妊娠後期のお腹の張り

寝ている間にお腹をさすって張りの原因に…どうすればいい?

妊娠後期に入るとお腹の張りに悩まされることも少なくありません。今回は8ヶ月の妊婦さんからの相談です。眠っている間にお腹をさすってしまい、お腹の張りの原因になっているという相談者さんですが、どうしたら良いか悩んでいます。専門家からはどんなアドバイスが寄せられたでしょうか。

妊娠中の体調についての相談:「妊娠後期のお腹の張りについて」

現在、妊娠8ヶ月です。お腹の張りがあります。さすると良くないと言われていますが、時々張ってきてしまいます。さすると張ってしまうそうなのですが、病院の先生には「さすってないように見えて実はさすっているかもしれない」と言われました。もしかすると寝ている間にお腹が大きくて窮屈なのでさすっているではと思いますが、寝ている間はどうすることもできません。どうしたら良いのでしょうか。(30代・女性)

お腹の張りには注意して。切迫早産の可能性も

お腹の張りには観察と注意が必要のようです。切迫早産の可能性もあるとの声もありました。

お腹の張りは、切迫早産の徴候である可能性があるため、観察と注意が必要です。妊娠中お腹が張りやすくなる原因は、過度な運動・長時間同じ姿勢をとる・ストレス・疲労・緊張などがあります。お腹が張った時に横になり、30分程度で治まるようであれば心配はいりません。頻繁に張ったり、張る時間が長くなったりするようであれば、すぐに病院を受診しましょう。(看護師)
夜中にもお腹の張りを経験する方は多くいます。これは、緊張やストレス、寝る姿勢にも影響を受けます。特に仰向けで寝ることでお腹が張るという方が多いようですが、自身がどの姿勢で寝る時にお腹が張りやすいか観察し、その姿勢をなるべく避けるようにしましょう。この時期の仰向けは、おなかが張らなくても低血圧になる可能性がありますので、避けておきましょう。(看護師)
妊娠中はよくお腹の張りがあり、お腹をさすることで張りを助長する場合があります。お腹を冷やさないようにし、お腹が張る時は治まるまで休んで下さい。30分以上張りが治まらない時やだんだん強くなる時、痛みを伴う時、定期的に張ってくる時は病院に連絡して下さい。(看護師)

寝る姿勢の影響も。眠る時はシムス位の姿勢で

寝る時の姿勢の影響もあるようです。シムス位と呼ばれる姿勢で寝るのが良いとのアドバイスもありました。

寝ている間に軽くお腹に手を当てたりさすったりする分には大きく心配する必要はありません。なるべくさすらないようにといわれますが、手を縛るわけにもいかず、寝ている間はどうしようもないかと思います。(看護師)
夜は、クッション等を活用しながら出来るだけ楽な姿勢をとり、リラックスして入眠出来るようにしましょう。過度の心配やストレスはお腹の張りを助長してしまいます。あまり考え過ぎないようにしましょう。寝ていても起きてしまうほどのお腹の張りが頻繁に起こったり腹痛があったりする時は要注意です。病院を受診しましょう。(看護師)
お腹に負担をかけない姿勢にシムス位という姿勢があります。基本的に左右どちらでも良く、自分が楽だと思う方を向いてください。左側を下にした方がお腹の負担が軽くなるともいわれますが、どちらでも大丈夫です。横向きになり、上になる方の膝を軽く曲げます。この時に抱き枕やクッションを膝に挟みます。仰向けで寝るとお腹が張りやすいので試してみて下さい。(看護師)

妊娠後期に起こりがちなお腹の張りですが、30分以上続いたり痛みを伴ったりする場合は早めに病院に行った方が良いようです。


2019/02/23

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美