とびひ

プールでとびひは感染する?スイミングを通わせても大丈夫?

子どもに多い皮膚病のひとつに「とびひ」がありますが、どのようにして感染するのか心配になりますよね。今回の相談者さんは、お子さんがプールの季節にとびひに感染した経験があり、治った現在、子どもをスイミングスクールに通わせたいと思いつつも、またとびひに感染するのではないかと心配しています。プールによってとびひは感染するのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「スイミングで皮膚病にかからないか心配」

現在3歳の子を育てているのですが、4月から幼稚園に行き始め、夏のプールの季節にとびひにかかってしまい、皮膚科に連れて行きましたが治るまでとても長い時間を要しました。小学校入学までに泳げるようにしたいと思い、現在スイミングスクールへの入会を検討しているのですが、スイミングスクールに通うとやはりとびひや水いぼなど皮膚に関する病気にかかる確率が高いのでしょうか。そのことが気がかりで入会するか迷っております。(30代・女性)

とびひはプールの季節に流行。小さな子どもが感染しやすいのが特徴

とびひは、「伝染性膿痂疹」と言い、皮膚の傷から細菌感染が起こります。

夏を迎えて学校や幼稚園でプールが始まると小さな子どもを中心に流行するのがとびひです。(看護師)
とびひは、「伝染性膿痂疹」と言い、虫刺され・汗疹・傷・アトピー性皮膚炎など、皮膚の傷ついている部分に細菌感染が起こることをいいます。特に子どもは鼻を触った手で傷に触ったり掻いたりすることで感染することが多くなります。
黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が原因での感染症で、接触すれば他の子にも感染する可能性があります。(看護師)
プールで感染症が広がりやすい要因としては、肌が露出しており患部と接触しやすい・集団行動・粘膜の間接的接触がある・体力が消耗するなどがあります。また、プール水や施設の衛生管理・タオルなどの共用・プール前後の体の清潔なども関係してきます。(看護師)

プールの水では感染しないが、感染した場合はプールの利用は避けて

とびひは、プールの水で感染するのではなく、皮膚が接触することで感染するようです。タオルや浮き輪、ビート板の共用には注意が必要です。

一般的にはとびひにかかるとプールに入ることを禁止されますが、プールの水で感染するわけではなく、タオルの共用や浮き輪やビート板の共用、皮膚が接触することでうつるといわれています。集団生活をしていれば肌と肌が触れ合うことは避けられないと思いますので、プールだけを気にする必要はないと思います。(看護師)
とびひに罹った状態でのプールはさらに皮膚にダメージを与えたり、他人への感染を引き起こす可能性があるため治るまで禁止されています。(看護師)
プールは自分の病変を悪化させたり、人にうつす恐れがあります。プールや水泳は完全に治るまでは禁止です。もちろんスイミングスクールのプールも同じで感染の可能性はあります。とびひだけではなく結膜炎などにもかかる可能性はあります。

予防策を知ってスイミングを始めよう

とびひを予防するためには、皮膚を清潔に保ち、爪を短く切るなどの対策が有効です。あまり神経質にならずに、スイミングを始め、さまざまな経験をさせてあげる方が良いのかもしれません。

普段から皮膚を清潔に保ち保湿をする・虫刺されを予防する・汗を拭き取り汗疹予防をする・爪を短くし手を清潔に保つなど、とびひを予防することが大切です。また、少しでも痒みや皮膚の赤みを発見した場合には、すぐに受診し早めの治療をすることが大切です。(看護師)
年齢が上がるにつれて免疫機能が高まったり、皮膚も厚くなりますのでとびひもかかりにくくなると思います。とびひにかからないように気をつけることは爪を短く切っておくこと、皮膚を清潔に保ってあげることです。また、鼻を触る癖のある場合はその手で皮膚を掻かないように気をつけてあげてください。とびひの原因になる細菌が鼻にいることが多いので、鼻を触った手で皮膚の傷を触ると感染しやすくなるためです。(看護師)
皮膚を清潔にする、爪を短く切る、手をよく洗うなどの感染の予防を日常的に心がけることが大切です。アトピー性皮膚炎があると感染しやすいので心配になるかもしれませんがあまり考えすぎず、いろんな経験をさせてあげてもいいかもしれません。(看護師)

とびひはプールの水で感染するのではなく、皮膚の接触などで感染します。予防策を知っていれば、有効な対策ができますので、スイミングなど習い事を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料:
皮膚科Q&A「とびひ


2019/08/04

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美