生理の悩み

経血の量が多くても大丈夫?

生理の異常は女性が抱える悩みのひとつですよね。
今回の質問者さんは、生理の時の経血の量が多いことを心配されているようですが、問題はないのでしょうか。専門家に相談してみました。

■40代女性からの相談:「経血の量が多くて心配」

生理2日目の時の経血の量なのですが、どかどかと出てくる感じがあって、ナプキンの横漏れが激しいのです。夜用を使っても、経血が横へばかり広がってしまうので、長時間用のナプキンを2時間おきくらいで交換しないと漏れてしまいます。夜も、一番長く使えるタンポンを使っているのですが、4時間くらいでいっぱいになってしまう時があります。この経血の量は多い気がするのですが、実際のところどうなんでしょうか?若いころからこんな量だったので、問題ではないのでしょうか?(40代・女性)

経血が多い=過多月経 病気の可能性も。

経血の量が多いことを「過多月経」と言います。過多月経の原因になる病気もあるので注意が必要です。

日本産科婦人科学会では、1回の生理での経血量の正常値は20~140mlとされています。それ以上であれば過多月経と考えられ、過多月経の原因である子宮筋腫や子宮腺筋症や子宮内膜ポリープ、ホルモン異常などの病気の疑いがあります。(看護師)
経血の量は個人差があるのですが、そもそも他の人がどれくらいかということがわからないのでなかなかご自身での判断は難しいですね。ご質問の内容の長時間用が2時間もたないこと、夜用ナプキンでも漏れてしまうということから、経血の量が多いことがわかります。婦人科では鉄欠乏性の貧血がある場合や、2日以上続いて血の塊が出たり、経血の量が多くなったりするような場合を過多月経と呼びます。(看護師)
過多月経には明確な量の規定がないのでなかなか判断が難しいですが、昼に夜用ナプキンを使用している、長時間用でも持たないということなどから量が多いと判断します。原因は子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなど器質的なものや、ホルモンの異常など機能的なもの、他の内科的疾患などが考えられます。(看護師)

貧血になる恐れがある

過多月経である場合、貧血症状を伴うことがあります。

過多月経の方は慢性的な貧血症状が伴うこともあります。 (看護師)
生理の時、血液が不足した状態に体が慣れてしまい症状がない場合もあります。もし、貧血の症状があるとすれば、めまい、立ち眩みなどです。貧血の程度に応じて、鉄剤の内服が必要となります。鉄剤が処方されない場合には、食事からしっかり鉄分をとることを意識することと併せて、サプリメントの服用については医師と相談しましょう。(看護師)

経血量が多ければ、一度受診をしよう

経血量が多いと病気の可能性もあるので一度婦人科に相談してみましょう。

経血量が多いのが2日目のみであり、他の日は少な目で正常に治まっていれば病気でない可能性もありますが、長年続いておられるとのことですので早めに受診をし、何か問題がないかを診断してもらった方が安心できると思います。(看護師)
体質的な原因もありますが、一度受診されることをお勧めします。(看護師)
子宮筋腫や子宮腺筋症、血が固まりにくい病気なども疑えるうえ、ナプキンの交換の頻度などからわかる経血量だけでは判断がつきません。一度病院を受診してもいいと思います。その結果次第では、お薬や手術による治療が必要かもしれません。しっかり診てもらうことをお勧めします。(看護師)

経血量が多いと病気の可能性も考えられます。貧血になっているかもしれないので、早めに婦人科に相談しておくと安心でしょう。

監修者:座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。


2019/01/21

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