叱り方

普段は優しいのにキレると妹に暴言を吐く姉…対処法は?

普段は優しいお姉ちゃんなのに、妹と喧嘩になるとひどい暴言を吐くことがあるという7歳児についての相談です。どうすれば暴言をやめさせることができるか、専門家のアドバイスを見てみましょう。

7歳児のママからの相談:「妹への暴言の嵐」

7歳になったばかりの娘についてです。3歳下に妹がいます。小さい子どもが大好きで面倒見が良く、お友達の赤ちゃんなどの面倒見もしたりしてくれるほど、優しくて良いお姉ちゃんです。しかし姉妹で喧嘩が始まり、たまにですがプチンと何かが切れた日には、妹に対して暴言の嵐が始まります。あんたなんか生まれてこなきゃ良かった、この家から早く出ていけ、一生顔も見たくない、などの暴言です。聞いていて悲しくなるので、さすがに同じことをママに言われたらどんな気持ち?悲しくなるし、嫌な気持ちになるなら、もう絶対に言わないで、と伝えます。それでもたまに言ってしまいます。なにか良い対処法はないでしょうか。(30代・女性)

「退行」と呼ばれる防衛機制

お姉ちゃんが妹に意地悪をするのは、退行と呼ばれる防衛機制で、嫉妬の表れであるようです。

上の子が下の子に意地悪をしたり「嫌い」など否定的な言葉を言ったりするのは、やきもちや嫉妬の表れです。親にもっと注目してほしい、甘えたいという気持ちが下の子への意地悪として表現されるのでしょう。妹に意地悪としたときに「お姉ちゃんなのだから」と姉としての立場を自覚させることや「そんなことを言っちゃダメよ!」などと怒ったり下の子の味方をしたりすることは逆効果になりますのでやめましょう。(看護師)
子どもは、弟妹ができると気持ちをうまく表現できなくて、退行と呼ばれる防衛機制が働きます。つまり、赤ちゃん返りが起こります。お話を伺うと、お姉ちゃんとして振る舞えている日の方が多いのではないでしょうか。(看護師)

よく褒め、コミュニケーションをとろう

お姉ちゃんの気持ちも大切にしてあげるようアドバイスがありました。ゆっくりコミュニケーションをとったり、たくさん褒めてあげたりするとよいようです。

叱り方はとても上手です。「ママはそのように言われるととても悲しい」と主語を自分に置き換えて伝えると否定された感じがなく注意することができます。また、お姉さんとして頑張れた時には、よく褒めるようにしましょう。時には、車の中でゆっくり話を聞くのも良いです。感情を少しでも表出できるようしばらくは褒めることを重視してみたらいかがでしょうか。(看護師)
7歳になり一人で出来ることも増えましたが、まだまだ甘えたい年齢です。普段から十分にコミュニケーションをとり、2人きりで遊ぶ時間を作ることも大切です。また、下の子のお世話をお母さんと一緒にし、出来たときにはたくさん褒めてあげると自己肯定感も高まります。(看護師)
他に対処法としては「言わないで」とだけ指示されても、なかなか難しいので「言いたくなったら、お母さんのところにおいで」など、ひどいことを言いそうになってしまったときに気持ちを落ち着ける方法を提案してあげるのはいかがでしょうか。お母様がいつもそばにいないのであれば、他のお部屋に行く、お気に入りのぬいぐるみを抱きしめる等他の方法も考えてあげてください。(産婦人科看護師)
ひどいことを言ってしまった後に少し気持ちが落ち着く頃には、お子様自身にも罪悪感があると思います。暴言を認めることはできませんが「そんなこと言いたくなるくらい嫌なことがあったんだね」と、お子様の気持ちも大切にしてあげてください。暴言の裏にはお子様なりの不満や憤りがあり、それは悪いことではありません。そのような気持ちとどう向き合い、コントロールしていくかということがお子様の課題であると思います。(産婦人科看護師)

上の子が下の子に意地悪をするのは「退行」と呼ばれ、嫉妬の表れだと指摘がありました。お姉ちゃんの気持ちも大切にし、じっくりコミュニケーションをとったり、お姉ちゃんとして頑張れたことを褒めたりするとよいようです。また、暴言に至る感情をコントロールする方法を考えてあげることも勧められています。


2019/02/23

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