頭の形

2015/06/06

乳児の頭の形に影響する「向きぐせ」…くせを治すにはどうすればいいの?

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乳児の頭の形に影響する「向きぐせ」…くせを治すにはどうすればいいの?

赤ちゃんに向きぐせがあり、そのせいで頭の形がいびつになってしまうという話はよく耳にします。生後2カ月の赤ちゃんですが、いつも左ばかり向くので頭の形が変形してきているという相談に対し、看護師さんたちがアドバイスしています。

赤ちゃんの向きぐせについての相談:「乳児の頭の形がいびつに。向きぐせを治すためには?」

2カ月の子供が、いつも寝る時に左側を向くので左側頭部が変形してきています。真っ直ぐや右に向けようとしてもすぐに元に戻ってしまい、ドーナツ枕を使用したらと家族に言われましたが、うつ伏せになった時に窒息の恐れがあるのではと使用を迷っています。向きぐせを治す方法や、平らになった頭を元に戻す方法はありますか。(20代・女性)

ドーナツ枕の使用は効果がないことも

赤ちゃんの向きぐせは、光や物音に反応するなどいくつか理由があるようです。ドーナツ枕は赤ちゃんによってはあまり効果がみられず、時に逆効果になってしまうこともあると看護師さんは説明しています。

赤ちゃんの向きぐせには、いくつか理由があります。首が座るまでは向きやすい方向に首を傾ける傾向にあり、明るい光や物音や人の声に興味を示したり、ママのお腹の中にいた時の癖で自然に同じ方向を向く場合もあります。(産科看護師)
ドーナツ枕はよく動く赤ちゃんには効果がありませんし、頭がフィットせず寝つきが悪くなったり、頭が固定されるためかえって頭の形が歪んだり寝返りができなくなったりすることもあります。(産科看護師)
赤ちゃんは明るい方や音が出る方を向きやすいですし、ママが添い寝をしているとおっぱいのある方を向きやすいです。また筋性斜頸といって、首にある胸鎖乳突筋という筋肉が収縮して頭が傾いてしまうこともあるので、次回の検診時に主治医に確認してみましょう。(内科看護師)

成長と共に解消されることも

成長するにつれ仰向けで寝ていることが少なくなると、自然と頭の形も元に戻ってくるようです。光や物音のする方を向いているようなら、ベッドの位置を変えるなどの工夫をしてみましょう。

頭の形がいびつでも脳の機能には問題ないですし、成長と共に寝返りやハイハイができるようになり仰向けの時間が減ってくれば、自然と丸みをおびた形になるので気長に見守ってください。うつ伏せ寝は、突然死症候群の原因となるため現在は推奨されていませんが、寝返りやハイハイのため首の筋肉を鍛える練習になるので、親の監視下で行う分には問題ありません。(産科看護師)
音や光のある方を見るようなら、足と頭の位置を逆にすれば右を見るようになるはずです。ベビーベッドを使っているなら、ベッドを回したり置いている位置を変えたりして、光や音が右側に来るよう工夫してみましょう。(内科看護師)
身体の下にタオルなどをしっかり入れて、自分では左に向けないようにしてみましょう。また好きなおもちゃを右に置いてあげると、自然に右を向くようになるはずです。左を向いているようなら、音を出したりしておもちゃに注意が向くようにしてあげてください。(内科看護師)

赤ちゃんの向きぐせには理由があるようなので、光や物音などを考慮しベッドの配置などを変えてみるのもよいでしょう。ドーナツ枕の使用については、赤ちゃんによってはあまり効果がないこともあるようです。


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