不妊治療のタイミング

2人目不妊かも…治療には基礎体温の記録が必要なの?

2人目をなかなか授からないことに悩む女性からの相談です。妊活を始めてから3年経とうとしており、そろそろ不妊治療を視野に入れて産婦人科を受診しようと考えています。基礎体温の記録はこれからつける予定で、短い記録でも参考になるのか分からずにいます。不妊治療における基礎体温の必要性について、専門家の回答を見てみましょう。

妊活中の女性からの相談:「1~2ヶ月の基礎体温は参考になるの?」

2人目の妊娠を希望している39歳です。1人目が2歳を過ぎたあたりから2人目を考え始めたのですが、授からないままもうすぐ3年経とうとしています。私の年齢がもうすぐ40歳ということもあり、自然に任せることに限界を感じていて不妊治療も視野に入れているところです。ただ、お恥ずかしいのですがこれまで基礎体温もつけたことがなく、今のような状態で婦人科へ行ってよいものかと迷っている状態です。今からでも基礎体温は付けるつもりですが、1ヶ月や2ヶ月など短いデータでも持って行って良いのでしょうか。それでも何か参考にはなりますか。(30代・女性)

基礎体温以外の診断方法もある

基礎体温の記録から月経周期と排卵の有無が分かるようです。しかし、最近では基礎体温以外の診断方法もあることから、基礎体温の記録は短いものでも良いとの回答でした。

基礎体温でわかるのは、月経周期と排卵の有無です。排卵があれば、排卵前の月経周期の前半が低温期、排卵後の後半は高温期となります。(看護師)
最近ではさまざまな診断技術が発達していますので、基礎体温を何ヶ月分も測っていなくても、受診していただいて大丈夫です。なぜなら、血液中のホルモン値を測定したり、超音波検査で排卵する卵の成長具合を確認したりすれば患者さんが今、月経周期のどのあたりにいるのか、きちんと排卵が起きているのか医師にはすぐわかるからです。(看護師)

まずは一通りの検査を受けましょう

一般的には、基礎体温をつけてタイミングを計る方法が不妊治療として最初に選択されやすいとのことです。しかし、年齢や前回の妊娠の状況等によっては、不妊治療の方針が変わる可能性があることから、まずは一通りの検査を受けるようアドバイスがありました。

基礎体温をつけて受精しやすい時期を狙っていく方法が一番簡単で取り組みやすいです。そのため、初めての不妊治療ではお勧めすることが多いです。(看護師)
40歳という年齢もあるので、妊娠の確率は年々低下していきます。基礎体温も大事ですが、とりあえず婦人科で一通りの検査をしてもらうことをお勧めします。検査によっては、生理周期の決まった時期にしなければならないものがありますので、逃してしまうと次の周期しかできません。また、子宮卵管造影はその周期は避妊するように指導を受けます。相談者様は、一回の周期を大切にしたい年齢ですので、早めの受診をおすすめします。年齢や前回の妊娠の状況等によって、医療側も提供する不妊治療が変わってきます。(看護師)

不妊治療を視野に入れた産婦人科の受診において、基礎体温の記録は短くても問題ないようです。年齢の心配もあるようなので、お早めの受診をお勧めします。

参考文献:
・辰巳賢一 著 「最新 不妊治療がよくわかる本」日本文芸社 出版 2013.03
・浅田義正/河合 蘭 「不妊治療を考えたら読む本」講談社 出版 2016.07


2019/01/28

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