子宮頸がん

子宮頸がんクラス3a、毎回変化なしで検診に行くのが億劫に

子宮頸がんクラス3aと診断され、定期的に検診を受けていたものの、毎回同じ結果なので検診に行きたくないという相談が寄せられました。専門家は何とアドバイスしているでしょうか。

身体についての相談:「子宮頸がん検診の時期について」

32歳の時に不正出血があり、産婦人科を受診しました。 子宮頸がんの検査をした結果、クラス3aと診断され、その後3ヶ月ごとの検診を受けてきております。その後変化はなく3ヶ月ごとの受診も億劫になり2年で検診に行くのを自己判断でやめました。2年前より職場の検診で子宮頸がん検診もしてもらえるようになったので受診していますが毎回ひっかかります。【要精密検査】のため再検査していますが、以前の検診結果と変化はありません。特に自覚症状もなく、結果も毎回同じなので、出来るなら検診も行きたくありません。どのような自覚症状が出れば、受診すべきなのでしょうか。(30代・女性)

がんになりきる前に発見することが重要

子宮頸がんは進行が遅く、異形成のある場合は、きちんと検査をしてがんになりきる前に対処することが重要であるようです。

子宮頸がんは、細胞診で異形成が発見された場合、異形成の程度を確認し、またそれが子宮頸がんに進行する可能性を考えて定期的に検査をする必要があります。一度異形成が発見された場合は、3ヶ月ごとの細胞診を3回行い、それをクリアすればその後は1年~2年に一度の定期検診で良くなります。(看護師)
7~9割が2年以内に正常に戻るというデータがありますが、残りの1~3割は高度異形成を経てがんになります。がんになるまでには3~7年はかかると言われていますが、定期的に検査を受けていれば、がんになりきる前に発見することができます。(看護師)
子宮頸がんは進行が遅いがんで、早期に発見されれば侵襲の少ない手術で済んだり、子宮を温存したりすることも可能ながんです。がん化する前に適切な検査で早期発見・早期治療をすれば恐いがんではありません。そのため、異形成が確認されている以上、フォローの検査が必要になります。(看護師)

自覚症状が出たらもう進行している

自覚症状が出てから受診するのでは遅いため、面倒でも検診をきちんと受けることが強く勧められています。

子宮頸がんの特徴は自覚症状がないことです。不正出血や性交渉の時の出血、下腹部や腰の痛み、茶色いおりものの増加や悪臭などの症状が出てきた時にはもう進行していると考えてください。クラス3aと診断されているのであれば、医師の指示通り定期的な検診を受けてください。「結果が同じ」というのは進行していなくて良かったと思えれば良いもので、決して検診を止めて良い理由になるものではありません。(看護師)
子宮頸がんの症状は、腹部の違和感・腹痛・不正出血などがありますが、症状が出た時はすでにがんが進行していることが多くあります。子宮頸がん検診は苦痛と思いますが、症状が出てからではなく、定期的に健診を受けてください。(看護師)
子宮頸がんはありふれたがんかもしれませんが、侮ってはいけません。進行すると再発率も死亡率も上がります。このまま検診を受けずに過ごすリスクと面倒でも検診を受けることをよく考慮なさってください。(看護師)

子宮頸がんは進行が遅く、がんになりきる前に発見することができれば決して恐いがんではないようです。異形成のある場合は、がん化し始めていないか定期的に検査することが重要だとアドバイスされています。自覚症状が出てからではもう進行していることが多いため、面倒でも検診は必ず受けることが勧められています。


2019/02/22

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美