胎児の大きさ

出産リスクも高い「巨大児」、妊娠時に気をつけるべき4つのポイント

安産は全ての妊婦さんの願いといえますが、赤ちゃんが大きめで難産を心配している相談者さんに、看護師さん達がアドバイスしています。

妊婦さんからの相談:「大きめの胎児で難産の心配」

現在妊娠7カ月です。毎回エコーの際に先生から「週数の割に大きめですね」といわれます。大きめだというだけで注意はされませんが、このままでは巨大児になるのではと心配です。私は身体が小さいので赤ちゃんが大きいと難産になりそうですが、何かできることはありますか? (34歳・女性)

巨大児になる原因

胎児が巨大化する理由は、以下の2つのケースが考えられます。

1.遺伝性のもの:
赤ちゃんの体型は、2歳までは遺伝による影響が大きく、母親か父親の背が高く体格がよいと、赤ちゃんもそうなる可能性が高くなります。(一般内科看護師)
2.妊娠糖尿病や体重の増え過ぎ:
巨大児になりやすい要因は、母体が妊娠糖尿病に罹っている、または体重が増え過ぎた場合。母親の努力次第でコントロールすることが可能です。(一般内科看護師)
巨大児とは出生時の体重が4000g以上の新生児のことで、母親が糖尿病を合併していたり、予定日を過ぎた場合によくみられます。胎児の成長は喜ばしいですが、大きい赤ちゃんは難産になりやすく、出産時のリスクも高まります。成長した赤ちゃんを小さくはできないため、母体の急激な体重増加を防ぐようにして下さい。(産科・婦人科看護師)

巨大児にしないためのポイント4点

難産のリスクを避けるために、食習慣や運動で体重管理を行いましょう。

1.カロリーを控えめに:
妊娠中の必要カロリーは妊娠末期(28週以降)で2250kcal。食事と間食のカロリーを合わせてこの範囲内に収まるよう心がけるましょう。(一般内科看護師)
2.塩分は控えめに:
塩分を過剰に摂取すると食欲が増し、体内に水分が停滞してむくみの原因に。塩分は控えめに、醤油ではなくポン酢やその他の調味料で味付けを。(一般内科看護師)
3.間食を健康的なものに替える:
間食を果物や野菜、おしゃぶり昆布やこんにゃくゼリー、おからクッキーなど、健康的でカロリーの低いものに。(一般内科看護師)
4.適度な運動を行う:
出産に必要な筋肉を鍛える、大きなお腹で思うように動けないストレスを解消する、摂り過ぎたカロリーの消費、肩や首のコリを和らげるなど運動には様々な利点があり、胎児の巨大化を防ぎます。ヨガやスイミング、ストレッチ、妊婦体操や近所への散歩・買い物など、適度な運動を心がけましょう。(一般内科看護師)

さらに具体的な食事や運動の内容なども。

妊娠後期に余分なカロリーは必要ありません。間食を止め、少量でバランスのとれた食事を心がけてください。肉など動物性脂肪を多く含むものを避け、白身魚、鶏肉など脂肪分の少ないもの、胎児にも必要なビタミン、葉酸、鉄分、カルシウムを含む、葉物野菜、海藻類、大豆製品、乳製品などがお勧めです。比較的カロリーが少ないので、量を食べても体重にはあまり影響しません。(産科・婦人科看護師)
家事に加えて約30分間の散歩など、無理のない範囲で運動し、体調がよければ歩くペースを早くしたり、時間を長くしてみてください。大きい赤ちゃんでも自然分娩できるよう、足腰を鍛える体操やストレッチをお勧めします。あぐらをかくと股関節が柔らかくなり、開きやすくなります。エコーで赤ちゃんの体重や頭の大きさも予測できますので、合わせて体重をコントロールしてください。(産科・婦人科看護師)

食事や適度な運動で胎児の巨大化を抑える事は可能なようです。


2015/06/11

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)