発達障害児の視力検査はどうすれば?視力低下を防ぐには?

携帯などでの動画視聴による子どもの視力低下を心配するママからの相談です。発達障害があり視力検査がなかなかできないことについても悩んでいるようですが、専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

10歳児のママからの相談:「子どもの視力について」

我が子は常日頃からタブレットや携帯を使って動画ばかり見ているので、視力が低下してしまうのではないか、と心配しております。私自身が学生の頃は視力がとてもよく問題なかったのですが、大人になり携帯やゲームで遊ぶようになってから、今までより確実に視力が低下してしまい、小さい文字などは至近距離で見ないと読めなくなりました。私がこのような経験をしているので子どもの視力が低下してしまわないか心配になります。私の子どもは発達障害があるため、眼科での視力検査は不可能です。学校での視力検査は受けられていますが、視力低下の心配は尽きません。又、眼科ではなかなか視力検査ができないのでどのようにしたら発達障害の子でも視力検査が受けられるのか教えてほしいです。(30代・女性)

子どもに合った方法を見つけよう

発達障害の子どもが自分に合った方法で視力検査を受けられるよう助けるにはどうすればよいか、専門家の皆さんからアドバイスをいただきました。

発達障害などで視力検査が十分に出来なかった場合には、経過観察ではなく、すぐに精密検査が可能な病院や発達支援センターの援助を受けることになっています。視力検査が適切に行われていないと感じたときには、小児眼科や発達支援センターに相談すると良いでしょう。(看護師)
眼科での視力検査についてですが、子どもによって理解度や性格が異なるため、一人ひとり良い方法が異なります。発達に関して受診している医師に相談してみたり、大きな病院であれば理解のある医師や看護師がいらっしゃるかと思いますので問い合わせてみたりしてはいかがでしょうか。(産婦人科看護師)
発達障害の子どもにとって、病院などの特殊で見慣れない環境へ適応するのは難しいことです。事前の約束と説明・練習によってイメージさせてあげることが大切です。発達障害の子どもは、状況の変化に臨機応変に対応できませんので、これから起こることを事前に説明することが大切です。また、その際には言葉だけの説明では理解できないことがありますので、カードや絵などを用いて視覚的に分かりやすく説明すると良いでしょう。(看護師)
集中することが難しいようであれば、少しずつ検査を分けて短い時間で得たデータを組み合わせるのも1つの手段ではないかと思います。発達障害の程度によって検査の方法は様々です。お家でもできることとしては、テレビなど見えにくそうにしている、物にぶつかりやすくなるなど変化を感じたら記録に残しておいてください。眼科検診などの際に、感じた変化を伝えることができれば、総合して判断する材料になります。(看護師)

動画を見たら目を休めよう

動画視聴によって視力が落ちないよう、目を守る方法についても教えていただきました。

お子様に動画を見せるときには、30~40分につき3~5分目を休める時間をとることが理想です。目を休ませるときは、遠くのものを10~30秒ほどみつめて目の筋肉をのばします。室内であれば2~3m離れたところの絵や文字を見るように促すと良いと思います。外へ出ると自然と近くより遠くを見るので、動画を見た後は外出するのも良いと思いますよ。(産婦人科看護師)

発達障害の子どもの視力検査については、専門家に相談するなどしてその子に合った方法で検査を行うことが勧められています。また、動画を見たら目を休めるようにして、視力の低下を防ぐとよいようです。

参考資料:
クーパービジョン・ジャパン株式会社「子供の視力低下とその予防


2019/02/21

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