中耳炎

何度もかかる中耳炎、予防方法は?悪化するとどうなる?

中耳炎を繰り返す2歳児について相談がありました。効果的な予防法や、悪化するとどうなるかについて知りたいようですが、専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

2歳児のママからの相談:「何度もかかる中耳炎」

中耳炎についてです。我が子は季節に関わらず中耳炎になりやすいので、罹らない環境づくりに悩んでいます。症状は、鼻水と咳が止まらず、夜は寝苦しそうです。いつも早めに小児科で診てもらい処方された薬を飲ませるとすぐに良くなるのですが、処方された薬を飲み切ってしばらくすると発症します。掃除や食べ物等には気を遣っているのですが、改善できません。保育園に預けているので他の子どもからうつされることもあるとは思っています。中耳炎の予防方法や悪化した際の影響を教えてください。(30代・女性)

早めの受診が効果的

風邪の引きはじめに、早めに受診することが大切だとアドバイスがありました。また、小児科だけでなく耳鼻科の受診も検討してみるとよいようです。

鼻と耳はつながっています。特に子どもは、耳管(じかん)が未発達で十分な長さがなく、水平に近い角度のため細菌が入りやすくなります。早めに受診する、掃除をこまめにするなどは中耳炎の予防対策に効果的です。合わせて、鼻をすする行為や強くかむ行為は悪化する恐れがあります。鼻水をかむときは、左右別々にそっと行うようにしてみてください。(看護師)
鼻水や咳のではじめで早めに受診することはとても良いことです。鼻水が出ている期間が長いと、それだけ中耳炎を合併しやすくなります。中耳炎の予防は、基本的な感染予防(うがい・手洗い・マスク着用など)で風邪を予防することからはじめますが、集団生活の中では予防しきれません。早めの受診、早めの治療が大切になります。(看護師)
普段は小児科を受診されているようですが、耳鼻科を受診されたことはあるでしょうか。中耳炎は鼻からの菌が耳に入ることで起こるので、こまめに鼻水を吸い、鼻の通りをよくしておくと中耳炎の予防になります。また、中耳炎になった時も鼻の通りの良い方が治りも早くなります。耳鼻科では鼻水を吸ってもらうことができますし、中耳炎や鼻、喉をよく診察してもらうことができるので、一度受診されることをお勧めします。 (産婦人科看護師)

悪化すると深刻な状態に

中耳炎が悪化すると、耳に水がたまる滲出性中耳炎など、痛みや難聴につながる深刻な状態になりかねないため、きちんと治療を受けることが勧められています。

中耳炎が悪化した場合は、滲出性中耳炎に発展する可能性があります。これは、耳の中に水がたまってしまう状態で、耳の痛みや耳漏・耳閉感に加え、難聴・耳鳴などの症状が起こります。(看護師)
中耳炎が悪化した場合は、内耳炎、乳様突起炎、顔面神経麻痺などを起こすことがありますので、これまで通り病院を受診してきちんと治療を受けるようにしてください。(産婦人科看護師)
処方された薬は必ず飲みきって、完全に治るまでは無理をさせないようにしましょう。中耳炎になりやすいことをかかりつけの小児科医に相談してみても良いかもしれません。薬を飲み終わった後に発症しやすいことを伝えて、薬を長めに処方してもらう方法もあります。いずれも自己判断ではなく、医師の指示に従うようにしましょう。(看護師)

中耳炎の予防のためには、咳や鼻水が出始めたら早めに受診することが大切であるようです。また、耳鼻科を受診して鼻水を吸ってもらうなどのケアを受けることも勧められています。中耳炎が悪化すると、滲出性中耳炎や内耳炎などの深刻な状態につながりかねないようです。医師に中耳炎になりやすいことを伝え、きちんと治療を受けるようにというアドバイスでした。

参考資料:
・たかはし耳鼻科「耳鼻科の病気について
・たけむら耳鼻咽喉科クリニック「小児急性中耳炎


2019/01/31

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