子どもの病気・ケガ

娘の鼻にデキモノが…面疔?他に考えられる病気は?

鼻の頭にできるデキモノのひとつに「面疔(めんせつ、めんちょう)」がありますが、子どもにもできるものなのでしょうか。今回の相談者さんは、子どもの鼻の頭にデキモノができ、面疔なのではないかと疑っているようです。相談者さん自身も面疔になった経験があるため、なおさら心配だと言います。専門家に相談してみました。

30代男性からの相談:「鼻のデキモノは面疔?」

最近になって、7歳の娘の鼻の頭に面疔のようなデキモノができてしまいました。発赤というより中心部が白く周辺は赤く腫れあがっております。面疔はホルモン分泌過剰やブドウ球菌の増殖と聞いていましたので、7歳の娘にも面疔が出来るものなのかと疑っております。わたしも13歳くらいの時に面疔になっており、以来35歳今の年齢でも疲れがたまっていると、たまに出来てしまいます。遺伝性もあるのかわかりませんが、面疔なのかそれともほかの疾患なのか教えてください。(30代・男性)

面疔は子どもでも起こる

面疔は、黄色ブドウ球菌などによる感染で発症するため、子どもでも起こる可能性があります。ニキビと面疔を見分けるのは難しいようです。

面疔のほとんどは、黄色ブドウ球菌が毛穴から脂腺に入り込み細菌感染を起こすことで発症し、子どもにも起こる可能性はあります。中心部が白く周囲が赤く腫れるのは、中心に膿が溜まっているからと考えられます。ニキビなどに比べ痛みが強く、触らなくても痛みを伴う場合もあります。(看護師)
鼻の頭にできるニキビのようなできものを面疔(めんせつ、めんちょう)といいます。面疔は顔の皮膚についている黄色ブドウ球菌などが、汗腺や毛穴に入り込んで炎症を起こしたものです。吹き出物の一つですが、疲れ・ストレス・睡眠不足・ホルモンバランスの変化・免疫力の低下で起こりやすくなりますから、子どももできる可能性があります。遺伝性の関連はないと思います。(看護師)
ニキビの原因はアクネ菌やホルモンバランスまたはストレスなど様々です。面疔とニキビは症状や見た目が似ているため見分けることは難しいでしょう。面疔であった場合、悪化すると発熱や頭痛などの全身症状を伴い、危険な合併症を起こす可能性もあります。(看護師)

治療によっては切開する場合もある

面疔の治療は、薬の内服と軟膏の塗布ですが、場合によっては切開することもあるようです。子どもの場合、悪化しやすいのが特徴です。

抗菌薬や抗生剤の内服や軟膏で治療を行いますが、治癒が遅い場合は切開することもあります。早めに受診し、適切な治療を受けることで早期に治癒します。皮膚のバリア機能が低下していたり、皮膚が汚染されていたりすると発症しやすくなります。 (看護師)
子どもの場合は、面疔の部分を触ったり、引っ掻いたりすると症状が悪化する可能性がありますので、無意識に触ってしまいそうな場合は絆創膏で保護すると良いでしょう。また、全身の免疫力が低下していても発症しやすく、悪化しやすくなりますので、普段からの生活習慣にも気をつける必要があります。面疔が遺伝するという医学的根拠は見つけられません。(看護師)
大人は化粧品などが原因となることもありますが、子どもの場合は多量の汗や皮膚の汚れ、手で掻きむしることなどが原因となることが多いです。汚れた手で顔を触らないこと、清潔にすることを心がけてあげてください。にきびよりも炎症が深くなっていますので、抗生物質の内服や軟膏による治療が行われれる場合もあります。(看護師)

再発・多発を繰り返す場合は受診しよう

面疔が治っても、再発・多発を繰り返すようであれば、皮膚科を受診しましょう。

もし、面疔が治癒してもすぐに再発する・多発する場合は、免疫障害などが隠れている可能性もありますので、専門医に相談しましょう。(看護師)
応急処置として市販の軟膏も使えますが、この場では面疔なのか、別の吹き出物なのか判断できませんから、皮膚科を受診してください。(看護師)

面疔は、黄色ブドウ球菌などによって引き起こされ、子どもにも発症します。特に子どもの場合は悪化しやすいため、早めの受診が望ましいです。ニキビとの鑑別も難しいため、自己判断せず、専門家に相談しましょう。

参考資料:
マイカラット「面疔とは?「できると危険」といわれるのはどうして?

座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。

2019/03/17

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