食べさせ方

丸呑み傾向のある子ども、噛むことを教えるには?

離乳食を噛まずに飲み込もうとして、喉に詰まらせかけてしまうことがあるという1歳児についての相談です。噛むことをどのように教えればよいか、万一詰まらせたときはどう対処したらよいかについて、専門家のアドバイスを聞いてみましょう。

1歳児のママからの相談:「詰まらせについて」

娘が1歳になり離乳食を与えています。だんだんと大きいものや歯応えのあるものも食べさせていきたいのですが、柔らかいものに慣れてしまっているのか、あまり噛まずに飲み込もうとして、喉に詰まらせかけることがあります。食べ物の種類でどういうものを食べさせればよく噛むようになるのか、また、どのように教えれば噛むことを覚えてくれるのかというコツや、万が一詰まらせたときの確実な吐き出させ方などの対処法も教えていただきたいです。(30代・女性)

大きさや硬さを工夫しよう

丸呑みせずに歯茎で噛みつぶす練習ができるよう、食材の大きさや硬さを工夫する方法が提案されています。また、周りの大人が噛んでいる様子を見せながら声掛けするのもよいようです。

1歳ではまだ歯がすべて生え揃っているわけではないので、大人と同じものは食べられません。かといって、細かく刻みすぎると丸呑みしてしまうので、少し大きめに切ったりスティックにしたり、おにぎりなどは一口より大きめに握ったりするほうが良いでしょう。(看護師)
1歳を過ぎると手づかみ食べが始まります。それを利用して、手で掴めるけれど一口で口に入らない大きさにし、自分で適当な量を口に入れる練習をさせると良いでしょう。この時期に噛み潰せる硬さの目安はバナナと言われています。それを目安に大きさ・硬さを工夫してみましょう。(看護師)
お子様は丸呑みする傾向があるようなので、まずは柔らかい食材を歯茎でつぶせるように練習しましょう。お母さんが噛んでいるところを大げさに見せてあげてください。「カミカミ」「もぐもぐ」などという言葉も添えて繰り返し見せてあげてください。すぐに噛むようにはならないかもしれませんが、根気強く教えていくことが必要です。(看護師)

喉に詰まらせたら背部叩打法で対応を

赤ちゃんが食べ物をのどに詰まらせた場合は、背部叩打法という方法で吐き出させるとよいようです。

赤ちゃんが食べ物を詰まらせたときの対処法についてお伝えします。意識がない場合はすぐに救急車を呼んだ方がよいですが、苦しそうにしているときは、背中を5回ほど叩いて異物を吐き出させてください。指を口に入れると、嘔吐を誘発させてしまうため、あまりオススメはできません。それでもダメなときは、すぐに救急車を呼びましょう。(看護師)
もし喉に詰まらせた場合は、片腕に赤ちゃんをうつぶせに乗せ、手のひらで赤ちゃんのあごを支えつつ、頭を体よりも低く保ちます。もう一方の手のひらで背中の真ん中を数回強く叩いてください。これは背部叩打法と言い、病院や保健所で配布されるパンフレットなどに絵付きでわかりやすく載っています。必ず確認し、万が一の時に焦らず対処できるようにしておきましょう。(看護師)

赤ちゃんに噛むことを教えるには、食材の硬さや大きさに気を配るとともに、周りの大人が噛んでいるところを見せながら「もぐもぐ」などと声をかけるとよいようです。万が一喉に詰まらせてしまった場合は、保健所のパンフレットなどに載っている背部叩打法を実践し、ダメならすぐに救急車を呼ぶことが勧められています。


2018/12/08

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