水中出産

命の誕生を共有したい!自宅での水中出産のメリット、デメリットとは?

最近、芸能人などがよく水中出産を行ったと聞きますが、実際に水中出産とはどのようなものなのでしょうか。水中出産を希望している妊婦さんから質問がありましたので、看護師さんに、水中出産のメリットや気を付ける点などを教えて頂きました。

妊婦さんからの質問:「自宅で水中出産はできますか?」

2人目の子どもを妊娠中です。1人目は産婦人科医院で出産しました。その産婦人科はとてもいいところだったので、2人目もお願いしてもいいのですが、1人目と 歳が離れていることもあり、久しぶりの出産になります。子どもは1人っ子で育ち、まわりからも甘やかされて、大事にされてきました。兄妹ができる自覚もイマイチです。どうしても自覚を植えつけたいわけではありませんが、家族みんなでお産を経験して、命が生まれるところを体験して、みんなで成長できればという思いから、自宅での水中出産を考えてみているのですが、どうでしょうか。今のところは妊娠経過も順調で、夫も協力的です。(32歳・女性)

水中出産は分娩が楽になるというメリットが考えられます。

水の中だとリラックスでき、痛みも軽減できると言われています。このように分娩が楽になりやすいのは魅力的です。

水中出産には、リラックスして分娩できる・痛みが和らぐ・楽な姿勢で分娩できるなどのメリットがあります。(看護師)
水中出産は、水の浮力により姿勢を自由に変えやすく、身体や心がリラックスして痛みを軽減できるというメリットがあります。まずは、現在受診されている医師に相談してみたり、自宅での水中出産に対応している助産院がないか探してみて、お話を聞くことから始めてみてください。(看護師)

水中出産は感染症などのリスクもあります。

日本では水中出産はまだ一般的ではないことに加えて、母子ともに細菌感染などの可能性があります。

水中出産は日本ではまだ一般的ではありませんが、体が温まるので出血しやすい・細菌感染のリスクがある・赤ちゃんが温水を飲み込んでしまう・何らかの問題が生じた場合、すぐに対応できないなどのデメリットがあります。(看護師)
1999年に自宅での水中出産で産まれた赤ちゃんが、レジオネラ菌に感染し、まもなく死亡した事例もあります。(看護師)
ご自宅での水中出産をご希望とのことですが、温まることで血流が良くなり出血が多くなる可能性があったり、子宮や膣の傷口に細菌が感染したり赤ちゃんが感染症にかかってしまう可能性もあります。(看護師)

自宅で水中出産をする場合は事前準備をきちんと行いましょう。

どうしても水中出産を行いたい場合は、対応してくれる助産院などと時間をかけて話し合っておきます。
また、子どもの気持ちも考え、立ち合い出産を望むのかを家族で確認しておくと良いでしょう。

自宅で水中出産を行う場合は、病院のように出血や感染に対しての対応は難しいので、行う場合は綿密に準備を行う必要があります。まずは、現在受診されている医師に相談してみたり、自宅での水中出産に対応している助産院がないか探してみて、お話を聞くことから始めてみてください。(看護師)
もし立ち合いをするのであれば、一番に子どもの意見を聞いてください。担当の助産師とどういう方針で立ち合いさせるのか相談しておく、事前に子どもにお産の流れを説明するなどの準備を行ってください。(看護師)
自宅での水中出産の場合、水中出産をするには狭い浴室や浴槽のため、介助者が介助しにくいことも挙げられますね。その場合、介助が必要なときの対処が遅れてしまう可能性があります。

自宅での水中出産はメリットもありますが、危険な部分もあります。そのため、しっかりと準備しておく必要があります。立ち会い出産にするのかも家族でよく話し合っておきましょう。


2019/01/23

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美