乳歯

硬いものを食べると歯並びがよくなるって本当?

乳歯に隙間がなく、医師から硬いものを食べるようにといわれた5歳児について相談がありました。硬いものと歯並びの関係や、永久歯の歯並びをよくするためにできること、矯正が必要になった場合の時期と費用の目安について、専門家の意見を聞いてみましょう。

5歳児のママからの相談:「歯並びについて」

現在全て乳歯なのですが1本1本の隙間がありません。かかりつけ医には硬いものを食べることと言われたので昆布やスルメ、お煎餅などをおやつに与えているのですが、硬いものを食べることで本当にきれいな歯並びの永久歯が生えてくるのでしようか。永久歯が生えるまでの間や永久歯が生えだした頃に気を付けること、出来る事があればしたいです。もし、矯正をする様になった場合は、いつから始めればいいのか、費用はどれぐらいかかるのかも合わせて知りたいです。よろしくお願いいたします。(30代・女性)

硬いものを食べると顎が広く発達する

顎が小さいと歯並びが悪くなるため、硬いものをよく噛むことで顎が広く発達すれば、良い歯並びにつながるようです。

「硬いものを食べる」ということは、「良く噛み顎を鍛える」ということです。顎は、噛むことによって鍛えられ発達します。顎が広く大きく発達することで、歯が生える場所を確保することができます。現代社会には、柔らかいものや食べやすく刻まれた食品が多く、そのような食習慣によって幼い頃から噛むことが減り、顎が小さくなってきています。顎が小さいとそれだけ歯が生えるスペースが制限されるので歯並びに影響します。(看護師)
ただし、硬い食べ物といっても大人でも噛むのが大変なほど硬いものは子どもの顎や歯に負担をかけてしまいます。「強くかみ締めること」よりも「たくさん噛み砕く」という方が大切です。子どもの食事はあまり細かく刻みすぎたり柔らかく煮すぎたりせず、たくさん噛まないといけない大きさにすると良いでしょう。また、噛むことで唾液の分泌が促され、虫歯の予防にもなります。(看護師)
おやつだけではなく、普段の食事の中でも噛み応えがあったり、しっかり噛まないと飲み込みにくかったりする干物や乾物、キノコなどの食材を積極的に取り入れると良いと思います。また、硬いものを食べるだけでなく、正しい噛み方を身につけることも必要です。背筋をしっかり伸ばした姿勢で唇をしっかり閉じ、前後左右の歯をバランスよく使うことが理想です。(産婦人科看護師)

矯正は生え変わり時期の開始が目安

矯正は5~7歳からの開始が望ましいとされており、費用は各クリニックや治療内容によっても異なるようです。

6~7歳頃になると前歯から順に永久歯に生え変わります。永久歯への生え変わりの時期は、永久歯が重なって生えてきていないか・変な方向に生えてきていないかを観察してあげましょう。また、虫歯予防のためにも定期的に歯科医院で検診を受けると良いでしょう。(看護師)
矯正の開始時期ですが、歯が生え変わる5~7歳から治療を開始することが望ましいと言われています。骨格の成長を利用して治すことができるメリットがあります。費用に関しては、保険適用外のためいくらと決まっているわけでなくクリニックで異なります。子どもの矯正では、料金に配慮しているクリニックも多いですが、数十万~数百万円と治療によってかなりの差があります。(看護師)

硬いものをよく噛むことで顎が広く発達し、永久歯の生えるスペースを確保できるため、歯並びをよくすることができるようです。生え変わりの時期は、永久歯の生え方をよく観察し、定期的に歯科検診を受けることが勧められています。矯正の開始時期の目安は5~7歳といわれていますが、費用についてはクリニックにより、また治療内容によりかなりの差があるようです。

参考資料:
噛むこと研究室「幼児期の心掛けが健康な歯をつくる


2019/02/03

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