ストレス

円形脱毛症や帯状疱疹に…ストレスによる影響?

子どもが円形脱毛症や帯状疱疹を発症した場合、何かストレスを抱えているのではないかと心配になりますよね。精神科などの病院を受診した方が良いのでしょうか。そこで、専門家に相談してみました。

40代女性からの相談:「ストレスによる影響?」

小学生5年生の息子のことです。ある時、子どものつむじあたりの髪の毛がなくなっていることに気付きました。子どもに伝えてみましたが、「自分で抜いてしまった。」と言うのです。ストレスからくる円形脱毛症じゃないか心配でした。しばらくすると髪の毛は生えてきましたが、その後また円形脱毛症になったので「病院いこうよ。」と話しましたが、「今度なったら行く。」と言うので、病院には行きませんでした。そしたら、これもまた自然に生えてきて、ホッとしていましたが、今度は体の上半身の半分赤いブツブツが出来たので病院にいきました。帯状疱疹とのことでした。幸い、痛みは無く、痒みがあったくらいで済みましたが、何か悩み事があったのでは、と思って話しを聞き出そうでとしましたが、「何もない。」と返され原因が分からないままです。とても心配なのですが、精神科を受診してみた方がいいのでしょうか。(40代・女性)

ストレスが原因で抜毛症や帯状疱疹発症することも

円形脱毛症の場合、原因は断定できないようです。しかし、抜毛症や帯状疱疹は主にストレスが原因で起こると考えられているようです。

子どもの脱毛症の原因は、皮膚の問題(自己免疫疾患・自己免疫・アトピー素因など)と精神的な問題が考えられます。後者は、精神的なストレスから自律神経のバランスの乱れや自己免疫応答が起こることで発症することが多いと言われています。(看護師)
円形脱毛症の単発型は自然に治るケースが多いのです。原因ははっきり分かっておらず、自己免疫疾患やアトピー体質の人や遺伝も関係があるといわれています。いろいろな研究からストレスは関係がないことが分かっています。しかし、自分で抜くという「抜毛症」は一種の抑圧によるストレスから起こると考えられています。(看護師)
抜毛症といって、子どもが自分の髪を抜く原因は主にストレスと言われていますが、小さいうちは癖になっていたり、髪を抜くことに快感を覚える場合もあります。また、小学生では、勉強についていけない事・友人関係・自分の体の変化・授業中の暇つぶしなどでも髪を抜く子がいるそうです。(看護師)
帯状疱疹は、昔に感染した水疱瘡(水痘)のウィルスが体内に残っていて、免疫力が低下したときに再活動することにより発症します。免疫力が低下する原因は、精神的ストレスをはじめ、疲労・睡眠不足・身体の冷え・栄養バランスの乱れなどがあります。小学校高学年になると友達関係や勉強・家庭環境などにストレスを抱えることが多くなります。つまり、帯状疱疹も精神的ストレスが原因である可能性があります。(看護師)

悩みを無理に聞き出そうとはせず見守る

子どもが悩みを打ち明けるまでは、そっと見守ることも大切です。気分転換できるよう好きなことをさせてあげるのも良い方法ですね。

悩みなどを無理に聞きだそうとはせず、心配している・気にしているというサインを出しておくことが大切です。また、家庭がストレスにならないよう、夫婦関係・親子関係を見直すことも大切です。もし、いじめなどの問題が懸念される場合は、学校の先生に相談しておくと良いでしょう。(看護師)
お子さんの話をしっかり聞いてあげることが大切ですが、自分からはなかなか言い出せないと思います。「何かあった?」と聞いても、「何もない」と答えるでしょう。原因が分からなければ対策は難しいですが、いつもママは見方であること、辛い事は無理しなくていいことなどを伝えてください。(看護師)
小さな悩みばかりではないと思いますが、お子さまが親に相談しようと思うまではそっと見守ってあげていてよいと思います。いつもと様子が違うと感じていること、いつでも話を聞くよということを伝えてあげてください。(看護師)
好きなこと(クラブ活動、友達と遊ぶことなど)を思いっきりやらせてあげることも一つのサポートです。(看護師)

病院は皮膚科と精神科を受診しよう

脱毛や帯状疱疹が起こったときは、皮膚科を受診した方が良いそうです。一方で、ストレスに関しては、精神科や心療内科でカウンセリングだけでも受けてみると良いでしょう。

脱毛が起こった場合には、まず皮膚科系に問題が無いかを知る必要がありますので、皮膚科を受診することをおすすめします。(看護師)
精神科への受診というよりは帯状疱疹が悪化しないよう皮膚科への受診を続けられる方が良いと思います。栄養バランスの良い食事や充分な睡眠がとれるようサポートしてあげてください。(看護師)
本人は嫌がるかもしれませんが、精神科や心療内科のカウンセリングだけでも受けていいと思います。(看護師)
家族のサポートでもなかなか脱毛が改善されない場合は、心療内科、小児心療内科などの病院を受診するのも一つの方法です。必ずしも薬を処方されるわけではありません。アドバイスをもらうこともできます。毎日の表情の変化を見たり、話を聞いたり、焦らず見守りましょう。(看護師)

子どもは、ストレスによってさまざまな病気を発症することがあります。いつでも見守っていることを伝えて、悩みを打ち明けるまで待ってみても良いかもしれません。症状が悪化するようであれば、早めに病院を受診しても良いでしょう。


2019/02/15

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美