とびひ

10歳の女の子の目の下のとびひ跡が色素沈着…どうすれば治る?

子どもは痒いとすぐに触ってしまい、色素沈着を起こすことがあります。今回は10歳の女の子についての相談です。目の下のとびひ跡を無意識に触ってしまい、色素沈着してしまったといいます。薬や保湿で治せるのかと悩むママですが、専門家からはどんなアドバイスが寄せられたでしょうか。

10歳児のママからの相談:「色素沈着してしまったとびひ跡」

10歳の娘の目の下にとびひの跡があります。1年前に目の下が赤くなった際、感覚過敏のある娘は掻きむしってしまい、薬を塗りながら様子を見ていたのですが、酷くなってしまって最終的にステロイドの入った薬を使ってようやく治りました。しかし、花粉の季節や乾燥する季節になると、同じ場所の皮が剥けてきたり痒くなったりで無意識に触ってしまうようで、薄く色素が沈着してしまいました。このような跡は薬や保湿で治るものなのでしょうか。(30代・女性)

とびひは早期受診・早期治療を。乾燥に注意して

とびひになったら出来るだけ早く受診して、感染と炎症を抑えるのが良いようです。

とびひは「伝染性膿痂疹」と呼び、虫刺されや汗疹・掻き傷などに細菌感染を起こした状態をいいます。皮膚の乾燥やアトピー性皮膚炎など、バリア機能が低下していると起こりやすいといわれています。とびひになった場合は、なるべく早く感染と炎症を抑える必要があります。(看護師)
皮膚の炎症が長期的に続くことで色素沈着が起こります。色素沈着はステロイドの長期使用によるものではなく、皮膚の炎症が長期化したことによる皮膚の破壊によって起こります。そのため、痒みや赤みが出た場合はなるべく早く受診をして炎症を早期に抑えることが大切です。(看護師)
とびひ部分が酷くならないように、手を清潔に保ち、鼻を手で触らないようにし、爪を切って、とびひ部分を綺麗に洗浄してあげることが必要です。また、虫刺されの予防や汗をかいたら拭き取ってあげる等の対応も必要です。(看護師)
乾燥する季節に症状が出るのであれば、日頃から保湿を心がけた方が良いと思います。皮膚科で処方された保湿剤や市販の物で低刺激の子ども用の保湿剤を使用して下さい。なるべく掻かない方が良いですが、痒みがあれば無意識に掻いてしまい、掻くことで皮膚の炎症が起こり、更に痒くなって掻くという悪循環になります。症状がある時は早めに病院を受診して下さい。(看護師)

子どもの色素沈着は成長して薄くなることが多い

子どもの頃は細胞分裂が活発なため、色素沈着や傷跡は目立ちにくくなるようです。

子どもの場合は細胞分裂が活発なので色素沈着や傷跡も早く薄くなります。しかし、皮膚がダメージを受けた状態では治癒が進みませんので、保湿と紫外線対策、十分な睡眠と食事習慣に注意する必要があります。皮膚は乾燥によりバリア機能が低下するため保湿はとても重要になります。入浴後などに保湿クリームをしっかり塗ってあげると良いでしょう。(看護師)
子どもの皮膚はデリケートなので、少し掻いてしまっただけでも皮膚が傷つき、跡になりやすいです。また、目の下は薄い皮膚のため跡になりやすい場所ともいえます。しかし、新陳代謝も活発なので次第に目立たなくなってくると思います。年齢が上がるにつれて皮膚も厚くなってくるため長い目で様子を見て下さい。(看護師)
多くの子どもの場合、とびひのような掻き傷の傷跡は自然に消失することが多く、成長に伴って薄くなっていくことでしょう。今出来ることといえば今以上に酷くならないために日に焼けないよう日焼け止めをこまめに塗る等のケアです。帽子をかぶる等の予防法もあります。出来るだけ触らないよう注意しましょう。(看護師)
ステロイドを使う際は医師の指示どおりに使用して、自己判断で薬の量を変えたりやめたりしないようにしましょう。皮膚は清潔にして保湿に努めて下さい。保湿剤は病院で処方された物を使い、なければ身体に合う物を日常のお手入れとして使用すると良いでしょう。ホホバオイル等の植物性は癖もなく使いやすいのでお勧めです。爪が伸びていると掻いた時に皮膚を傷つけてしまうので、お子さんの爪が伸び過ぎないよう気をつけてあげましょう。(看護師)

成長後も消えないならレーザーで除去することも

成長しても跡が気になるようならレーザー除去という手段もあるとの声もありました。

使用するタオルは吸収性の良い綿素材の物が良いでしょう。痒みが出たら一時的に冷やすのも効果があります。冷たいタオルやタオルに包んだ保冷剤などで冷却して薬を塗ってみて下さい。お子さんの爪は短くカットし、外に出る時は日焼け止めを塗って下さい。色素沈着が残ったままでしたら、大人になってからレーザーで除去する方法もあります。(看護師)
保湿効果の高いクリームを塗る等の対処で肌のターンオーバーを正常に戻していくようにしましょう。それでも傷跡が気になるなら、皮膚科を受診して相談しても良いかもしれません。大人になっても消えない等、気になるような場合、レーザー治療など様々な方法がありますので、形成外科や美容外科などに相談しても良いでしょう。(看護師)

子どもは痒いとつい触ってしまうため、手を清潔にして爪が伸びていないか気にしてあげるのが良いようです。心配なら皮膚科で相談するのが良いとの声も寄せられました。


2019/05/02

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美