産後の骨盤

産後の骨盤の広がり…手軽にできるケアを教えて!

産後、骨盤の広がりに悩むママは多いのではないでしょうか。今回は、広がってしまった骨盤をケアする方法を教えてほしいとの相談が寄せられました。自宅で手軽にできる骨盤のケアについて、専門家に教えてもらいましょう。

ママからの相談:「骨盤の広がりをケアする方法が知りたい」

8月に第3子を帝王切開にて出産しました。お互いの両親などは、遠方のため里帰りをせずに自宅で頑張ってます。産後1ヶ月は安静にしていた方がいいと言いますが、自宅にて1人で3人見ている為、安静にできず1日ほぼ子どもの相手や家事などしています。その為、3人も産んでいるので骨盤の広がりケアなどまったく出来ない状態です。将来、更年期が早くなったり尿漏れなどがとても不安です。なにか手軽に出来るケアや気をつけた方がいい事などあったら教えてください。(30代・女性)

トレーニングや骨盤ベルトを使用しましょう

産後の骨盤の広がりに対しては、地道なトレーニングが必要なようです。また、骨盤ベルトを装着すると、緩んだ骨盤を締める効果が期待できるようです。

産後は骨盤内にある多くの臓器を支える骨盤底筋群という筋肉が緩みます。骨盤底筋群は膀胱や尿道を支えており、この筋肉が弱ると尿道が緩んで頻尿や尿漏れなどが起こると考えられています。(看護師)
骨盤底筋群の緩みに対しては、骨盤底筋体操(キーゲル体操)をすることで、骨盤底筋を鍛えることができるので試してみるのも良いです。骨盤底筋体操はとても地味ですがお金をかけず自宅や職場で簡単にできるトレーニングです。ですが、効果が表れるまでには3週間~8ヶ月と言われていますので毎日行う事、続けていく事が大切です。さらに筋肉の衰えは加齢とともに進行しますので今だけではなくこれから先長く行えると良いです。(看護師)
購入費用がかかってしまいますが、骨盤ベルトの装着をすることで緩んだ骨盤を締めることができるので骨盤ベルトを装着するのも良いです。正しい位置につけられているか、助産師などに確認してもらいましょう。(看護師)
片方の足だけを組む、横座り、姿勢なども骨盤がもとに戻るのを邪魔することがあります。できるだけ足を組まない、組むときには両方の足を交互に組む、横座りもやめるほうがいいですね。(看護師)

産後1ヶ月は休める時間を確保しましょう

産後1ヶ月は、休める時間を確保するようアドバイスがありました。家族に協力してもらうことが難しいようでしたら、地域のサービスを利用することも視野に入れて考えてみましょう。

産後1ヶ月は、自分では動けると思っていても、身体の回復は追いついていません。子どもが保育園や小学校に通っているのであればその間に休むようにしてください。家事はダンナさんが帰宅したら手伝ってもらってください。どうしても難しい場合や身体が辛いときは、地域で産後ヘルパーや家事代行サービスが格安で受けられる場合があるので保健師に相談するのもよいと思います。(看護師)
無理をしすぎて貧血で倒れてしまうケースもあるので、休める時間を確保できるようにしてください。(看護師)

産後は、ゆっくりと過ごしたいものですが、家事や育児に追われると自身の身体のケアは後回しにしてしまいがちです。周囲に協力してもらって、休める時間を確保するとともに、手軽に取り組めるトレーニングを始めてみましょう。

参考:
・宮里和子 監 「母性看護学」医学芸術社 発行 2011.03
・利根中央病院「骨盤底筋体操のすすめ~骨盤底筋を鍛えて尿漏れ予防~


2019/01/29

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美