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安定期、検診も順調、趣味の旅行に出かけても大丈夫?

旅行が趣味のプレママから相談です。経過も順調なので、安定期に入ったら国内旅行に行きたいようですが、不安もあるようです。専門家はなんとアドバイスしているでしょうか。

プレママからの相談:「妊婦の旅行について」

もうすぐ安定期に入るのですが、安定期に入ったら飛行機や新幹線に乗って旅行をしても構わないのでしょうか。場所は国内で、離島など遠い所には行かないつもりです。母子手帳と保険証と担当医の許可があれば大丈夫なのか、しかし、旅行当日に担当医に旅行の了承を貰っているわけではないので、遠出する事自体に不安があります。私自身は元気で健診も順調です。旅行が趣味なので安定期のうちに行けたらいいなと思っています。(30代・女性)

移動時間が短い目的地への旅行を

妊娠中でも旅行は可能ですが、近場にすること、母子手帳と保険証を携帯することが勧められています。

妊婦が飛行機や新幹線に乗ってはいけないという決まりはありません。子どもが生まれてからはなかなかゆっくりとした旅行には行けないからと、安定期のうちに旅行をされる方も多いです。経過が順調で担当医の許可がある場合は、母子手帳と保険証を携帯し、旅行を楽しまれても良いと思います。(看護師)
飛行機に乗る場合は、航空会社によって「32週以降は医師の診断書が必要」や「出産予定日前28日以降の搭乗は不可」などの規定が定められていますので、事前に確認することが必要です。また、体調に問題がない場合も必ず担当医に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。(看護師)
何かあってもすぐに受診できるよう旅行先は国内にすることをおすすめします。その中でもなるべく移動時間が短い目的地を選択しましょう。妊娠中は血圧変動をしやすかったり、長時間同じ姿勢でいることでお腹が張ったりする可能性がありますので、長時間の飛行機や車での移動は避けるようにしましょう。(看護師)
無理をせず、近場に出かけることをおすすめします。安定期といっても人それぞれに体調は違います。温泉地などは産院も少ないですので、状態や場合により通院先に受診する場合もあり得ます。戻ってこられるよう、より近場のほうがよいでしょう。(看護師)

事前の備えと無理のない計画を

妊娠中は予期せぬことが起こる可能性があるということを忘れず、事前の備えと無理のない計画、そして自分の体調に気を配ることが大切だとアドバイスがありました。

自身は元気でも、妊婦となるといつ何が起こるか分かりません。母子手帳と保険証があっても、病院がなければ意味がありませんから、事前に行先で、もし体調不良になった時、どこに受診・相談に行ったらよいか調べておきましょう。ツアーのように時間の制限があったり、次々と観光したりするより、こまめに休憩を取り入れて、個人でゆっくり観光できる方がよいでしょう。(看護師)
妊娠中は、生理的に血液が固まりやすくなるような状態になります。加えて、大きくなった子宮が静脈を圧迫するので、同じ姿勢を取り続けることでむくみやすくなり、深部静脈血栓症を発症しやすい状況になります。ですから、飛行機や車での移動中は水分補給をし、なるべく脚を動かして深部静脈血栓症の予防をするようにしましょう。(看護師)
妊娠中は普通に生活していても予期せぬことが起こるものです。歩きすぎないこと、無理をしないこと、温泉に入る場合は長湯をしないことなど、普段以上に身体の調子に気を配り、いつもと違うなと感じたら休むようにしてください。必要に応じて、旅行に同行する人にも妊娠していることを伝えておいてください。何かあっても慌てずに済むよう、ナプキンの用意や医療機関への連絡手段は確保しておいてくださいね。(看護師)

妊娠中でも旅行はできますが、移動時間の短い行き先を選択するようアドバイスがありました。あらかじめ行き先の病院を調べておく、母子手帳などを携帯するといった準備はもちろん、必要に応じて休憩できるよう無理のない計画を立てることが大切であるようです。

監修者:青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。病院や地域の保健センターでの勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・出産・育児相談や女性の身体の悩みに関する相談に親身に応じ、赤ちゃんタッチ講師も務める。一児の母。

2019/04/28

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