とびひ

とびひになったら保育園は休ませるべき?通園再開のタイミングは?

子どもがとびひになった時、どのように対処するのが良いのでしょうか。今回は1歳のママからの相談です。腕にブツブツが出来、とびひかと思い病院に行ったところ、アトピーと診断されたといいます。とびひとアトピーはどうやって見分けるのでしょうか。もしとびひになったら保育園は休ませるべきなのでしょうか。専門家に聞いてみました。

1歳児のママからの相談:「とびひになった場合の保育園について」

現在1歳の娘がいます。以前、腕に少しプツプツとしたものがあり、保育園の先生にとびひじゃないかと言われたことがあります。その時は病院に連れて行き、アトピーが原因だと言われました。もしとびひになった場合、アトピーと区別がつくのか心配です。とびひになったら保育園を休ませる必要があるのでしょうか。休ませる場合は何日休ませるのか、また通園のタイミングには症状がなくなったら等の決まりはあるのでしょうか。(30代・女性)

とびひはアトピーと関係あり。症状出たらすぐ受診を

とびひとアトピーは無関係ではないようです。素人判断は難しいため症状が出たら早期受診が必要とのアドバイスがありました。

とびひは正式には「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と呼ばれます。虫刺されや汗疹を掻いたところや、小さな皮膚の傷に細菌が入り、感染することで発症します。細菌の種類によって、水ぶくれが出来るものとかさぶたが出来るものに分かれます。(看護師)
とびひは伝染性膿痂疹症といわれる細菌感染の一種です。傷に黄色ブドウ球菌やレンサ球菌といった細菌が侵入して感染を起こしますが、皮膚の抵抗力が落ちている時やアトピー性皮膚炎があれば感染しやすくなります。(看護師)
とびひは、弱った皮膚が細菌感染を起こすことをいい、虫刺され・汗疹・アトピー性皮膚炎など、起因は様々です。また、アトピー性皮膚炎ととびひ(伝染性膿痂疹)は無関係ではありません。アトピー性皮膚炎で皮膚のバリア機能が低下している皮膚に細菌が付着し、とびひを発症する場合が多いです。(看護師)
アトピー性皮膚炎はアレルギーが原因で起こるのですが、湿疹やかさぶた、痒み等があります。とびひは正式には「伝染性膿痂疹」といいます。アトピー性皮膚炎などで掻いて出来た傷に黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などが入り込んで繁殖する皮膚感染症です。水泡が破れ、掻いた手を介して広がっていきます。アレルギー皮膚炎の人はとびひに感染しやすいといわれています。(看護師)
アトピー性皮膚炎のある方は皮膚のバリア機能が低下しているため、細菌に感染しやすく、とびひにかかりやすいといえます。アトピーととびひは見た目では判断しづらいため、医師に診察してもらうのが確実だと思います。(看護師)
アトピーは出来やすいところが決まっている方が多いので、前と同じところに出来た場合はアトピーによるものの可能性が高いです。とびひは掻いた手を介して他の場所にも出来ます。どんどん増えるようならとびひと考えてよいです。(看護師)
とびひは感染部分に水疱が出来て膿みが出るものや、かさぶた(痂皮)になるものがあります。症状がアトピー性皮膚炎に似ているため判別が難しいこともあります。素人では判別は難しく、子どもが痒がる・患部が赤い・ジュクジュクしている等の症状が現れた場合は、早めに皮膚科を受診し、専門医の判断を仰ぎましょう。(看護師)

とびひは学校感染症第三種。完治するまでは休ませて

とびひは感染したら出席停止が必要と法律に定められているようです。

とびひは、学校感染症第三種(その他の感染症)に該当します。出席停止期間は「何日間」と定められていませんが、「医師が感染の恐れがないと認めるまで」とされています。(看護師)
患部が限局していて、全てをガーゼ等で覆うことが出来、医師が許可すれば出席は可能ですが、患部が身体の色々なところに広がり、全て覆うことが出来ない場合や症状が酷い場合は、出席停止が必要です。いずれにせよ、専門医の判断が必要のため、症状が見つかった場合には早期受診を心がけましょう。(看護師)
一般的にとびひは赤いジュクジュクした傷があり、痒みを伴います。肌を清潔にすることが大切です。患部も石鹸を使って優しく洗い、しっかり乾燥させて下さい。傷はガーゼ等で保護し、お子さんが掻かないようにしましょう。虫に刺されないよう、虫よけ対策も必要です。法的な決まりはありませんが、傷がジュクジュクしている間は保育園を休ませた方が良いでしょう。黒くなってカサブタになればプールも可能になります。(看護師)
とびひは学校保健安全法という法律の中で「学校感染症、第三種(その他の感染症)」として扱われています。何日休ませるというきまりはありませんが、接触することで他の人にうつる可能性があるため、医師の診察を受け、患部をガーゼや包帯で覆って露出していなければ、登校・登園出来ます。多発している場合や身体全体に広がっている場合は休ませるほうが良いと思います。(看護師)
とびひの目安は水ぶくれの大きいものが沢山あったり、皮膚がジュクジュクして黄色い膿が出ていたりする点です。基本的には医師に診察、治療してもらい、患部をガーゼや包帯で覆っていれば、登校や登園は許可されます。病変が広範囲であったり、全身症状があったりする場合、学校を休んでの治療が必要です。プールや水泳は完全に治るまでは禁止です。欠席期間は病変の範囲や状態により変わるため医師に確認しましょう。(看護師)

とびひとアトピーは判別が難しいようですが、アトピーは毎回同じところに出来、とびひはどんどん広がっていくといった違いはあるようです。とびひの場合、出席停止は決まっているものの期間は症状によるため、医師の判断を仰ぐ必要があるとの声もありました。

参考資料:
ベネッセ 情報サイト「体の部位アドバイス 皮膚に関すること


2019/02/22

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美