ピル

ピルは飲み続けても良い?妊娠への影響とは?

ピルを飲み続けているものの、長期間の服用では身体に悪影響ではないのでしょうか。30歳を過ぎて、本格的に妊娠を望む年齢になれば、不安は募るばかりでしょう。そこで、専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「ピルを飲み続けて良いのか心配」

私は、今の彼と付き合うようになり、避妊のためピルを飲み始めました。飲み始めたのは24歳の時でした。当時は、結婚して子どもを作るときにやめればいいと考えていましたが、なかなか結婚するタイミングがなく33歳という歳になってしまいました。ピルは排卵を止めるものという認識があったので、このまま飲み続けて体に影響はないのでしょうか。また、今後子どもを作ることになった時に、出来にくくなったりはしないのでしょうか。年齢が上がるにつれ、心配になっています。(30代・女性)

ピルには身体に良い作用もある

ピルには排卵を止める作用がありますが、それ以外にも病気になるリスクを下げるなど身体に良い作用があるようです。

ピルの「排卵を止める」働きは、ホルモンの作用によって妊娠しているような状態を作り出し、排卵を止めて卵巣を休ませていると考えてください。(看護師)
ピルの服薬を止めた後は、長い休息から覚めた卵巣が元気に働き出し、よりよい卵子を送り出してくれるようです。この卵巣を休ませることは不妊治療で応用されることもあります。(看護師)
卵巣を休ませることによって、卵巣の疲弊を防げますし、卵巣がんや子宮体がんのリスクが低下することもわかっています。(看護師)

ピルをやめれば妊娠できる可能性はある

ピルを飲み続けることで、妊娠しにくくなることはないようです。しかし、排卵の再開には数ヶ月かかるとのことです。

妊娠を望む場合はピルをやめる必要があります。ピルを服用していたからといって妊娠できないことはありません。(看護師)
長期間排卵が抑制されていたこと、子宮内膜にも影響が及んでいたことから2~3ヶ月くらいは子宮の内膜が正常に戻るのを待つことが大切という専門家もいます。排卵は服用中止後3ヶ月以内に再開することがほとんどであるといわれています。(看護師)

妊娠を考え始めたら、パートナーとよく相談しよう

服薬をやめるタイミングは、妊娠を考え始める頃が良いでしょう。パートナーとよく話し合ってみてください。

妊娠するためには、生理周期や排卵の有無を確認する必要もあります。年齢が上がるにつれて生殖機能も低下し妊娠しにくくなるので、パートナーとしっかり話し合われることをお勧めします。(看護師)
服薬をやめれば多くは3ヶ月以内に排卵が再開しますので、基本的には妊娠を考え始める頃に服薬を止めればよいといわれています。(看護師)

ピルには身体に良い作用もあるようです。ピルを長期間服用すること自体が妊娠する力に影響を及ぼすことはないとのことです。副作用がなければこのまま続けても良いでしょう。服薬をやめれば、一般的には数ヶ月後から排卵も始まります。ただし、年齢が上がるにつれて生殖機能も低下してくるとのことですから、妊娠についてはパートナーとよく相談しておきましょう。

監修者:青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。病院や地域の保健センターでの勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・出産・育児相談や女性の身体の悩みに関する相談に親身に応じ、赤ちゃんタッチ講師も務める。一児の母。

2019/01/03

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)