感染症

感染症が怖い…妊娠中にできる予防接種を教えて!

妊娠中、感染症の流行に関するニュースを目にすると不安に思う方も多いのではないでしょうか。今回は、妊娠中でも受けられる予防接種について質問が寄せられました。また、妊娠を望む場合、事前に受けておくと良い予防接種にはどのようなものがあるのでしょうか。妊娠中や妊娠前に受けておきたい予防接種について専門家の回答を見てみましょう。

妊娠6週の女性からの相談:「妊娠中の予防接種について」

妊娠中にできる予防接種は有るのでしょうか。麻疹風疹等が流行っていますが、妊娠中にかかると胎児に悪影響があると聞きます。麻疹風疹のワクチンは妊娠中には受けられないとのことですが、インフルエンザや他伝染病等の予防接種で受けられるものがあれば教えていただきたいと思います。受けられる場合は、妊娠何週までに受ければ良いかということ、また、妊娠に際して事前に打っておいたほうが良いものがあればそちらも知りたいです。(20代・女性)

妊娠中はインフルエンザワクチンを接種しましょう

妊娠中は、インフルエンザにかかると重症化しやすいとのことから、流行時期に合わせてワクチンを接種するようアドバイスがありました。また、妊娠中に接種しておくと、赤ちゃんにも効果が期待できるとのことです。

インフルエンザワクチンに関しては妊娠中でも摂取可能で妊娠中は心肺機能や免疫機能の変化から妊娠していない時と比べインフルエンザにかかった場合に重症化しやすいことがわかっています。そのため妊娠週数を問わず流行時期の開始に合わせ10~11月中には接種していただけると良いです。(看護師)
妊娠中にお母さんが予防接種をすると、赤ちゃんが産まれてから半年ほどはインフルエンザ感染を減らしてくれると期待ができるようです。(看護師)

妊娠中でも受けられる予防接種について

妊娠中でも受けられる予防接種について回答がありました。インフルエンザ以外の予防接種は基本的には控えた方が良いとのことですが、必要に応じて接種を検討しましょう。

妊娠中に接種できる予防接種には、インフルエンザ、BCG、日本脳炎、ポリオ、DPT/DT、B型肝炎、肺炎球菌、b型インフルエンザ菌、A型肝炎、狂犬病、黄熱病、コレラ等が挙げられます。(看護師)
インフルエンザ以外の予防接種については、基本的に接種を控えた方が良いものですが、質問者様が抗体を持っているのか、質問者様ご本人や身近なご家族の職場環境上の理由等でかかりやすい感染症があるのか、といった状況によってワクチンを接種する必要性が高いものに関しては受けることができるものです。特別な事情がない限りは接種する必要性は低いと思いますが、何かご不安なことがあれば医師に相談してみてください。(看護師)

妊娠を望む場合に接種しておきたいワクチンについて

妊娠前に接種しておくことで、赤ちゃんへの影響を防ぐことができる感染症があるようです。

妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響を及ぼす感染症のなかで、ワクチンで予防可能な病気には麻疹・風疹、流行性耳下腺炎(おたふく)、水痘(みずぼうそう)、B型肝炎があります。これらは予防接種を受けることで赤ちゃんへの影響を防ぐことができるので妊娠に際して事前に打っておいた方が良いといえます。(看護師)

妊娠中に接種できる予防接種については、流行期や周りの環境から必要に応じて接種を検討しておきましょう。また、妊娠を望む場合に事前に接種しておきたい予防接種については、今後の参考にすることをお勧めします。

参考:
・堀内成子 編 「エビデンスをもとに答える 妊産婦・授乳婦の疑問92」 南江党 出版 2016.09
・日本産婦人科医会 研修委員会委員 小林 康祐 (総合病院 国保旭中央病院 産婦人科部長)「妊娠・産褥期女性にとって重要な ワクチンの知識 ~最近の話題と今後の課題について~


2019/01/21

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美