食べ過ぎ

2015/06/08

飲みすぎると胃潰瘍に!子どもが大好きな牛乳、適量はどれくらいよい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

飲みすぎると胃潰瘍に!子どもが大好きな牛乳、適量はどれくらいよい?

身体によくても、子どもが同じものばかり食べるというのは気になるものです。今回は牛乳が大好きな5歳の女の子についての質問です。一日2杯と約束したものの、どれくらい飲ませてよいかわからないというママに看護師さんからアドバイスが寄せられました。

ママからの相談:「5歳の娘が牛乳ばかり飲みたがる」

うちの5歳の娘は牛乳が大好きで、食事どきだけでなく、おやつの時にも牛乳を飲みたがります。あまりたくさん飲むのも心配で、朝食とおやつの時に1杯ずつと約束していますが、5歳児の牛乳の適量はどれくらいなのでしょうか。好きなだけあげても問題ありませんか。アレルギーなどはありませんが、牛乳を飲むとカルシウムが壊れるとか、日本人の胃腸によくないとも聞くので心配です。(30代・女性)

必要な栄養だが飲み過ぎは要注意。肥満だけでなく胃潰瘍になることも。

栄養豊富な牛乳ですが、飲み過ぎると肥満だけでなく、体調不良の原因にもなるようです。

5歳の女児の一日の必要カロリーは約1250kcal、カルシウムは550mg、タンパク質は25gです。他の栄養がとれている場合、牛乳ならコップ2杯、約400mlくらいが目安です。朝食時とおやつに1杯ずつなら問題ないでしょう。(産科・婦人科看護師)
成長期の子どもにとって牛乳は必要な栄養素ですが、やはり飲みすぎはよくありません。牛乳にはタンパク質や脂肪分が多く、肥満になりやすいですし、消化機能が未熟な子どもの胃腸に負担をかけ、下痢しやすくなったり、胃潰瘍になりやすくなります。(産科・婦人科看護師)
身体によいものでも摂りすぎは思わぬ害となります。なんでもバランスよく摂りましょう。(産科・婦人科看護師)

牛乳だけでなくヨーグルトなどに移行して。

カルシウム豊富なイメージがある牛乳ですが、飲みすぎによる悪影響が出る可能性もあるようです。

喘息やアトピーなどアレルギー体質になりやすい上、多量のカルシウムを摂ることで鉄分や亜鉛の吸収が阻害され、鉄欠乏性貧血にもなりやすいです。(産科・婦人科看護師)
カナダの研究では牛乳摂取量が増えると子どもの血中ヒドロキシビタミンD量(ビタミンD)は増加するものの、フェリチン量(貯蔵鉄)は低下する傾向がみられたそうです。たくさん牛乳を飲むと貧血になる可能性があります。ヒドロキシビタミンD量濃度とフェリチン濃度のどちらも適正に維持できる牛乳の量はカップ2杯分(500ml)でした。牛乳は1日2杯でとし、麦茶などの無糖の飲み物にしましょう。(一般内科看護師)
急に牛乳を減らすのはかわいそうですから、低脂肪のものに変えたり、イチゴ牛乳やコーヒー牛乳などから徐々に別のものに移行してください。同じ乳製品でもヨーグルトはカルシウムの吸収がよくなります。(産科・婦人科看護師)

牛乳を飲み過ぎると肥満だけでなく、貧血や体質の変化などが起こる可能性があるようです。牛乳は1日2杯程度にして、あとはほかの飲み物にするとよいでしょう。


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