外出

トイレが近い5歳、外出時にオムツをはかせて良い?

トイレが近く2時間もたない5歳児について相談がありました。外出時に汚い公衆トイレに行かせたくないためオムツを履かせることもあるようですが、その是非について専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

5歳児のママからの相談:「外出時のトイレについて」

外出する時、5歳になる息子が、トイレが近くて困っています。オムツが外れたのは3歳の頃なので、外れてからもう2年は経つのですが、今でも長くて2時間くらいしかもちません。ショッピングセンターとかならまだ平気なのですが、公園に行っている時に「オシッコー」と言われると、公園のトイレが不衛生なので私はどうしても行きたくなくて、ついオムツで外出したりしてしまいます。室内のトイレでも、小さい子はズボンとパンツを下まで下げてオシッコするので、汚れた床をひきずりそうでとても嫌です。親が潔癖症だから、ついついオムツを履かせてしまうことが多いのですが、このような癖は付けない方がよいでしょうか。(30代・女性)

頻尿症の疑いがあれば小児科受診を

小児科受診が必要な頻尿症を疑う目安についてアドバイスがありました。また、不安などからくる心因性頻尿の可能性もあるようです。

5歳の子どもの平均的な1日の排尿回数は、4〜7回です。排尿間隔が2時間より短い場合や、1日8回以上トイレに行くようであれば頻尿症を疑います。お話を伺っていると2時間おきなので、一度小児科の先生に相談してみてもよいかもしれません。勉強や運動に集中できなかったり、夜中に起きてしまったり、日常生活に支障が出るほどであれば、早めに相談してみましょう。(看護師)
特に、排尿時の痛み、血尿、腹痛、発熱の症状があったり、喉が渇きやすくたくさん飲み物を飲んでいる様子があったりする場合は早めの受診をお勧めします。(産婦人科看護師)
子どもの頻尿の原因は、膀胱炎や過活動膀胱などの身体的問題とストレスや不安から起こる心因性頻尿が多いと言われています。特に子どもの心因性頻尿は多く、睡眠中には頻尿がない・何かに集中しているときは尿意を訴えないといった場合は、これが考えられます。もともと性格が敏感な子どもであったり、一度お漏らしをしてしまったなどの失敗体験がきっかけになったりして発症することが多いと言われています。(看護師)
トイレを失敗したり、頻繁にトイレに行くことに対して親がそれを指摘したり叱ったり表情を曇らせたりなど、何らかの負担やプレッシャーをかけていることが原因となっている場合もあります。(看護師)

オムツを履かせない対応方法の検討を

オムツを履かせることは逆効果になるという指摘がありました。いつでもトイレに行けるという安心感を与えるとよいようです。

まずは、いつでも安心してトイレに行ける環境と雰囲気を作ってあげることが大切です。失敗してはいけない・外出先ではトイレに入れないからオムツをするということは子どもの羞恥心やトイレに対する不安や緊張を増強させてしまいます。公衆トイレを利用することに抵抗があるかもしれませんが、除菌シートなどを持ち歩きながらいつでもトイレを利用できるという安心感を子どもに与えてあげることが大切です。(看護師)
衛生面が気になられるお気持ちもわかりますが、オムツを履かせるのではなく、ズボンのすそをしっかりめくったり、汚れた時の着替えを持ち歩いたり、除菌シートやスプレー等で対応してみてください。(産婦人科看護師)

症状から頻尿症の疑いがある場合は、小児科を受診することが勧められています。心因性の頻尿の可能性もあり、オムツを履かせることはトイレに対する不安を増強させて逆効果になりかねないようです。公衆トイレでは除菌シートを使うなどして、いつでもトイレに行けるという安心感を与えてあげるようにというアドバイスでした。

参考文献:
こども相談室「子どもの頻尿について


2018/12/08

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