多のう胞性卵巣症候群

生理不順に効果のある生活習慣や食生活とは?

年齢が若く、生理不順に悩まされている方も多いのではないでしょうか。本格的に妊娠を望むようになった場合、どんなことに気をつけたら良いのでしょう。生活習慣や食生活で改善すべき点があれば、知りたいですよね。そこで、専門家に相談してみました。

20代女性からの相談:「生理不順を改善したい」

20代前半の頃から、生理不順に悩まされて婦人科では多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。それ以来、途中休憩期間を入れながら薬で生理を起こしています。昔はそこまで深く考えていませんでしたが、それなりの年齢になり、妊娠、出産を現実的に考えた時、少しでもこの症状を改善したく、効果があることをしようと思い始めました。漢方の処方などは受けたりしますが、どうしても飲み続けることを習慣づけられません。何か日々の生活の中で、効果のあることや、この食品は効果がある、またはやめておいた方がいい習慣、食べ物等ありましたから、具体的に教えていただきたいです。(20代・女性)

多嚢胞性卵巣症候群は肥満と関係性がある

多嚢胞性卵巣症候群は、肥満と関係性があることがわかっています。減量で症状が改善するかもしれません。

多嚢胞性卵巣症候群の原因はまだはっきりとはわかっていません。体質的な要因も遺伝的な要因もあるようです。色々な研究から肥満との関連性が指摘されており、インスリンの影響を受けている多嚢胞性卵巣症候群の場合は、減量することや、インスリンの過剰分泌を抑えることが症状の改善に有効だと言われています。(看護師)

まずは内服を習慣化しよう

妊娠を望むのであれば、まずは定期的に排卵を起こすことが重要です。内服する習慣をつけましょう。

まずは定期的に排卵を起こすことが大事になってくるので、妊娠を望まれるのであればご自身のためにも内服する習慣をつけてください。例えば携帯で内服アラームをかけること、カレンダーに内服の有無を記載する等習慣化させることから始めてください。(看護師)

バランスの良い食事を心がけよう

食生活で気をつけることは、バランスの良い食事です。主食・主菜・副菜のそろった食事を心がけて、食べ過ぎないように注意しましょう。

適正体重を超えていればカロリーを考慮した食事にしてください。適正体重はBMI(=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m))が18.5~25未満です。(看護師)
主食・主菜・副菜をそろえたバランスの良い食事を心がけ3食とるようにしてください。甘いものや高脂肪の物はできるだけ控えましょう。根菜、海藻類、キノコ類、豆腐に含まれる食物繊維は、インスリンの過剰分泌を抑え、満腹感を得ることにもつながります。(看護師)
食生活を見直すという点でいくつかポイントをご紹介します。まずは血糖値を急に上げないようにすることです。3食バランスよく食べることを基本にし、よく噛んで食べるようにすることや一度にたくさん食べ過ぎないこと、空腹時にはできるだけ糖質の多いものを摂らないことなどです。(看護師)
ファストフードや外食を控えることやアルコールの摂取を控えること、野菜や豆類、海藻類などを積極的に摂取することがお勧めです。(看護師)

運動や喫煙など生活習慣を見直そう

脂肪燃焼や血流促進になる運動も効果があるようです。喫煙習慣があれば、禁煙が望ましいでしょう。

適切な運動、例えばウォーキングやヨガなどがおすすめです。(看護師)
身体を冷やすことも症状悪化に繋がりますので、身体を冷やす食べ物(冷たいものや夏が旬の水分が多い食材など)を控え、適度に有酸素運動やストレッチを取り入れることなどをお勧めします。(看護師)
喫煙は生殖機能の低下を招くため禁忌です。(看護師)

多嚢胞性卵巣症候群による生理不順を改善するためには、内服を習慣づけることも大切な治療の1つです。食生活では、バランスの良い食事を心がけると良いですね。その他にも運動をしたり、禁煙を試みたり、生活習慣を見直すことが今すぐできる解決策になります。当てはまる生活習慣があれば、改善してみましょう。

監修者:山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・母子栄養指導士・サプリメントアドバイザー。株式会社 とらうべ 社員。妊婦や子育て世代へ向けた食の講習や、働く人への食生活指導を行う。一児の母。

2019/01/02

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