陰部のトラブル

陰部のかゆみやおりものの異変に注意!カンジダ膣炎とは?

陰部周辺のかゆみやおりものの異変に悩まされる女性は多いのではないでしょうか。相談者さんはプールへよく通うため、プールが原因で起こるものではないかと心配しています。何が原因なのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「陰部がかゆい…何が原因?」

最近、おりものが水っぽくなったり、においがあったり、時には白くチーズのような塊が出たりと、以前と違う感じがします。 陰部周辺がかゆくなることも増えました。病院へ行こうと思いつつも、なかなか勇気が出ません。市販の薬を使用するだけでも症状は改善するのでしょうか。また、スポーツジムでプールへ行く事が多いのですが、プールが原因ということは考えられますか?時期的には、梅雨時期やジメジメした天気が続く日が多い気がします。(30代・女性)

カンジダ膣炎の可能性が高い

陰部のかゆみや白くぽろぽろとしたおりものであれば、カンジダ膣炎かもしれません。ストレスや免疫力の低下によって起こる病気で、経験する女性は多いようです。

ご質問の内容から、お悩みの症状はカンジダ腟炎によるものではないかと思われます。カンジダという腟の中にいる常在菌の異常な増殖によって起こる腟炎です。経験する女性も多く、ポピュラーな病気と言ってもよいです。(看護師)
白くぽろぽろしたおりものであればカンジダ膣炎を患っている可能性があります。真菌の一種であるカンジダは常在菌で普段は害がありません。しかし、疲れた時やストレスがたまっているときや風邪などで免疫力が低下した時に増殖し、炎症を引き起こします。(看護師)

カンジダ膣炎はプールでは感染しない

カンジダ膣炎は、プールの水を介して感染することはないようです。しかし、治療中にプールに行けば、症状を悪化させる恐れがあります。

プールの水を介して感染することはありません。しかし、感染している人とタオルを共有すると感染リスクは高まります。性行為でも感染しますが、それだけではなく、抗菌薬の服用や妊娠、過労、睡眠不足などによる免疫機能の低下、通気性の悪い下着の着用など発症には様々な原因があります。(看護師)
プールですが、水中でカンジダ菌が誰かからうつることはありません。しかしタオルを共有してカンジダ菌をうつしてしまう可能性はあります。またカンジダ膣炎の治療中に海やプールに行くことは症状を悪化させ、うつすリスクがあるためにおすすめできません。しっかり治してから行くようにしましょう。(看護師)

市販薬ではなく受診して薬を処方してもらおう

カンジダ膣炎の治療は、抗真菌薬の膣錠やクリーム剤を使用します。市販薬ではなく、産婦人科を受診して、薬を処方してもらった方が良いでしょう。

治療薬は市販されていますが、初めてかかった時には医師の診断が必要ですので、まずは受診をしてくださいね。診断がでて治療を始めて、症状が軽くなっても医師から許可がでるまで、薬をつけ続けてください。途中で止めるとまたすぐ再発することになります。(看護師)
抗真菌の膣錠やクリーム剤で治療します。産婦人科で受診して薬を処方してもらうことをおすすめします。(看護師)

陰部のかゆみや白いおりものは、カンジダ膣炎の症状かもしれません。プールの水で感染することはありませんが、体調が悪い時は避けた方が良いでしょう。市販薬ではなく、産婦人科を受診して、適切な薬を処方してもらう方が良いそうです。

監修者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。

2019/02/14

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