思春期・反抗期

自発的に動かないのに指示すれば反抗的な9歳の息子…どうすべき?

子どもが反抗的になったらどのように接するのが良いのでしょうか。今回は9歳の男の子についての相談です。お風呂やご飯の用意など指図されなければ動かない男の子ですが、言えば喧嘩腰に反発してきてママを悩ませています。専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

9歳児のママからの相談:「指示されないと動かないのに反抗的な息子」

ひとりっ子の息子は4年生になってから私の指示に全く従わなくなりました。「早くお風呂に入って」「ご飯だからテレビは消して」「もう寝る時間」等、日々の生活において次にすべき行動を促すものがほとんどですが、声をかけても返事すらありません。私も毎日同じことを言い続けることにうんざりして放っておくのですが、自分からそれらの行動を始めることはありません。結局私が怒ってきつく言い、喧嘩腰に「やればいいんだろ!」と反発してきます。もう少し日々を穏やかに過ごしたいのですがどうしたら良いでしょうか。(40代・女性)

子どもの自立に必要な「9歳の壁」は成長の証

小学校中学年に起こる反抗期は順調に成長している証といえるようです。

4年生になってお母さんの指示に従わなくなったということですが、以前は言われたことを素直に実行出来ていたということでしょうか。一般的に第二次反抗期は小学校高学年から中学生頃に見られることが多いようですが、お子さんの場合、少し早く第二次反抗期を迎えているのかもしれません。(看護師)
小学校高学年になれば、親から自立し始める時です。親の言葉に反抗してくれば、きちんと発達している証拠です。反対に聞き分けが良くて頑張り屋さんの子どもの方が気持ちを抑制しているのではないかと心配になります。(看護師)
「9歳の壁」や「中間反抗期」などという言葉が聞かれるほど「9歳」は子どもと親にとって一つのポイントになる年齢です。9歳になると小学校中学年になり、勉強が難しくなったり友達関係が複雑になってきたりします。子どもが言葉で表現しなくても子どもなりにストレスや葛藤を抱えている時期といえます。(看護師)
子どもなりに1日の流れややるべきことがわかっているものの、他にやりたいことがある等、気分的なものからスムーズに行動出来ないのでしょう。それを一番身近にいて心許せる存在のお母さんから指示されると、反発心から余計に時間がかかってしまうのでしょうが、お子さんが自分の意見や意思を持ち始めている証拠でもあり、心の成長過程でよく起こることなので、時間が解決してくれる部分も大きいと思われます。(看護師)

指示より自分で行動を決定出来るよう声かけを

親が指示するよりも子ども自身が自分で決定出来るような声かけを工夫するのが良いとの意見も寄せられました。

時期的に色々なことを理論的に考えることも出来るようになるため、この頃の子どもは大人が言っていることもしっかり理解しています。一方的に命令や指示をするのではなく、本人が計画を立てて自分で決めることが大切です。「放置する」のではなく、「任せる」のです。(看護師)
親はこれまでの人生経験から大人なりの「正解」や「失敗しない方法」を知っていますから、子どもを失敗しない方向へ誘導してあげたくて口を出したくなりますが、子どもも子どもなりの考えや意見を持っています。それにしっかり耳を傾けることが必要です。どうしても言い合いになってしまう時は「私は〇〇くんが言うことを聞かないと悲しい」と自分を主語にして注意すると相手を否定せずに済みます。(看護師)
第一反抗期(2~3歳頃)とは異なり、親が注意したり怒ったりしても、話も聞かず効果的でないことが多く、逆に大人びた言い方で口答えをすることが多いでしょう。そのため、こちらも感情的になってしまいがちですが、怒る時は「一貫性」を持って感情で怒らないようにしましょう。反抗はしてもまだ甘えたい時期です。甘えに来た時は思いっきり甘えさせてあげることも大切です。(看護師)
話をするなら話しやすい環境づくりを心がけましょう。車の中や喫茶店など、いつもと違う環境ならゆっくり話を聞くことが出来るかもしれません。車の中ならお互いに顔を合わせないため、思っていることを伝えやすいでしょう。話をするのを断られるなら改めて機会を設けると良いです。(看護師)
お子さんに自発的に動いてもらうには「早くお風呂に入って」と言うより「何時にお風呂に入る?」とお子さんが自分で決められるよう質問し、約束すると良いかもしれません。なかなか有言実行してくれないこともあるでしょうが、ちゃんと出来たら「今日は約束通りに出来たね。お母さんは家事が捗って助かったよ」等と褒めて下さい。指示しても上手くいかない時は褒めて煽てた方があっさり聞いてくれることもありますよ。(看護師)

小学校中学年の頃の反抗期は成長の一過程のため、時間が解決してくれることも少なくないようです。自分で考えることも出来るようになるので子どもに任せることも大切とのアドバイスもありました。

参考文献:
子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方2』(明橋大二著 1万年堂出版・2011年2月21日)


2019/01/13

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