多のう胞性卵巣症候群

生理不順改善のための食事制限はいつまで?

産後の悩みである体重増加は、生理不順にも影響するようです。減量のために食事制限をしているものの、続けるのは根気がいりますよね。食事制限はいつまで続ければ良いのでしょうか。そこで、専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「生理不順を改善する食事制限がつらい」

元々30日周期で生理が順調に来る体質でしたが、産後授乳をやめてから7kg太り生理の調子が乱れています。生理の周期が定まらなくなり、量がとても多くなりナプキンから溢れ出る月もあれば、おりものシートでも足りる月もあり、婦人科を受診した結果、無排卵になっていると言われました。その後、多嚢胞性卵巣症候群と言われ投薬治療と生活習慣の見直しを言われました。3kg痩せた結果症状はかなり改善されましたが、このままずっと食事制限をしなくてはならないのでしょうか?出来ることなら、ストレス発散にデザートも食べたいし好きな物を食べたいです。でも、そうすると簡単に3kg戻ってしまうのでまた多嚢胞性卵巣症候群の生理不順の症状が出てしまいますよね?(30代・女性)

体重増加は症状を悪化させる原因に

再び体重が増えてしまうと、多嚢胞性卵巣症候群を悪化させてしまう恐れがあります。症状の悪化だけでなく、将来、生活習慣病を引き起こすリスクを高めてしまいます。

脂肪が過度に増えることでホルモンバランスの乱れへとつながり、生理不順となってしまうだけでなく、多嚢胞卵巣症候群の症状の重症化や、将来生活習慣病などにもかかってしまう可能性があります。(看護師)
多嚢胞性卵巣症候群の原因はまだはっきりとはわかっていませんが、肥満は症状を悪化させる要因とされています。(看護師)
多嚢胞性卵巣症候群の症状を悪化させる原因のひとつとしてインスリンというホルモンの過剰分泌があります。暴飲暴食はインスリンの過剰分泌につながることもありますので、体重の増加に関わらず症状が悪化する可能性があります。(看護師)

食事制限を続けるために工夫しよう

食事制限を続けるためには、少し工夫が必要なようです。息抜きを設ける日を作ったり、低カロリーのお菓子を作ったりストレスが発散できる方法を試してみましょう。

食事制限はストレスが溜まってしまいますし、デザートも食べたいですよね。すべて制限してしまうのではなく、息抜きをする日も作ってよいと思います。そのような日は、食事をきちんととった上で好きなデザートを食べるというふうに、バランスの良い食事のあとに食べることがおすすめです。(看護師)
私はカロリーが低いお菓子を自分で作ったりもしていました。その中でもおからパウダーを使ったお菓子が多かったです。食物繊維が豊富なので、インスリンの過剰分泌を抑えてくれます。(看護師)

食事制限でつらい時は運動をしてみよう

食事制限だけで体重を維持するのはつらいので、運動をすると良いでしょう。ウォーキングなどの有酸素運動が有効です。

食事を我慢するばかりでなく、お子さんと一緒に散歩などの運動をしてみてもよいと思います。 (看護師)
ウォーキングは有酸素運動になるのでとても有効です。ストレス発散しながら、日々のカロリーコントロールと適度な運動を頑張ってみてください。(看護師)

生理不順の原因のひとつには肥満が影響しているようです。症状が悪化しないよう食事制限を続けるためには、少し工夫が必要です。カロリーコントロールと適度な運動で、ストレスを発散しながら治療を進めていきましょう。

監修者:山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・母子栄養指導士・サプリメントアドバイザー。株式会社 とらうべ 社員。妊婦や子育て世代へ向けた食の講習や、働く人への食生活指導を行う。一児の母。

2019/01/15

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