とびひ

とびひにかかりやすい我が子。兄弟への感染も心配…どう予防する?

子どもがとびひに感染すると心配になりますよね。今回の相談者さんは、子どもがよくとびひに感染してしまうようで、兄弟への感染も心配しているようです。なぜ、頻繁に感染してしまうのでしょうか。また、効果的な予防策はあるのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「とびひの予防策を教えて!」

7歳の長男が、よくとびひに感染します。痒くて、掻きむしってしまい、とびひになってしまうようです。時期に関係なく、いつのまにかかかってしまっている時があります。膝の裏、腕がよく感染します。どうしでも寝ている間にかいてしまうことが多いです。掻かないようにする以外、予防策はありますか?かかりやすい子は、何回もかかりつづけるのでしょうか?毎回抗菌剤を飲むので、耐性がつかないかも心配です。また、3歳の次男も、肌が弱く掻きむしりがちで、湿疹ができたりしてうっているのかなと心配しています。うつる場合、同じ時期になるのでしょうか?それともずれて忘れたころにでしょうか?教えてください。(30代・女性)

とびひは患部の接触で感染する

とびひは、感染してから、2日~10日程度で症状が現れます。患部の接触や皮膚のバリア機能が低下している場合、何度もかかってしまうようです。

とびひは患部の接触で他の子にうつることがあります。1人が感染して肌の接触があればもう1人も感染すると思います。(看護師)
かかりやすい子は皮膚のバリア機能が低下している場合が多く、何度でもかかります。感染する細菌によって潜伏期間は異なりますが、2日~10日程度で症状が現れます。鼻の中に原因となる細菌が潜んでいることが多いので、鼻を触らないように気をつけることも予防の1つです。(看護師)
感染した菌の量や傷の状態によりますが潜伏期間は2日から5日間です。とびひは細菌が原因で生じる疾患です。ウイルスとは異なり、免疫は成立しないのです。そのため何回でもとびひにかかります。(看護師)

とびひの予防策は清潔を保つこと

とびひの予防策は、肌を清潔に保ち、傷つけないよう注意することです。特に入浴は、兄弟で分ける方が望ましいでしょう。

とびひになったら肌を清潔にし(幹部も石鹸で丁寧に洗います)しっかり水分を拭き取ってから、軟膏を塗ってください。お子さんが掻かないよう、患部はガーゼなどで保護し、お子さんの爪は短くカットして、寝ている間に掻くようでしたら、手袋をさせてください。絆創膏は粘着力が強く、絆創膏についた細菌で感染を広げることがあるので、貼らない方がいいでしょう。入浴は最後にした方がいいですし、タオルは共用しないでください。(看護師)
虫に刺されないよう虫よけ対策を行い、外出の後・患部を触ったときなどよく手を洗ってください。蚊が増える夏に多い疾患ですが、最近は1年中、発症するようです。(看護師)
とびひは皮膚の傷に細菌が感染することで発症しますので、虫刺されやあせもだけでなく、怪我による小さな傷も感染のもとになります。皮膚のバリア機能を低下させないことや、清潔に保つことが予防策に繋がります。掻いてしまっても皮膚を傷つけないよう爪を短く切っておくことや、お風呂でせっけんをよく泡立て、泡を転がすように皮膚をこすらずに丁寧に洗うこと、タオルや衣服の共用をしないことなどが大切です。(看護師)
兄弟がおられるようなので他の子ども達の後で入浴させてあげましょう。入浴後は滲出液が周囲に接触しないよう、軟膏の塗付、ガーゼの保護などの処置が必要です。どうしても寝ている間で無意識に掻いてしまう場合は手袋をはめたり長袖、長ズボンを履くようにする方法もあります。(看護師)
アトピー性皮膚炎の人は感染しやすいので日ごろからスキンケアを心がけましょう。(看護師)

とびひは、何度もかかることのある皮膚病で、患部の接触によって移ります。肌の清潔を保つなどスキンケアが予防に効果的です。兄弟がいれば、入浴を分けるなど注意すると良いでしょう。


2019/08/12

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美