月経前症候群・PMS

月経前のイライラと眠気にはどう対処したら良い?

月経前は、イライラや眠気がひどく育児どころではなくなる人も多いのではないでしょうか。ダメだと分かっていても、子どもにつらく当たってしまうこともありますよね。月経前の特有な症状にはどのように対処したら良いのでしょうか。そこで、専門家に相談してみました。

20代女性からの相談:「月経前の不快な症状の対処法は?」

1児の母です。私は子どもを授かる前からPMSがひどく、生理前になると必ずどうしようもないイライラと激しい眠気に襲われて困っています。現在、1歳の子どもを育てており、母乳をあげている間は生理もなかったため、PMSの悩みからは離れていたのですが、卒乳をしてから、再びPMSの症状に悩まされています。最近では月経前になると、育児のストレスに加えて何とも言えないイライラが重なり、子どもに強い口調で怒ってしまうことが増えてきました。また、激しい眠気で、子どもがまだ起きているにも関わらず親の私が寝てしまい、いつもヒヤリとしてしまいます。2人目の妊娠も希望しているため、ピルなどは服用したくなく、このPMSにどう対応すればいいのか、アドバイスいただきたいです。(20代・女性)

生活習慣を見直してみる

食事や生活習慣を見直すと、月経前症候群の症状を和らげることができるようです。リラックスする方法も合わせて試してみましょう。

二人目もご希望とのことなので、食生活を見直したりストレスを軽減するためのリラックス法などを行ってみたりしてはいかがでしょうか。月経前はホルモンの影響もあって、ついつい食べ過ぎたり甘いものを摂り過ぎたりと、偏った食生活になりがちです。こうした食習慣の乱れがさらに症状を悪化させる誘因につながります。まずは、バランス良く3食同じ時間帯に食べるという食生活を心掛けることからはじめましょう。イライラや不安、気分のムラといったPMSの症状の緩和にビタミンB6を摂取することが有効という研究報告もあります。(看護師)
ビタミンB6はカツオやいわしなどの魚類、にんにく、レバーなどの肉類などに多く含まれます。基本は食品から摂取するように心がけましょう。補えない分をサプリメントで補う場合には、用量用法を守って利用するようにしましょう。食事から摂りすぎることは通常はありませんが、高用量のビタミンB6サプリメントを長期にわたって摂取すると、重度の神経障害などを起こすおそれがあります。(看護師)
PMSの症状を和らげるには、カルシウムや、成人女性にもともと不足しがちなマグネシウムやカリウム、鉄などのミネラルやビタミン類といった栄養素を積極的に摂ることも必要です。アルコールやカフェインの摂取を控えること、喫煙を控えることも挙げられます。(看護師)
眠気が強いということですが、PMSの症状がある際はリラックスや質の良い睡眠が必要です。夜間に十分な睡眠がとれていないと日中も眠くなると思いますので、寝る前に入浴する、アロマをたくなど自分が心地よいと思える、好みに合ったセルフケアを試して質の良い睡眠が得られるように工夫してみてください。(看護師)

改善しなければ、婦人科に相談しよう

改善しなければ、薬の力を借りてみるのも良いでしょう。漢方薬もあるため、一度婦人科に相談してみると解決策を見出せるかもしれません。

ピルの使用以外にもPMSの症状に効果のある漢方薬なども治療に使用されていることもあるため、一度婦人科で相談してみてはいかがしょうか。(看護師)
一度症状を聞いて漢方を処方していただける病院へ受診するのもよいと思います。(看護師)

月経前症候群の症状は、必要な栄養素を摂取したり、リラックスしたり、生活習慣を見直すことで改善することもあります。それでも症状がつらいようであれば、一度婦人科に相談してみると良いでしょう。

参考資料:
統合医療情報発信サイト「ビタミンB6

監修者:青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。病院や地域の保健センターでの勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・出産・育児相談や女性の身体の悩みに関する相談に親身に応じ、赤ちゃんタッチ講師も務める。一児の母。

2018/12/22

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