3歳児の気になる目つき…もしかして斜視?視力への影響は?

子どもが横を見るときに普段と目つきが違うと斜視ではないかと気になります。今回は3歳の女の子についての相談です。名前を呼んで振り返る時などに見せる目つきが気になるといいますが、手術をした方が良いのでしょうか。また、斜視だと視力に影響することはあるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

3歳児のママからの相談:「横を見る時の目つきが気になる」

3歳の娘ですが、名前を呼ばれたり後ろを振り返ったり横の物を見る時、通常よりも目の稼働域が広く、黒目の部分が目尻の方にいってしまいます。一度眼科で診察をしてもらいましたが、現状ではわからないと言われました。普段は気にならないのですが、今後もその状態が続くと目つきが悪いと誤解を招きそうで、女の子だけに心配です。手術での治療しかないのでしょうか。斜視によって視力の低下はあるのでしょうか。(20代・女性)

訓練や眼鏡で治療可能。手術が必要なケースは稀

斜視の治療は訓練や眼鏡による矯正が行われるようです。すぐに手術を要するケースは稀との声がありました。

目尻の方に大きく振れるのは片目だけでしょうか。片方の黒目が外側に寄っている場合、外斜視の可能性があります。しかし、外斜視は目を動かしている時よりは寝起きやボーっと遠くを見ている時に黒目が外側に寄ることが多いです。(看護師)
斜視の治療は、遠視や左右の視力差が大きい場合には訓練や矯正眼鏡による治療が必要となり、子どもの場合はこれで症状の進行を抑えたり改善されたりするケースが多いです。すぐに手術が必要なケースは稀ですが、眼球の傾きが大きい場合には手術が必要となる場合もあります。(看護師)
斜視に対しての治療法としては手術以外に、眼鏡を装着したり器具を使用して訓練したりすることがあります。目の位置のずれ方や目の筋肉の動き、見え方等、詳しく検査を行なった上で適切な治療法を選ぶ必要があります。(看護師)
視力は生まれつき備わっているものではなく、「見る」という行為を通して自然に訓練されて発達し、6歳頃までに完成されます。視力の成長が止まってしまう10歳頃を過ぎると、治療を行なっても反応しにくくなります。斜視をはじめ、目の動きや見え方に異常がある場合は早いうちから治療を行なうことが重要です。(看護師)

視力に影響する場合も。定期的に受診し様子見を

斜視によって視力が発達しない場合もあるようです。3歳ではまだ検査に対して正確に回答することは難しいため、定期的に受診することが大切との意見が寄せられました。

斜視は3~4歳頃に発見されることが多くなります。斜視の原因は、眼球周囲の筋肉の問題・遠視・弱視などがあり、片目の斜視により、もう片方の視力が発達せずに弱視になる場合もあります。(看護師)
視力が低下して斜視が起こることは十分に考えられます。眼科に行った時は、どちらかの目の視力が悪いと言われましたか。子どもの視力が悪いことを弱視ともいい、代表的なものに遠視と近視があります。弱視をメガネ等で矯正をしないと斜視が起こることがあります。(看護師)
現在通院中で医師から経過観察と言われているのであれば、そのまま様子を見つつ定期的に検査を受けましょう。生活の中で気になる目の動きがあれば、写真や動画を撮影し、受診の際に医師に提示すると診療の助けになります。(看護師)
普段の生活の中で顔を傾けて物を見る・目を細める・近づいて見ようとする等、斜視や弱視に関わる行動が見られた場合は医師に相談しましょう。幼い子どもは視力検査に的確に応えることが難しい場合もあり、普段の生活の中での観察が大切です。(看護師)
一度眼科で診察を受けられたとのことですが、医師の診察以外に何か検査はありましたか。3歳ということで検査を受けることが難しかったり医師が直接診察したりした結果、現状ではわからないということになったのだと思いますが、必ず定期的に受診して下さい。(看護師)
現段階では3歳という年齢もあって判断が難しいと思います。今後も同じような症状が続くようであれば、眼科の先生に相談して適宜検査など診てもらうと良いかもしれません。まだ自分の視力を上手く言葉で言い表せないと思いますが、年齢を重ねれば見え方などわかりやすく伝えてくれると思います。いずれにしても現段階では、定期的にお子さんに見え方について聞いたり観察したりして様子を見て下さい。(看護師)

視力は成長とともに発達し、10歳頃になると治療をしても反応しにくくなるようです。3歳ではまだ見え方などを言葉にすることが難しいため、今は様子を見るのが良いとのアドバイスが専門家からありました。

参考資料:
日本弱視斜視学会「弱視とは
医療法人社団 医新会「斜視
株式会社キクチメガネ「こどもの視力について


2018/12/26

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)