝えるのも気持ちの切り替えには有効なことがあります。(助産師)

楽しい空間づくりが解決への近道かも

お風呂を楽しい空間だと思わせることがお風呂嫌いを克服させる近道のひとつでもあるようです。

シャワーを使わずに洗面器で優しく流してあげる、シャンプーはしみにくい子ども用のものを使用する、泡を使用し手で優しく洗ってあげるなど、対応方法もたくさんあります。また、お風呂が楽しい場所になるように、お風呂中は歌を歌ってみたり、お風呂にしかないおもちゃを置いたりすることも効果的です。(看護師)
毎日のことですから、ぐずる相手をするのも大変ですね。毎日お風呂に入らなくても大丈夫ですので、落ち着くまではタオルで身体を拭いてあげたり、手や足を浸けたりするところから練習してみてもよいと思います。感覚が過敏なタイプでしたら、身体が濡れたり泡が苦手だったりすることもあります。粘土遊びや砂場遊びなどで様子を見てみてください。(看護師)
叱るのではなく、お風呂用のおもちゃをそろえたり、お子様が好きな歌を歌ったり、お風呂に入ったらご褒美のシールをあげるなど、お風呂に良いイメージを持てるような方法を試してみると良いと思います。(看護師)

お風呂嫌いなお子様に対して、叱ることは返って逆効果のようです。お風呂に対するイメージをさらに悪くする原因になることもあるようです。「お風呂に入ると楽しいことが待っている」と思わせるために工夫することも大切とのことです。遊びの感覚で入浴が出来れば、案外解決は近いのかもしれません。


監修者:青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。病院や地域の保健センターでの勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・出産・育児相談や女性の身体の悩みに関する相談に親身に応じ、赤ちゃんタッチ講師も務める。一児の母。


2018/12/01

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