離乳食 進め方

10ヶ月になって始まった遊び食べ…どのように対処すればいい?

多くのママを悩ませる子どもの遊び食べですが、どのように対処するのが良いのでしょうか。今回の相談は離乳食中の遊び食べについてです。生後10ヶ月を迎えて遊び食べが始まってからは食べやすいように一口サイズに切った人参などを握りつぶして遊ぶようになったといいます。どうしたらやめさせられるのかと悩むママですが、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

生後10ヶ月の子どものママからの相談:「遊び食べばかりで進まない離乳食」

離乳食を始めて4ヶ月ちょっとになります。最初の頃よりは色々なものを食べてくれるようになってきたのですが、最近は遊び食べばかりしてしまい、食事をすることよりも遊ぶことの方に関心がいってしまうようです。手掴み出来るように人参やかぼちゃ等を柔らかく煮て一口サイズにしておくと握りつぶすことが楽しいらしく、散々遊んで結局は口に入らないのです。こんな調子でいつまでも遊び食べをさせておくのはしつけの上でも良くないと思い始めました。遊び食べをやめさせるコツについてアドバイスをお願いします。(20代・女性)

遊び食べは成長の証。手掴みサイズは少なめにして

遊び食べは成長の一過程として必ず起こることのようです。手掴みサイズの食材は少なめにするのが良いとのアドバイスがありました。

10ヶ月といえばちょうど遊び食べが始まる時期です。この頃の赤ちゃんは好奇心旺盛で、気になるものがあればすぐに手を伸ばします。また、少しずつ手先が器用になってきて、おもちゃでの遊び方も指を上手に使ったり、振ったり、投げたり、転がしたりと色々なことを試しています。食事の時にも同じ様に好奇心が働き、遊びと同じ感覚で色々なことを試しているのです。(看護師)
10ヶ月頃で遊び食べが始まるのは成長の証です。触覚・嗅覚・視覚で食材を体験し、指先で潰したりつまんだりしながら脳が発達します。これは赤ちゃんの普通の反応です。赤ちゃんが大人のように座って食事に向き合えるわけではありません。子どもは遊びを通して、五感で色々学び成長します。今は遊び食べをするからと悩む必要はありません。(看護師)
食べ物の触感はおもちゃと違いますし、形もどんどん変わるので、赤ちゃんにとってはとても刺激的で面白く、夢中になって遊んでしまうのでしょう。五感を刺激することは発達に非常に良いことで、赤ちゃんは遊び食べをしながら色々なことを学んでいます。(看護師)
遊び食べをしながら手掴みで少しずつでも食べていたり、横から食べさせて食べたりするようなら十分です。お皿の中身を全てひっくり返される場合があるので、赤ちゃんの前に置いて手掴みさせるのは少量にすると良いでしょう。(看護師)
食べやすいように様々な工夫をされているのですね。お母さんの愛情がつまったご飯をつい手で触って確認したいのかもしれません。まだ10ヶ月ですので、きちんとお行儀よく食べるには、もう少し時間がかかります。全て手掴みで食べられるものにするよりは、1つだけ手掴み出来るものにしておいて、後はスプーン等で食べさせると遊んでしまうことが少なくなるかもしれません。(看護師)
赤ちゃんの目の前には、遊ばせる前提で少なめに盛り付けたものを与えて下さい。手掴み食べも重要ですが、全て手掴みで食べないといけないわけではないので、食べてほしい量はお母さんが横からスプーンであげても良いでしょう。(看護師)
10ヶ月で離乳食を手掴みで食べられるというのはとても順調な証です。きちんとお子さんのことを考えているママの愛情がよく伝わってきます。これからも自信を持って離乳食を楽しく進めていって下さいね。(看護師)

しつけはまだ早い時期。遊びと食事を分ける工夫を

10ヶ月ではまだ食事のマナーのしつけには早いようです。食事と遊びの場所を分け、食事は30分程度で切り上げるのが良いとの声もありました。

無理にお行儀良く食べることを強制すると、子どもにとって食事の時間が苦痛になってしまうため厳しくしつける必要はありません。しかし遊んでばかりで食事が進まないとお母さんは大変ですよね。遊び食べは仕方ないと割り切り、いかにお母さんがストレスなく遊び食べを見守れるか考えましょう。必ず散らかりますので、片づけが楽なようにスタイやランチョンマットを使い、床には新聞紙やシートを敷いておきましょう。(看護師)
遊び食べは成長段階で必要なことですが、食事習慣をしっかり身につけるには、遊びと食事のメリハリをつけることは重要です。遊ぶ場所と食事の場所を分ける、あるいは食事前にはおもちゃを綺麗に片付ける、食事の時間を一定にしてダラダラと食べさせないようにし、30~40分で切り上げる等すると良いでしょう。(看護師)
床もテーブルも服も毎回ベタベタにされるのはお母さんにとってストレスになります。新聞紙を敷いたり、拭きやすい椅子に座らせたり、暖かい日であればシャツ一枚になって食べさせ、片付けのストレスを最小限にすると良いでしょう。(看護師)
あくまで食事の時間は遊びの時間ではないことや食品はおもちゃではないことは伝えていかなければなりません。その際には「遊んじゃだめ!」と伝えるよりも、食材の色や形・味、食材の名前などを伝え、手やスプーンを使って「食べるもの」ということを伝えていくと良いでしょう。遊び食べはイヤイヤ期まで続きます。あまりストレスに感じずに本人の好奇心を上手く引き出しながら離乳食を進めていきましょう。(看護師)
ご飯の時間にお腹は空いている様子でしょうか。お腹がいっぱいだったり嫌いなものだったりすると、遊んでしまう傾向があります。夕飯の前のおやつが多過ぎてはいないか、夕飯を食べる時間はちょうどお腹が空いている時間なのかも観察してみて下さい。(看護師)
時間を決めて食事のリズムをつけることも大切ですが、空腹でなければ食事が進まないのは当然です。遊んでばかりで食べないようなら、次のご飯の時にはお腹が減ってたくさん食べてくれると思います。遊びに集中して食事が全く進まないなら30分程度で切り上げて下さい。(看護師)
2~3歳頃には遊び食べは必ずしなくなります。食べ物を粗末にしてはいけないとその都度伝える必要はありますが、まだ言葉を理解したり言われた通りにしたりするのは難しい年齢です。長い目で見守ってあげて下さいね。(看護師)

遊び食べは必ず起こるため、あらかじめランチョンマットやシートを敷く等、後片付けが楽になる工夫をするのが良さそうです。いずれしつけも必要になるものの、まだ10ヶ月のため長い目で見てあげるのが良いとの意見もありました。


2018/12/05

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)